【初心者向け】OpenSeaの始め方!設定から売買まで画像で解説
NFTの買い方公開日 : 2022年01月25日 | [更新日] 2022年05月01日
OpenSeaは世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。
OpenSeaが世界規模で使用される理由の一つが、NFTの知識がない方でもNFTの売買ができるためです。
しかし、まだNFTに馴染みがない方や仮想通貨の購入をした経験がない方には、OpenSeaでのNFTの売買は少しハードルが高いと感じるのではないでしょうか。
本記事では、OpenSeaの始め方を丁寧に一から画像付きで解説します。なお、OpenSeaで売買をする際には、イーサリアムが必要です。
イーサリアムの購入先で迷ったら、国内最大手の暗号資産の取引所「Coincheck(コインチェック)」をおすすめします。
Coincheckは信頼性が高く、画面デザインや操作が分かりやすいため、暗号資産の入門者でも迷うことなく利用できます。
口座の開設自体は無料なので、ぜひ口座開設をしてください。
- OpenSeaを始めるにはPCとアプリで事前準備が必要
- OpenSeaでのNFTの買い方は2種類ある
- OpenSeaでのNFTの出品は難しくない
目次
- OpenSeaとは
- PCでOpenSeaを始める事前準備
- PC版MetaMask(ウォレット)の開設手順
- PC版OpenSeaアカウントの開設手順
- PC版仮想通貨(暗号資産)の購入手順
- スマホアプリでOpenSeaを始める事前準備
- スマホアプリMetaMask(ウォレット)の開設手順
- スマホアプリOpenSeaアカウントの開設手順
- スマホアプリ仮想通貨(暗号資産)の購入手順
- OpenSeaで使用する仮想通貨の種類
- ①ETH(イーサ)
- ②WETH(ラップドイーサ)
- ③Polygon(ポリゴン)
- OpenSeaでのNFT買い方【画像付き】
- 1:取引所の開設
- 2:取引所で日本円の入金
- 3:取引所でイーサリアム(暗号通貨)の購入
- 4:コインチェックからMetaMaskへ送金
- 5:OpenSeaの登録・アカウント作成
- 6-1:OpenSeaで固定価格時のNFTの買い方
- 6-2:OpenSeaでオファー時のNFTの買い方
- OpenSeaのNFT購入時にかかる手数料
- ①ガス代(GAS Fee)
- ②マーケットプレイス利用手数料
- OpenSeaでのNFT出品方法【画像付き】
- コレクションを作成
- 販売したい作品のNFT化
- NFTを出品
- 販売形式を選択
- 値段もしくは販売方法を設定
- 販売期間の選択(オークションの場合)
- MetaMaskに署名
- OpenSeaに関するよくある質問
- ロイヤリティとは何ですか?
- クレジットカード決済に対応していますか?
- ガス代の相場はどれくらいですか?
- OpenSeaで売れるNFTの種類は?
- まとめ:OpenSeaでNFT取引を始めてみましょう
OpenSeaとは
OpenSeaとは、2021年8月に取引額34億ドル超えを達成した世界最大級のNFTマーケットプレイスです。
人気のNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を筆頭に、クリプトアートやブロックチェーンゲームのアイテムなど多種多様なNFTの出品や購入ができます。
OpenSeaは3億ドルの資金調達に成功するなど信頼性は高く、操作方法がわかりやすいため、NFT初心者の方にもおすすめのマーケットプレイスです。
PCでOpenSeaを始める事前準備
OpenSeaを利用するためには、ウォレットの取得や仮想通貨の購入などの事前準備が必要です。
以下では、PCでOpenSeaを始める際の3つの事前準備を解説します。
PC版MetaMask(ウォレット)の開設手順
ウォレットとは仮想通貨(暗号資産)を保管するための財布の役割をするサービスです。
OpenSeaを始める場合は、もっとも有名なウォレットの1つであるMetamask(メタマスク)をダウンロードしましょう。
Chromeウェブストアで「Metamask」をインストール。
インストールしたMetamaskをクリックし、トップページから「開始」をクリック。
「ウォレットを作成」をクリックし、画面の指示に従いパスワードやリカバリーフレーズの設定。
MetaMask(メタマスク)の作り方は「メタマスク(MetaMask)の登録方法から使い方まで徹底解説」にて画像付きで解説をしております。ぜひご覧ください。
PC版OpenSeaアカウントの開設手順
MetaMaskと連携することで、OpenSeaのアカウントを開設できます。
OpenSeaのトップページから「Create」をクリック。
「MetaMask」を選択。
MetaMaskが起動するので、接続したいアカウントを選択し、「次へ」をクリック。
「接続」をクリック。
「署名」をクリックして連携完了。
PC版仮想通貨(暗号資産)の購入手順
OpenSeaでNFTを購入するためには、暗号資産が必要です。
暗号通貨を持っていない方は、国内取引所(コインチェック)を利用して仮想通貨を購入しましょう。
「コインチェック」は国内の取引所で、2019年に金融庁もコインチェックを仮想通貨交換業者として正式登録しているため、セキュリティも安心できます。
スマホアプリが使いやすく、操作性に優れている日本国内の仮想通貨取引所です。
コインチェックの開設方法は、下記「取引所の開設」にて画像付きで紹介しています。是非ご覧ください。
スマホアプリでOpenSeaを始める事前準備
MetaMaskとOpenSeaはスマホアプリにも対応しています。
以下では、スマホアプリでOpenSeaを始める事前準備について解説します。
スマホアプリMetaMask(ウォレット)の開設手順
App StoreもしくはGoogle Playのアプリページへ移動。
- iPhoneユーザー:MetaMask – Blockchain Wallet|App Store
- Androidユーザー:MetaMask – Blockchain Wallet|Google Play
アプリを開き、「開始」をタップ。
MetaMaskのアプリ設定手順は「MetaMask(メタマスク)の初期設定&ログイン方法|スマホアプリ版」の記事で画像付きで詳しく解説をしておりますため、ご覧ください。
ここからは、OpenSeaアカウント開設手順をお伝えします。
- 「新しいウォレットの作成」をタップ
- 「パスワード」を作成
- ウォレットの保護を開始
- シークレットリカバリーフレーズの確認
- ウォレットの作成完了
スマホアプリOpenSeaアカウントの開設手順
App StoreもしくはGoogle Playのアプリページへ移動。
- iPhoneユーザー:OpenSea: NFT marketplace|App Store
- Androidユーザー:OpenSea: NFT marketplace|Google Play
「Profile」よりMetaMaskをタップ。
「接続」をタップ。
これでスマホのMetaMaskアプリとOpenSeaアプリが連携しました。
スマホアプリ仮想通貨(暗号資産)の購入手順
暗号資産の取引所の多くがスマホアプリを提供しています。
以下では、Coincheckを例にアカウント開設の方法を紹介します。
App StoreもしくはGoogle Playのアプリページへ移動。
- iPhoneユーザー:Coincheck Bitcoin Wallet|App Store
- Androidユーザー:コインチェック-ビットコイン/仮想通貨(暗号資産)取引アプリ|Google Play
「会員登録」をタップし、メールアドレスを入力。
パスワードを入力し、「登録」をタップ。これでCoincheckアプリでアカウントの開設が完了しました。
OpenSeaで使用する仮想通貨の種類
OpenSeaでNFTの購入に使用する仮想通貨は以下です。
- ETH(イーサ)
- WETH(ラップドイーサ)
- Polygon(ポリゴン)
①ETH(イーサ)
ETH(イーサ)は、2022年1月時点で時価総額がBTCに次ぐ第2位の仮想通貨です。
参考:CoinMarketCap
OpenSea内で最も使用されている仮想通貨となっており、NFTを初めて購入する方はまずは、ETHを保有しましょう。
コインチェックでの、ETHの購入方法は「取引所でイーサリアム(暗号通貨)の購入」で画像付きで詳しく記載します。
- 仮想通貨取引所の口座を開設
- 日本円の入金
- ETH(イーサ)を購入
②WETH(ラップドイーサ)
WETH(ラップドイーサ)とは、Wrapped ETH(Ether)の略称で、ETH(イーサ)をERC20規格に変換し、他のERC20トークンと交換できるようにするプロジェクトです。
分かりやすく置き換えて説明をすると、海外に行った際に、日本から持ってきた家電製品は、電圧やコンセントの違いから使用できないため、変換器を使用してくださいといったことに近いです。
WETHは、OpenSeaでは、主に、「オークション」、「オファー」を行う際に使用をします。
※OpenSeaのオークションで、ETHでは、入札できないことがあるため、WETHを使用します。
WETHの購入・変換方法は「OpenSeaでオファー時のNFTの買い方」で画像付きで解説します。
③Polygon(ポリゴン)
Polygonブロックチェーンを使用したETHで、ETHの課題であるガス代を抑えることができます。
初めて、OpenSeaにNFTを出品をしてみたい方におすすめできるブロックチェーンです。
NFTの出品方法が知りたい方は「【超入門】NFTアートの作り方!クリプトアート作品を作成しよう」で解説をしています。
OpenSeaでのNFT買い方【画像付き】
OpenSeaでのNFTの買い方を仮想通貨の購入から画像付きで解説をします。
仮想通貨の購入が初めての方でも、安心してNFTを購入できます。
1:取引所の開設
OpenSeaでNFTを購入する際に必要になる仮想通貨の購入手順を解説します。
コインチェックの口座開設は下記の説明に従って進めてください。画像付きで説明しておりますため、簡単にできます
(1)Coincheckアプリにログイン後、画面下の「会員登録」をタップ
(2)メールアドレスを入力し、「次へ」をタップ
(3)パスワードを入力し、「登録」をタップ
※パスワードは半角アルファベット、数字、記号を組み合わせて入力します。
(4)登録したメールアドレス宛にメールが送信されます。
メールに記載されたリンクを押し、メールアドレスが正しいことが確認されたら、アカウント作成は完了となります。
(5) 本人確認を行います。
(6) 必要情報入力します。
2:取引所で日本円の入金
コインチェックの入金方法は「銀行振込」「コンビニ入金」「クイック入金」の3通りです。
ここでは、銀行振込の方法をご紹介します。
(1)「日本円を入金する」をタップ
(2)「銀行振込」を選択し、ユーザーIDを確認
(3)振込人名義を「ユーザーID 氏名」にして振込先口座へ振り込む
3:取引所でイーサリアム(暗号通貨)の購入
(1)販売所(購入)をタップ
(2)ETH(イーサリアム)を選択して、「購入」ボタンをタップ
(3)数量欄の単位がETHであることを確認し、購入したい金額を入力
(4)「日本円でイーサリアムを購入」をタップ
4:コインチェックからMetaMaskへ送金
(1)「暗号資産の送金」をクリック
(2)「ETH」を選択する
(3)「Meta Mask」のアドレスをコピーする
(4)「コインチェック」へ「Meta Mask」のアドレスを貼り付ける
(5)「ETH」の送金金額を入力して、「次へ」をクリック
(6)二段階認証コードを入力して、「申込みを確定」ボタンをクリック
(7)完了
5:OpenSeaの登録・アカウント作成
OpenseaとMetaMaskを接続してアカウント作成します。
(1)OpenSeaを開く
(2)「人型」のアイコンをクリック
(3)「Meta Mask」ボタンをクリック
(4)Openseaに接続するMetaMaskアカウントを選択して「次へ」をクリック
(5)「接続」をクリック
(6)完了
6-1:OpenSeaで固定価格時のNFTの買い方
(1)欲しいNFTを検索
※今回は”Explore”から”Art”を選択しました。
(2)購入するNFTを決定、「Buy now」ボタンをクリック
(3)金額を確認して、支払いの申請、「Confirm checkout」ボタンをクリック
※購入する金額が入金されていますと、ボタンがクリックできます。
6-2:OpenSeaでオファー時のNFTの買い方
(1)希望するNFTを検索
(2)「Make offer」ボタンをクリックして、NFTをオファー
(3)ETHをWETHへの交換依頼を行う
WETHを持っていないため、申し出をするボタンにチェックができません。所持しているETH。右下の「Convert ETH」でWETHに交換します。
(4)Uniswapが立ち上がり、ラップする分のETHを入力、「ラップ」ボタンをクリックします。
(5)ガス代を確認し「確認」をクリック
(6)保留中を確認して、「WETHにラップ」が表示されたら、WETHに変換完了
(7)作品の購入オファーページでオファーする金額(WETH)を記載して、「Make offer」をクリック
(8)ガス代を確認して、「確認」ボタンをクリック
(9)最終確認をして署名をクリック
(10)オファーリストの確認
youと記載があれば、正しくオファーされています。
OpenSeaのNFT購入時にかかる手数料
OpenSea利用時にかかる手数料は主に「ガス代(GAS Fee)」「マーケットプレイス利用手数料」の2つです。
以下で詳しく解説をします。
①ガス代(GAS Fee)
ガス代(GAS Fee)とは、ETHトークン(イーサーリアムトークン)の利用時に発生する手数料です。ガス代(GAS Fee)は、OpenSeaの取引売買時のどちらにもかかってきます。
OpenSeaは、イーサリアムチェーンを利用しているため、OpenSea利用時にガス代が発生します。
ETHはガス代が高額で、少なくとも数千円はかかってしまう現状です。
OpenSeaのガス代の節約方法は「OpenSeaのガス代はいくら?ガス代を安くする方法と確認手順」で紹介をしていますため、ガス代が気になっている方はご覧ください。
②マーケットプレイス利用手数料
マーケットプレイス利用手数料は、OpenSeaを使用する際にかかる手数料です。
NFTの購入者側には「購入価格として提示されている金額」以外の手数料はかかりません。
反対に、NFTの販売者側には、受け取る金額の2.5%の手数料がかかります。
手数料の割合は通貨が異なっても同様の割合です。
OpenSeaでのNFT出品方法【画像付き】
以下では、OpenSeaでNFTを出品する方法について画像付きで解説します。
コレクションを作成
「Create a collection」をクリック。
ロゴ画像やタイトル、ディスクリプションなどを設定し、コレクションの作成は完了です。
販売したい作品のNFT化
NFTにしたいデジタル作品が完成したら、OpenSeaの「Create」をクリック。
NFT化したいデジタル作品をアップロードします。
OpenSeaでは、画像や動画、音声、3Dモデルなどの作品がNFT化可能です。
作品のタイトルやディスクリプションなどを記入し、「Create」をクリック。
これでNFT作品の完成です。
NFTを出品
作品ページから「Sell」をクリックして出品を始めます。
販売形式を選択
OpenSeaで利用できる販売形式は以下の2つです。
- Fixed Price:固定価格出品
- Timed Auction:オークション形式
値段もしくは販売方法を設定
固定価格出品の場合は、出品価格のみの設定となりますが、オークションの場合は販売形式と値段を決めなければいけません。
販売形式は以下2つです。
- Sell to highest bider:期間内での入札額が最も高い入札者が落札
- Sell with declining price:入札者が現れるまで価格が下がる販売形式
販売期間の選択(オークションの場合)
オークションの実施期間を決めます。販売期間は最短1日からの設定が可能です。
MetaMaskに署名
Feesとは手数料のことです。OpenSeaオークションへの出品は無料ですが、落札された場合、落札価格の2.5%が手数料として引かれます。
出品の詳細を設定したら「Complete Selling」をクリック。
MetaMaskが起動するので、ガス代を確認して「確認」をクリック。
最後に「署名」をクリックして出品完了です。
OpenSeaに関するよくある質問
最後に、OpenSeaに関するよくある4つの質問と回答をご紹介します。
ロイヤリティとは何ですか?
OpenSeaにおけるロイヤリティとは、作品が二次販売された際にクリエイターに支払われる報酬です。
ロイヤリティがあることで、クリエイターは継続的な報酬を得られます。
クレジットカード決済に対応していますか?
現時点で、OpenSeaではクレジットカード決済に対応していません。
OpenSeaでの売買にはETHが必要です。
デビットカード(※現在クレジットカード決済は停止中)に対応しているCoincheckなどで、事前にETHを準備しておきましょう。
ガス代の相場はどれくらいですか?
ガス代は、出品や購入時の取引量によって異なります。
多くの人が取引しているときは、ガス代は高くなる傾向にあります。
そのため、ガス代の相場を決めることはできません。
OpenSeaで売れるNFTの種類は?
基本的には、デジタル作品であればなんでもOpenSeaでNFT化できます。
具体的には、ファイルサイズ100MB以下の、下記ファイルのいずれかならNFTとして販売できます。
JPG・PNG・GIF・SVG・MP4・WebM・MP3・WAV・Ogg・glb・glTF
まとめ:OpenSeaでNFT取引を始めてみましょう
世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaは、初めてNFTの売買をするのに最適な場の一つです。
Bored Ape Yacht ClubやCryptoPunksなどの人気コレクションがそろっているため、眺めるだけでもNFTを楽しめます。これは、OpenSeaならではの魅力です。
OpenSeaであれば、比較的簡単にNFTの出品や購入ができます。興味のある方は、まずMetaMaskとOpenSeaを連携させましょう。
また、売買にはETHが必要となるため、Coincheckなどの国内取引所で口座を事前に開設しておくと、スムーズに売買へ移れます。
当サイトでは、NFTに関する情報をどこよりも分かりやすく解説しています。NFTの最新情報はNFT-Nowをご覧ください。
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。