【保存版】NFTマーケットプレイスとは?国内・海外のおすすめ14選を比較
NFTプラットフォーム公開日 : 2021年07月05日 | [更新日] 2023年01月01日
NFTマーケットプレイスとは、NFTの売買取引ができるプラットフォームです。
NFTマーケットプレイスによって取り扱い作品や特徴が異なるため、自身のニーズに最適なところを選ばなければいけません。
しかし、国内外に数多くのNFTマーケットプレイスが誕生しているため、マーケットプレイ選びに迷っている方も多いでしょう。
本記事では、国内外で人気のマーケットプレイスの特徴比較から選定ポイントまで解説します。
目次
NFTマーケットプレイスとは?
NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)とは、偽装・改ざん不可能なデジタルデータを示します。
従来、デジタルデータはデバイスさえあれば簡単に手に入れられるメリットがある一方、改ざんや偽造が容易で信用性が低いデメリットがありました。
しかし、NFTの誕生によりデジタルデータに唯一無二の証明価値を付加できるようになりました。
関連記事:NFTとは?わかりやすく仕組みや特徴、作成・購入・販売方法を解説
NFTの売買取引をする場所が、NFTマーケットプレイスです。
絵画や写真、音楽などデジタルデータ化できるものならば何でもNFTマーケットプレイスに出品できます。
国内NFTマーケットプレイスのおすすめ8選を比較
国内のNFTマーケットプレイスのうち特に知名度が高く、おすすめのマーケットプレイス下記8つの特徴を紹介します。
どのNFTマーケットプレイスを利用しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1:LINE NFT
出典:LINE
ソーシャルメディア「LINE」を提供するLVC株式会社は、2022年春にNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を提供する予定です。
LINE NFTの特徴は以下の通りになります。
- 一時販売から二次流通までワンストップでできる
- 日本円でNFTを購入できる
- LINEでNFTを送信できる
- ガス代がかからない
日本円でNFTを購入できるため、NFT初心者の方でも気軽に売買できます。
2:Adam(アダム) by GMO
出典:Adam by GMO
GMOインターネットグループが運営するNFTマーケットプレイスです。Adam by GMOの主な特徴は以下の通りになります。
- 著名人が制作したNFTアートを取り扱っている
- クレジットカードや銀行振り込み払いに対応
- スポーツやアニメ、映像などのエンタメコンテンツが豊富
2021年12月時点ではβ版の提供となっており、一般アーティストの出品は受け付けていません。
ただし、東村アキコや『Dr.コトー診療所』の山田貴敏、小室哲哉など著名人によるNFTアートを多数販売しています。
日本円での決済もできるため、仮想通貨を持たない方でも参加しやすいです。
Adam(アダム) by GMOについて詳しく知りたい方は「Adam byGMO(アダム)とは? 販売商品・登録方法を画像で解説」の記事をご覧ください。
3:Coincheck
出典:Coincheck
Coincheckの特徴は次の3つです。
- 金融庁登録済の暗号資産交換業者
- 取り扱い通貨数が国内で第一位
- 信頼できる運営元と高い信頼性
Coincheckは、コインチェック株式会社が経営している仮想通貨取引所です。
仮想通貨は2017年の大幅な高騰を機に注目を集めた暗号資産であり、現在はビットコインを始め、たくさんの仮想通貨が流通しています。
Coincheckは、親会社が東証一部上場企業のマネックスグループであり、金融庁登録済です。
一時期増えた怪しげな仮想通貨取引所とは異なり、信頼性が高くなっています。
取り扱いが可能な通貨が国内では最も多く、Coincheckでしか取り扱いがないコイン・トークンも豊富です。
また、口座開設も取引き操作も簡単でスピーディーなため、投資のチャンスを逃しません。
スマホアプリが使いやすく、操作性に優れている日本国内の仮想通貨取引所です。
\ アプリダウンロード数No.1 /
4:nanakusa
出典:Nanakusa
Nanakusaの特徴は次の3つです。
- イラストをはじめとする創作物を売買可能
- クリエイターだけでなく、NFTを所持している人同士でも売買可能
- NFTを所持している人同士の売買でも製作者や事業者に永続的にロイヤリティが入る
Nanakusaは、以下のようなことができるサイトです
- 公認のコンテンツホルダー・NFT販売事業者・個人活動するクリプトアーティストが、自身が作成したり所持したりしているNFTを売買する
- nanakusaの利用者同士が自分たちが所持しているNFTを売買する
決済トークンは、イーサリアムとPolygonに対応しています。
nanakusaの特徴は、作品を所持している方同士が売買した場合も、製作者や事業者に永続的にロイヤリティが可能です。
どちらにロイヤリティが入るようにするかは、nanakusa使用時に決めることができます。
5:TOKEN LINK
出典:TOKEN LINK
TOKEN LINKの特徴は次の3つです。
- ゲームアイテムの購入及び、IOSTベースのNFTアイテムが売買できる
- 日本人に使いやすいマーケット
ゲームアイテムを資産にすることが可能
TOKEN LINKは、日本人に使いやすいマーケットをモットーに開発・運営されているNFTマーケットプレイスです。
主に下記2点を対応しています。
- ゲームアイテムの購入
- OSTベースのNFTアイテムの売買
TOKEN LINKでは、現在自社開発・運営のブロックチェーンゲーム「CrossLink」内のNFTアイテムが取り扱われています。
オンラインゲームのRMTは以前から行われていましたが、違法な物だったり詐欺が横行したりしたため、誰もが気軽に売買できるものではありませんでした。
しかし、NFTマーケットプレイスを利用することで、安全に手軽にゲーム内のアイテムが売買できます。
6:miime
出典:miime
miimeの特徴は次の3つです。
- 日本円で決済が可能
- 9タイトルのゲーム内のアイテムなどを売買可能
- クレジットカードと専用アプリで決済がきる
「miime(ミーム)」は、株式会社メタップスアルファが運営するNFTマーケットプレイスです。
ほかのマーケットプレイスが独自の決済トークン(仮想通貨)が必要なのに対し、miimeは日本円での決済ができます。
日本円での決済が可能なため、NFTマーケットプレイスを利用する敷居がぐっと下がりました。
現在のところ、miimeで取り引き可能なNFTアイテムは「My Crypto Heroes」をはじめとする9つのゲーム内で使えるデジタルアイテムです。
運営している、株式会社メタップスアルファは、将来的にカードアイテム・ワイン・アートと取引できる商品を増やしていく予定です。
miimeについて詳しく知りたい方は「miime(ミーム)とは?使い方から出品・落札手順まで徹底解説」の記事をご覧ください。
7:Rakuten NFT
出典:Rakuten
楽天グループは2022年春にNFTマーケットプレイスをローンチさせると発表しています。
Rakuten NFTの特徴は、楽天IDを利用したクレジットカード払いに対応し、決済時には楽天ポイントを貯める/使うことができる点です。
また、楽天が展開する様々なサービスと連携させる予定だそうです。
そのほかにも、Rakuten NFTで購入したNFTの個人間売買や出品者は独自のサイトでNFT販売できるなど豊富な機能が発表されています。
Rakuten NFTの提供が開始されると、さらにNFTが身近なものになり、業界の盛り上がりが期待されます。
8:パ・リーグ Exciting Moments β
パ・リーグ Exciting Moments βは、プロ野球のパ・リーグとメルカリがタッグを組んで提供するNFTマーケットプレイスです。
2021年内にローンチされる予定です。
NFTマーケットプレイスでは、パ・リーグ6球団に所属する現役選手の動画の購入ができます。
開始当初は購入のみの提供となりますが、2022年以降には再販機能も実装される予定です。
海外NFTマーケットプレイスのおすすめ6選を比較
海外NFTマーケットプレイスのうち特に知名度が高く、利用者の多いマーケットプレイス下記6つの特徴を紹介します。
特徴や取り扱っているアイテムを比較してみてください。
1:OpenSea
出典:OpenSea
OpenSeaの特徴は次の3つです。
- NFTマーケットプレイス一番の老舗
- 世界中のアーティストから作品を売買可能
- ロイヤリティが製作者に支払われるシステム
OpenSeaは、2017年よりスタートアップによって運営されている世界最大のNFTマーケットプレイスです。
仮想猫の販売・購入・繁殖を目的としたゲーム「クリプトキティ」のNFTアイテムの売買からはじまり、現在ではアートやゲームキャラクター・ドット絵など多彩なNFTが売買されています。
OpenSeaでは、NFTを定額だけでなくオークション形式で販売することができ、さらに販売するごとに10%のロイヤリティが製作者に支払われるシステムです。
また、アメリカのサイトではありますが、日本語にも対応しており初めての方でも使いやすいシステムとなっています。
OpenSeaについて詳しく知りたい方は「オープンシー(OpenSea)とは?特徴と今後の予想/見通しを解説」の記事をご覧ください。
2:Rarible
出典:Rarible
Raribleの特徴は次の3つです。
- 独自通貨(トークン)「Rarible(ラリブル)」で取引を行う
- ゲームアイテムからアートまで売買可能
- 独自通貨をもっているとコミュニティ投票などに参加する権利を得る
Rarible(ラリブル)は、2020年よりサービスが開始されたNTFマーケットプレイスです。
ゲームアイテムからアートまで販売可能なことは、OpenSeaと同様ですが、独自通貨(トークン)Raribleのみで取引きができます。
Raribleはまだ仮想通貨としてはマイナーで、日本では取引きが開始されていません。
Raribleでは、「市場流動性マイニング制度」を導入しているため、NTFを売買すると独自通貨を獲得できます。
そのため、売買しているだけで独自通貨を報酬として得ることが可能です。
さらに、独自通貨をもっているとコミュニティ投票の参加権など、運営に関わることもできます。
コミュニティの運営に関わることで、利用者が一定の自治権を得ていることも大きな特徴です。
Raribleについて詳しく知りたい方は「Rarible(ラリブル)とは?特徴や売買方法、注目理由を解説」の記事をご覧ください。
3:SuperRare
出典:SuperRare
SuperRareの特徴は次の3つです。
- デジタルアート収集に特化したNFTマーケットプレイス
- 審査に合格すれば世界中からNFTを出品可能
- 世界的に有名なアーティストなども作品を出品している
SuperRareは、アーティストやコレクターを対象にデジタルアートを出品・売買できる世界最大のNFTマーケットプレイスです。
審査に通過すれば誰でも作品を出品でき、独自通貨で売買が可能となっています。
Twitterやインスタグラムで作品の宣伝を行い、売買はSuperRareで行うアーティストも増加中です。
価格はオークション等で決められ、支払いは独自通貨ですが、価格はドルベースで記録されます。
そのため、資産価値が分かりやすいです。
世界的に有名なDJ、deadmau5(デッドマウス)のNFTが出品されたことでも話題になりました。
SuperRareについて詳しく知りたい方は「SuperRare(スーパーレア)とは?使い方・購入手順まで解説」の記事をご覧ください。
4:Nifty Gateway
Nifty Gatewayは、認証されたアーティストのNFT作品を取り扱うマーケットプレイスです。
著名人とのコラボを多くしている点も特徴であり、これまでにパリス・ヒルトンやエミネム、ミック・ジャガーなどがNFTアートを出品しています。
また、世界的なNFTアーティストBeepleの作品を1ドルで落札できるなどのユニークなキャンペーンも実施しています。
SuperRareについて詳しく知りたい方は「ニフティゲートウェイ(NiftyGateway)とは?特徴と今後の予想/見通しを解説」の記事をご覧ください。
5:NBA Top Shot Marketplace
NBA Top Shot Marketplaceでは、NBAのスター選手のビデオクリップやハイライト、アートなどを購入できるNFTマーケットプレイスです。
NFTアートは数ドルから購入できるため、参加ハードルが低いマーケットプレイスと言えます。
6:Axie Marketplace
Axie Marketplaceは、ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」で使えるアイテムや土地の売買ができるNFTマーケットプレイスです。
レア度の高いモンスターやアイテムほど高値で取引されます。
ゲームをしてお金を稼げることから、Axie Infinityは新たなマネタイズ手法として注目を集めています。
Axie Marketplaceについて詳しく知りたい方は「メタバースのおすすめは?プラットフォームの比較と始め方を解説」の記事をご覧ください。
NFTマーケットプレイスの選定ポイント
NFTマーケットプレイスにより、特徴や取り扱いNFT作品などが異なります。
自身に最適なNFTマーケットプレイスを選ぶためには、下記のポイントをチェックしてください。
- 取り扱いNFT作品
- 手数料
- 操作性
- 二次販売の可否
それぞれのポイントについて解説します。
取り扱いNFT作品
NFTマーケットプレイスごとに、取り扱うNFT作品の傾向が異なります。
例えば、Adam by GMOは著名人のNFTアートを多数扱い、nanakusaはイラストを中心としたNFTアートを取り扱います。
特にNFTを出品する場合は、出品作品と相性の良いマーケットプレイス選定をしなければいけません。
例えば、カードゲームのNFTを中心に取り扱うマーケットプレイスでは、写真のニーズは少ないため、取引成立させるのは難しいです。
NFTで利益を上げるためにも、自身のNFT作品のニーズがあるマーケットプレイスを選びましょう。
手数料
NFT作品の取引価格が安くとも、ガス代(取引手数料)が高い可能性があります。
NFTマーケットプレイスの中には、ガス代無料で売買できるところもあります。
余計な出費をおさえたい方は、ガス代無料のNFTマーケットプレイスで取引することが賢明です。
ガス代をお得にしたい方は「OpenSeaの販売にかかるガス代とは?節約する3つの方法も紹介」の記事で詳しく解説をしております。
操作性
海外のNFTマーケットプレイスを利用する場合は、操作性を確認しましょう。
英語にしか対応していないNFTマーケットプレイスでは、取引をスムーズに進めるのが難しいです。
NFT初心者の方は、まずは国内NFTマーケットプレイスの利用から始めるようにしましょう。
海外のマーケットプレイスを利用する際は、日本語に対応しているか確認し、対応していなければ必要に応じて翻訳ツールを用いるのがおすすめです。
二次販売の可否
NFT投資法の一つに、購入したNFTを二次販売して、利益を上げる手法があります。
ただし、NFTマーケットプレイスによっては二次販売が許可されていません。
二次販売を考えている方は、事前に利用規約で二次販売の可否を確認し、適切なマーケットプレイスを選びましょう。
2時販売について詳しく知りたい方は「OpenSeaでNFTが売れたら二次報酬が得られる?販売方法も紹介!」をご覧ください。
まとめ:NFTマーケットプレイスの比較とチェックをしてみよう!
今回は、NFTマーケットプレイスの定義や、海外と国内の有名サイトの比較を行ってみました。
NFTマーケットプレイスの定義や特徴は下記5選です。
- NFTマーケットプレイスは、NFTを売買できるサイト
- 仮想通貨・ゲームキャラ・アートなど売買できるものは多数ある
- 日本では、仮想通貨の取引所などが該当する
- NFTマーケットプレイスによって売買されている物が異なる
- 支払いは独自通貨(トークン)が原則
今後もNFTマーケットプレイスは増加し続けていくことが予想されます。
新しいビジネスチャンスも出てくるでしょう。
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WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。