OpenSeaで「売れない作品」を「売れる作品」に変える7つのコツ
NFTの稼ぎ方公開日 : 2021年10月11日 | [更新日] 2024年11月01日
「OpenSeaに出品したNFTアートがなかなか売れない」という悩みをお持ちではないでしょうか?売れないNFTアートには必ず理由があります。売れない理由を知らないと、売れるNFTアートは作れません。
本記事では、OpenSeaで売れないNFTアートの特徴や売れるためのコツを解説します。
本記事を読めば、売れない理由と売れるコツを正しく理解でき、あなたの作品が売れる可能性を高められます。ぜひ最後までお読みいただき、今後のNFTアートの創作活動に活かしてください。
- OpenSea(オープンシー)で売れないNFTアートには3つの特徴がある
- OpenSea(オープンシー)で売れるためには7つのコツを押さえよう
- 売れているNFTアート作品を5つ紹介!
- 作品が売れた後にもすべきことが3つある
目次
OpenSea(オープンシー)で売れないNFTアートの特徴3選
OpenSeaで初めてNFTアートを出品したとき、なかなか作品が売れずに戸惑うことがあります。
NFTアートは出品するだけで、簡単に売れるものではありません。初めのうちは、今から紹介する売れないNFTアートの特徴に当てはまっている作品もよく見受けられます。
売れるコツの前に、まずは売れない作品の特徴を正しく理解しておきましょう。OpenSea(オープンシー)で売れないNFTアートの特徴は、下記の3つです。
- 認知されていない
- トレンドを押さえていない
- 作品に魅力がない
認知されていない
売れないNFTアートの1つ目の特徴は、作品が世の中に認知されていないことです。これはNFTアートに限った話ではありません。
例えば新しい商品が販売されたとき、その商品がどれほど優れていても、全く知らない商品を買いたいと思う人は少ないです。広告を出して宣伝をしたり、有名人が使っていて口コミが広まったりするなど、まずは商品を知ってもらう必要があります。
NFTクリエイターは「良い作品を作れば売れる」と考えがちですが、実際には異なります。NFTアートの販売は、作品の認知が重要です。
トレンドを押さえていない
売れないNFTアートの2つ目の特徴はトレンドを押さえていないことです。NFTアートはSNSのアイコンとして使われるなど、デジタルファッションの要素があります。
生活必需品などと違って、NFTアートはトレンドの影響を強く受けます。日本でNFTアートが盛り上がり始めた2021年夏以降は、かわいい女の子のイラストが描かれた1点物のNFTアートが人気です。
また2022年の春には、AIによって大量生成されるジェネラティブNFTアートの成功例が日本でも登場し始めました。このように、NFTアートを売るには「今来ているトレンドは何か」を把握する必要があります。
作品に魅力がない
売れないNFTアートの3つ目の特徴は作品に魅力がないことです。NFTアートはリアルな芸術作品と同じで、万人受けする必要はありません。一部の人だけに刺さるような、尖った魅力が好まれる場合もあります。
買い手は流行りに乗った作品を買いたいと考えるケースも多いですが、最後に購入の決め手になるのは「自分自身が魅力を感じる作品かどうか」です。買い手がほしいと思う魅力的な作品を作ることを心がけましょう。
OpenSea(オープンシー)で売れない→売れるものにする7つのコツ
OpenSeaであなたのNFTアートを売れるようにするにはコツを押さえることが重要です。ここではNFTアートを売れるものにするコツを7つ紹介します。
作品の制作段階で心掛けるべき内容もあれば、純粋にマーケティングの視点で外せない要素もあります。ぜひ1つずつ内容を確認して、参考にしてください。
売れないNFTアートを売れるものにする7つのコツは、以下の通りです。
- 市場分析をする
- トレンドを押さえた作品を作る
- 付加価値を付ける
- SNSで宣伝する
- 適切なマーケットプレイスで出品する
- ETH(イーサリアム)で出品する
- 価格を高くしすぎない
市場分析をする
まずは市場を分析しましょう。どのような作品がどれくらいの価格で売れているかを把握することは、NFTアートに限らず何か商品を販売する時にまず最初にやるべきです。
特にNFTアートは、仮想通貨市場全体の市況によって売れやすさが常に変化しています。1週間前は高額なNFTアートも売れていたが、今週に入ってさっぱり売れなくなったというケースも珍しくありません。
作品の制作を開始してからも、常に市場の様子を見ておきましょう。
トレンドを押さえた作品を作る
自分が作りたい作品を作ることは、決して無意味ではありません。しかし、その作品が売れるかはまた別の話です。
CryptoPunks(クリプトパンクス)など、シンプルなドット絵のNFTアートが高額で取引されることもあります。あなた自身がドット絵のイラストに価値を感じていなくても、世の中が評価していれば、それこそが今のトレンドです。
売れるNFTアートは必ずトレンドを押さえています。市場分析をする中で、今どのようなトレンドが来ているか把握しておきましょう。
付加価値を付ける
NFTアートに付加価値を付けると売れやすくなります。
NFTはただのデジタルデータですが、さまざまな用途があります。NFTアートが活用されうるケースを把握して、あなたの作品にも付加価値を付ければ、売れるようになるかもしれません。
例えば、特定のNFTアートを保有している人だけが参加できるコミュニティを作ると、付加価値がつきます。あなたの作品のファンであれば、作者であるあなたが運営するコミュニティに入りたいと思うものです。
コミュニティのシステムとして、NFTアートを持っている人だけが参加できる設定にすれば、NFTアートはコミュニティ参加の会員権のような役割を果たします。
このような付加価値をつけることでNFTアートはより売りやすくなります。
SNSで宣伝する
今の時代において、SNSは宣伝の必須ツールになりました。NFTアートを宣伝するには、SNSを活用するのがベストです。特に、TwitterはNFTアートに関する内容で日々盛り上がっています。
また、NFTアートを購入する人は日本人に限りません。むしろ、海外の投資家の方が日本の投資家よりもNFTアートを買ってくれる可能性があります。SNSを運用する際は、日本語に加えて英語での発信をするとよいでしょう。
発信を見て興味を持った人が、スムーズにあなたの作品を確認できるように、SNSのプロフィールや固定投稿にはあなたのNFTコレクションへのリンクを貼っておくのがおすすめです。
Twitterなら固定ツイートの内容をツリー型にして作品紹介をすると、買い手からもあなたのコレクションの内容が分かりやすくなります。
適切なマーケットプレイスで出品する
NFTアートをどのマーケットプレイスで販売するかはとても重要です。例えばお店を構えるときに、人通りの多い大通りに店を持つか、人が全然通らない裏路地に店を持つかで売上は変わります。
本記事ではOpenSeaでの出品を前提に解説していますが、NFTのマーケットプレイスは他にもあります。
おすすめのNFTマーケットプレイスを知りたい方は「NFTで売れるものは?高額で売れたNFT事例や販売ポイントも解説」も参考にしてください。
イーサリアム(ETH)で出品する
OpenSeaには2022年4月現在、NFTアートを出品できるネットワークが4つ存在します。そのなかでもおすすめは、イーサリアムネットワークです。
イーサリアムは他のネットワークに比べて作品数も多く、その分買い手の数も多くなっています。ガス代が高額などの問題点もありますが、イーサリアムは売り手も買い手もNFTに本気の人が最も多いネットワークです。
価格を高くしすぎない
NFTアートの中にはかなり高額な値段で取引されている作品もあります。しかし、自分の作品が同じように高い価格で売れる可能性は低いです。
作品の認知度が低いうちは価格は安めに抑えて、NFT初心者でも手が届きやすい範囲で設定しておくことをおすすめします。
売れるNFTアートを作るポイントは、「NFTで売れるものは?高額で売れたNFT事例や販売ポイントも解説」でも解説しています。ぜひ参考にしてください。
【売れないときのお手本】OpenSea(オープンシー)で売れている作品例5選
OpenSeaで売られているNFTアートの中で、よく売れている作品を見ていきましょう。これらを参考にすると、あなたのNFTアートを販売する際のヒントが得られるかもしれません。
それぞれのコレクションが、売れるようにするためのコツを押さえているか確認しながら見ていきましょう。
紹介する作品は下記の5つです。
- CryptoPunks(クリプトパンクス)
- CryptoNinja(クリプトニンジャ)
- Hashmasks(ハッシュマスクス)
- Where My Vans Go
- rkrkrk Collection
CryptoPunks(クリプトパンクス)
CryptoPunksは世界で最も有名なNFTアートの一つです。シンプルなドット絵の作品ですが、CryptoPunksをはじめとしたドット絵の作品はNFTアートの世界では根強い人気があります。
CryptoPunksがそのトレンドを作ったと言っても過言ではありません。OpenSeaではイーサリアムのネットワークで出品されており、保有しているだけで世界中のNFTホルダーから一目置かれる作品です。
数千万円の価格での売買が日常茶飯事なほど人気のコレクションですが、作品制作の参考にすべき要素はとても多い作品です。
CryptoPunksのようなドット絵の作品自体は、誰でも簡単に作れます。「CryptoPunks(クリプトパンクス)の作り方|出品のやり方を徹底解説」で詳しく解説しております。
CryptoNinja(クリプトニンジャ)
CryptoNinjaは、日本のインフルエンサーであるイケハヤ(イケダハヤト)氏が運営するNFTコレクションです。
イケハヤ氏はCryptoNinjaをリリースした時点で、SNSの総フォロワー数はすでに100万人を超えています。その影響力をマーケティングに活用し、CryptoNinjaを成功に導きました。
また、日本文化の特徴もうまく掴んでいます。「日本ではクリエイターが丁寧に作り上げた1点物のNFTアートの人気が出る」というイケハヤ氏の読みは見事的中しました。今では日本発のNFTアートとして非常に高額で取引されています。
Hashmasks(ハッシュマスクス)
Hashmasksは世界中の70名のアーティストによって制作された、約16,000点のNFTアートです。Hashmasksは、個々のNFTに与えられた付加価値が特徴的です。NFTにはキャラクター・マスク・目の色・肌の色・持ち物の5つの特性がランダムに付与されます。
中でも「Robot(ロボット)」や「Puppet(人形)」などの特性は希少性が高く、高額で取引されています。
またNFTを保有することでトークンが付与される、作品の名前を変えられるなど面白い特徴があります。
Hashmasksについては「Hashmasks(ハッシュマスクス)とは?特徴と4ステップで買い方を解説」で詳しく解説しております。
Where My Vans Go
Where My Vans Goは、3年間アメリカ中を探検して生まれた123枚の写真で構成されるNFT作品です。Vansのスニーカーを履いて、雪や霧、日照りや雨の中、時に高層ビルや橋の上などで足元を撮影した写真をNFT化しています。
一見するとただの写真ですが、全て統一されたアングルで撮影されています。統一感は、NFTアートを販売する際にとても重要な要素です。
どれほど質の高いアート作品でも、他の作品との統一感がなければ売れません。この作品のようにシンプルな写真でも、コレクション全体で作風が統一されていればファンがつくことがあります。これもNFTアートに特有の市場傾向です。
rkrkrk Collection
rkrkrk Collectionは日本の写真家RK氏の作品です。RK氏によって日本や海外の各地で撮影された写真がNFTとして販売されています。
写真家のRK氏は、Instagramのフォロワー数が75万人越えと相当な人数を誇っています。作品の質もさることながら、SNSを最大限活用したマーケティングを行ってNFTの販売を成功させました。
海外のNFTコレクターにとって日本の名所を撮影した写真は珍しく、海外コレクターを取り込むこともうまく成功した作品と言えるでしょう。
OpenSea(オープンシー)で作品が売れた後にすべき3つのこと
NFTアートは作品が売れたら終わりではありません。作品が売れたあとにもすべきことがあります。OpenSea(オープンシー)で作品が売れた後にすべきことは、下記の3つです。
- 購入者に連絡する
- SNSで報告する
- 分析する
購入者に連絡する
NFTは、ブロックチェーンと呼ばれるネットワークに全ての取引の履歴が残ります。
履歴はOpenSeaからも確認できるため、購入者にはぜひ連絡をして感謝の気持ちを伝えましょう。よりコアなファンになってくれる可能性もあります。その結果、次の作品をリリースしたときに再度購入してくれるかもしれません。
OpenSea自体にはやり取りをする機能はありませんが、SNSの外部リンクが貼られている場合は、そこからSNSに場を移してコミュニケーションを取るようにしましょう。
SNSで報告する
自分の作品が売れたときは、ぜひSNSで報告・拡散をしてください。
「売れたことを自分から言うのは恥ずかしい」と思う人もいるでしょう。しかし、一番最初に述べたようにNFT販売で最も大切なことは、自分の作品を認知してもらうことです。
売れた事実をSNSで拡散することは、作品の認知度を高めるための非常に有効な手段です。その報告をきっかけに興味を持ってくれる人が増え、あらたな買い手が現れるかもしれません。
分析する
作品が売れたら、その理由を細かく分析しましょう。おすすめは「誰に」「いつ」「どこで」「なぜ」売れたのかを分析することです。
「誰に」は、自分の作品を買ってくれる人の属性を把握するのに役立ちます。自分が想定していた人物像と異なる人が買ってくれた場合は、その後の自分の作風を変えるなどの判断のヒントになるかもしれません。
「いつ」は、自分の発信や世間的なニュースなど、何が販売成立に影響したのかを知るために役立ちます。
自分のツイートがたくさん拡散された直後に売れたなら、そのツイートの影響が大きかったのかも知れません。あるいは自分の作風と似たNFTが今売れているというニュースが出た直後なら、その影響があった可能性もあります。
「どこで」は、販売するプラットフォームがどこかということに加え、実は「どこへ」の要素が重要です。
NFTは最初に買ってくれた人から次々と転売される仕組みがあります。自分が直接販売した後に別の売り手に渡った時の転売価格などは、次回以降の作品の値付けのヒントにできるかもしれません。
「なぜ」は、自分の作品が売れた理由を総合的に検証するために、ぜひじっくりと考えてください。この記事でも紹介した売れるようにする7つのコツのうち、どれが功を奏したのか、さらに改善できる点はどこなのかなど理由を必ず考えて、次の作品に生かすようにしましょう。
まとめ:OpenSea(オープンシー)で売れない作品には理由がある
NFTアートが売れないのには必ず理由があります。同様に、売れるために必要なコツもあります。
OpenSeaで売れないNFTアートの特徴は、下記の3つです。
- 認知されていない
- トレンドを押さえていない
- 作品に魅力がない
売れるようにするためのコツは、下記の7つです。
- 市場分析をする
- トレンドを押さえた作品を作る
- 付加価値を付ける
- SNSで宣伝する
- 適切なマーケットプレイスで出品する
- ETH(イーサリアム)で出品する
- 価格を高くしすぎない
基本を押さえた上で、まずは現在売れているNFTコレクションを分析しましょう。売れているNFTアートは、具体的にどのような形でコツを実践しているのか理解できます。自分の作品を売る際に大いに参考にできるはずです。
また、NFT創作活動を次につなげるために売れた後も行動しましょう。長くNFTアートを作って販売していくためには、下記3つが大事です。
- 購入者に連絡する
- SNSで報告する
- 分析する
ぜひ本記事を参考に、あなたのNFTアートが売れるように取り組んでみてください。当サイトでは、NFTに関する情報をどこよりも分かりやすく解説しています。NFTの最新情報はNFT-Nowで他の記事もご覧ください。
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。