OpenSea (オープンシー)の初期費用は?ガス代・手数料を解説
NFTの稼ぎ方公開日 : 2022年07月03日 | [更新日] 2024年09月01日
NFT作品を販売できるOpenSea(オープンシー)は、近年著名なアーティストが利用し始めているため世界的に注目を集めているプラットフォームです。
日本国内にも今後利用したいと考えているアーティストがいます。
しかし、OpenSeaでNFT作品を出品し、販売するためには初期費用を支払わなければなりません。
本記事ではOpenSeaで自身の作品を販売したいと考えている人のために、初期費用と事前に必要な準備について解説します。
目次
OpenSea (オープンシー)の初期費用
基本的にOpenSea(オープンシー)では作品を出品する際の手数料は無料です。
しかし、NFT作品はブロックチェーン技術を使っており、作成にあたって作品にイーサリアムの契約情報を付与させなければNFTにはなりません。
そのため、OpenSeaのプラットフォームでの出品は無料でできても、ブロックチェーンのマイニング業者に対してガス代(GAS Fee)を支払う必要があります。
このガス代は契約情報や作品のサイズでおおよその相場が決まっています。
作品を取引する際のイーサリアム決済のスピードは「高速」「平均速度」「低速」の3つから選べますが、ガス代を節約したい人は「低速」を選ぶようにしましょう。
仮に「低速」を選んだとしても数分で決済が完了するので、時間がある程度かかってもいいという人には「低速」を選ぶことをおすすめします。
OpenSea(オープンシー)の出品にかかる費用
以下では具体的に出品にかかる費用について解説します。
出品手数料
自身のNFT作品を出品することそのものには手数料はかかりません。無料で出品できます。
なぜOpenSeaでは出品の際に手数料がかからないのかというと、NFT作品が出品された時点では作品のブロックチェーンへのトランザクションの作成がされないためです。
OpenSeaではNFT作品の売買取引が成立した時にはじめてトランザクションがブロックチェーンに記録されます。そのため出品時には手数料がかからないのです。
この記録が作成される際にガス代(手数料)は発生します。ガス代は販売額の2.5%で、出品者はガス代が差し引かれた金額を受け取ります。
出品時には無料でも、取引成立時に販売価格から手数料を支払うということを覚えておくようにしましょう。
ガス代(Gas Fee)
NFT作品を出品し、販売するためにはOpenSeaのプラットフォームが出品するNFT作品またはそのNFT作品が所属するコレクションにアクセスできるよう権限を付与しなければなりません。
この時には出品手数料とは別にガス代がかかります。
ただし1度NFT作品が所属するコレクションへのアクセス権の付与が完了すると、2回目以降は同じコレクションからのNFT作品の出品の際には署名を求められるだけでガス代はかかりません。
また、出品時に支払う手数料(ガス代)は無料ですが、OpenSeaではアカウントを初期化する場合2021年4月時点では0.05653ETHが必要になってきます。
ガス代を節約したい方は「OpenSeaの販売にかかるガス代とは?節約する3つの方法も紹介」でOpenSeaのガス代の節約方法を紹介しています。
OpenSea(オープンシー)の出品準備
アーティストがNFT作品をOpneSeaで出品するためには以下のものを準備しなければなりません。
- イーサリアム
- MetaMaskウォレット
- OpenSeaアカウント
- 出品する作品
OpenSeaで使用される仮想通貨はイーサリアムです。利用する前に必ず用意しておくようにしましょう。イーサリアムは暗号資産取引所で購入できます。
仮想通貨を使用する際には「ウォレット」というものも必要です。「ウォレット」とは文字通り「お財布」であり、アカウントを作成することで買い物などの際に仮想通貨を出し入れしやすくなります。
さまざまな種類のウォレットが存在しますが、OpenSeaではMetaMaskのウォレットが対応しています。OpenSeaとMetaMaskは別物です。
MetaMaskのウォレットを持っていない人はアカウントを作成して事前に用意しましょう。
暗号資産取引所で購入したイーサリアムをMetaMaskに送金することで「お財布にお金が入っている状態」にできます。
上記の2つが用意できたらOpenSeaのアカウントを作成してください。作成が完了すると作品の出品が可能になります。
OpenSea(オープンシー)の出品方法
OpenSeaでは以下の4つの出品方法が利用できます。
- 固定額販売
- オークション方式(最高額入札方式/値下がり型入札方式)
- バンドル方式(他のアイテムと組み合わせて販売)
- プライベート方式(一対一の個人間での販売)
それぞれ販売額の設定方法や販売の流れが異なるので、自身の作品に合わせたものを選ぶようにしましょう。
NFTnowの「OpenSea(オープンシー)の使い方を徹底解説!購入/販売別に紹介」記事ではOpenSeaでの出品方法を詳しく解説しています。
OpenSea(オープンシー)のオークションへの参加方法
OpenSeaの出品方法の中には「オークション方式」と呼ばれるものがあります。オークション方式とはその名の通り最終的な販売額がオークションによって決められる販売方法です。
出品する際にオークション方式を選択すると、最低販売価格を設定できます。
以下ではNFT作品を購入したいという人がオークションに参加する場合の手順を紹介しましょう。
OpenSeaへのログイン
まずは自身のOpenSeaアカウントにログインします。
OpenSeaで買い物をするためにはOpenSeaのアカウントとMetaMaskウォレットのアカウントを紐付けしなければなりません。
MetaMaskウォレットとの紐付けはOpenSeaのメニューから「My Profile」にアクセスすることでできます。オークションへの参加だけでなく買い物をする前には必ずウォレットとの紐付けを完了させておきましょう。
OpenSeaでNFTオークションへの入札
入札したいNFT作品のページにアクセスします。ページ内の「入札する」をクリックすると入札手続きの画面が表示されるので、「価格」欄に入札額を入力します。
入札額を入力すると署名がリクエストされるので「署名」をクリックし完了させてください。
これで入札は完了です。完了すると「Your offer was submitted successfully!」と表示されます。完了するまでに若干時間がかかることがありますが慌てずに待つようにしましょう。
基本的にOpenSeaではイーサリアム(ETH)が使用されますが、ブロックチェーンの技術的な事情のため入札時にはWETHという通貨が必要になります。WTHEは入札手続き画面上にある「Convert ETH」をクリックすることでイーサリアムと交換できます。
初めてOpenSeaで買い物をする際に限り、ウォレットのインタラクションが必要になります。インタラクションをする際にはガス代がかかるので忘れないようにしましょう。ウォレットのインタラクションは2回目以降は不要です。
落札後のNFTの確認
購入したNFT作品の確認はプロフィールから確認できます。入札が完了し、無事に落札できた場合はプロフィールに購入した作品が表示されていることを確認しましょう。
ちなみにオークションでの入札の状況は作品ページにあるオファーの項目でチェックできます。
仮想通貨(暗号資産)をまだ、お持ちでない方は「Coincheck(コインチェック)」で購入がおすすめです。
国内取引所の中でアプリダウンロード数No.1と信頼のおける企業でもあります。
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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
まとめ:OpenSea(オープンシー)の初期費用を把握しましょう
OpenSeaでNFT作品を出品する際、出品そのものには手数料はかかりませんが初期費用がある程度かかります。
またイーサリアムの準備など必要なものを事前にそろえておかければなりません。
ブロックチェーン技術を使ったNFTのアート作品が販売できるOpenSeaは、今後世界中のアート購入者やアーティストたちから注目を集めることが予想されます。
自身のデジタル作品を販売したいと考えているアーティストは、ぜひOpenSeaの利用を検討してみてください。
さらにNFTの情報を知りたい方は「NFT-Now」のほかの記事をご覧ください。
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。