CryptoPunks(クリプトパンクス)の作り方|出品のやり方を徹底解説
NFT知識公開日 : 2021年06月30日 | [更新日] 2024年10月01日
「CryptoPunks(クリプトパンクス)の作り方が知りたい」
「CryptoPunks(クリプトパンクス)の出品方法が知りたい」
上記のような悩みを持つ人もいるでしょう。たしかにCryptoPunks(クリプトパンクス)は一見難しそうに見えるため、自分には作れないと思ってしまいます。しかし、スマートフォンのアプリで簡単に作成できるうえ、出品方法も難しくありません。
本記事では、CryptoPunks(クリプトパンクス)の簡単な作り方や出品方法・購入方法を紹介します。本記事を読めば、簡単にCryptoPunks(クリプトパンクス)の作成が可能です。また、NFTマーケットプレイスでの出品・購入も一人でできるようになります。
作り方や出品方法を知り、NFTアートの世界をより楽しみましょう。
- CryptoPunks(クリプトパンクス)はアプリで作れる
- NFTマーケットプレイスに登録すればNFTアートになる
- 口座開設はCoincheck(コインチェック)がおすすめ
- CryptoPunks(クリプトパンクス)は実績もあり話題性がある
本記事を読み終えると、こちらのようなCryptoPunks(クリプトパンクス)が作れ、販売できます。
https://twitter.com/achepati1/status/1508842648462888964
目次
CryptoPunks(クリプトパンクス)の作り方|アプリで簡単に作成可能
2017年に誕生したCryptoPunks(クリプトパンクス)は、24×24で描かれたドット絵のNFTアートです。人間や宇宙人のような顔の絵が多く出品されています。
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、スマートフォンのアプリで誰でも簡単に作成が可能です。多機能なパソコンやペイントソフトは必要ありません。
特に、初心者の方でもCryptoPunks(クリプトパンクス)を簡単に作れるアプリは下記の2つです。
- ドットピクト!
- カンタンドット絵メーカー
ドットピクト!
「ドットピクト!」はスマホの画面でも本格的なドット絵を描けるアプリです。初心者の方でも扱えるほど、わかりやすい操作画面になっています。
始めるには、まず「新規作成」をクリックしましょう。
キャンバスサイズはCryptoPunks(クリプトパンクス)と同じ「24×24」を選びます。
続いて「パレット選択」に移ります。いくつか種類がありますが、初めての方は「はじめてのパレット」がおすすめです。
ペイント画面は下記のようになっており、画面下部の「push」を押すと1マスだけ塗りつぶせます。「設定」から「ペン設定」を選び、タッチペンモードをオンにするとドラッグで線を引くことも可能です。
あとは絵を描いていけばOKです。1マスずつ色を入れられるため、ゆっくり描いたり細かな修正をしたりできます。操作が簡単な点から初心者の方にはおすすめのアプリです。
カンタンドット絵メーカー
「カンタンドット絵メーカー」はその名の通り、簡単にドット絵を作れるアプリです。細かな色の調整ができるため、色を楽しみたい方は「カンタンドット絵メーカー」を使ってみましょう。
始めるには、まず「つくる」をクリックします。
キャンバスサイズはCryptoPunks(クリプトパンクス)と同じ「24×24」を選択します。
画面をタップして色を入れられます。画面下部のバーを調整すると、色を変えることも可能です。
あとは絵を描いていきましょう。右下の画面で全体図を確認しながら描き進めていくと、失敗しづらいです。最初は色設定が若干難しいですが、慣れれば操作しやすく、初心者におすすめのアプリになっています。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の登録
アプリで簡単にCryptoPunks(クリプトパンクス)を作成した後は、NFTマーケットプレイスに登録が必要です。登録すると、自作したCryptoPunks(クリプトパンクス)をNFTアートにできます。
NFTアートにすると他のユーザーに見てもらえるため、登録は忘れずにしておきましょう。CryptoPunks(クリプトパンクス)の登録は、下記の5ステップでできます。
- 取引所で口座開設
- ウォレットを作成
- ウォレットへ送金
- NFTマーケットプレイスの開設
- NFTアート登録
①取引所で口座開設
NFTマーケットプレイスへ登録するには、暗号資産が必要です。そのため、まずは暗号資産取引所で口座を開設しましょう。
取引所はいくつかありますが、「Coincheck(コインチェック)」がおすすめです。Web上で本人確認ができるため、簡単に口座を作れるメリットがあります。どこで口座開設をすればよいかわからない場合は、Coincheck(コインチェック)を利用してください。
スマホアプリが使いやすく、操作性に優れている日本国内の仮想通貨取引所です。
国内取引所の中でアプリダウンロード数No.1と信頼のおける企業でもあります。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
口座開設ができたら、ETH(イーサリアム)を購入しておきましょう。詳しい開設方法は「OpenSeaの買い方をどこよりも分かりやすく画像でイチから解説」で解説しています。②ウォレットを作成
暗号資産を保管するには、ウォレットが必要です。ウォレットは暗号資産のETHを入れておく財布の役割を担います。ウォレットも種類がいくつかありますが、アプリもあって便利な「MetaMask(メタマスク)」がおすすめです。
MetaMask(メタマスク)の作成方法は下記のとおりです。
- メタマスクのトップページへアクセス
- トップページで「Download now」をクリック
- メタマスクをChromeにインストール・拡張機能に追加(PCの場合)
- 「Create a Wallet」をクリックしアカウント登録
- 暗号化してバックアップができたのを確認して登録完了
アカウントパスワードや個人情報は安全な場所に保管しておきましょう。MetaMask(メタマスク)については、「メタマスク(MetaMask)の登録方法から使い方まで徹底解説(2021年10月更新)」でさらに詳しく紹介をしています。
③ウォレットへ送金
ウォレットが作成できたら、暗号資産をウォレットに送金します。送金方法は簡単です。例に挙げたコインチェックからメタマスクへの送金は下記の6ステップでできます。
- 「暗号資産の送金」をクリック
- 「ETH」を選択する
- 「Meta Mask」のアドレスをコピーする
- 「コインチェック」へ「Meta Mask」のアドレスを貼り付ける
- 「ETH」の送金金額を入力して、「次へ」をクリック
- 二段階認証コードを入力して、「申込みを確定」ボタンをクリック
詳しい送金方法は「OpenSeaの買い方をどこよりも分かりやすく画像でイチから解説」で画像をつけて解説しています。
④NFTマーケットプレイスの開設
取引所からウォレットへ送金できたら、次はNFTマーケットプレイスを開設しましょう。NFTマーケットプレイスもさまざまな種類がありますが、中でも世界最大規模の「OpenSea(オープンシー)」がおすすめです。
OpenSea(オープンシー)を例に開設方法を紹介します。OpenSea(オープンシー)は下記の3ステップで開設が可能です。
- 「作成」をクリック
- ウォレットと接続
- 「署名」をクリック
OpenSea(オープンシー)の開設は「OpenSeaの登録・アカウント作成」で画像付きで詳しく解説しています。
また、ほかの主要なNFT販売所の特徴について知りたい方は「【初心者】NFTマーケットプレイスのおすすめ5選|国内・海外を徹底比較」をご覧ください。
⑤NFTアート登録
NFTマーケットプレイスを開設したら、最後に自作のCryptoPunks(クリプトパンクス)をNFTアート登録しましょう。
OpenSeaでNFT化できるフォーマットは、画像・動画・オーディオ・3Dモデルのいずれかです。CryptoPunks(クリプトパンクス)は画像のため、NFTアート化できます。
上記の画面で、NFT化したいアイテムのアップロードが可能です。その際、下記の項目を入力します。
- NFTアートの名前
- 外部リンク
- ディスクリプション
- コレクション(NFTアートの種類)
- 供給量
- 取引通貨
入力すると、以下のような画面が出てきます。
画面下部にある「Create」をクリックすると、NFTアートは完成です。NFTアートの作成・出品自体は無料で行えますが、初回のみガス代と呼ばれる手数料が発生するので注意してください。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の出品方法
自作のCryptoPunks(クリプトパンクス)を出品すると、他のユーザーに購入してもらうことが可能です。高値がつく可能性もあるため、ぜひ出品しておきましょう。
NFTマーケットプレイスの最大手であるOpenSea(オープンシー)への出品方法は、下記の4ステップです。
- NFT化したいアイテムを選択
- 「Sell」ボタンをクリック
- オークション開始価格、最低落札価格、オークション期間を設定
- ガス代を送金する
簡単にできますが、詳しくは「OpenSea(オープンシー)の使い方を徹底解説!購入/販売別に紹介」で解説しています。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の値段はなぜ高い?
CryptoPunks(クリプトパンクス)の公式サイトには、売り上げ順と直近のトランザクション(取引履歴)が掲載されています。そのため、売買実績は公式サイトで閲覧可能です。
公式サイトを見ると、高値で取引されているCryptoPunks(クリプトパンクス)も存在します。なぜここまで高値で取引されているのでしょうか。
主な理由は下記の3つです。
- NFTブーム前後の実績
- NFTブームによるイーサリアムの高騰
- 有名人が多く、話題性が高い
NFTブーム前後の実績
CryptoPunks(クリプトパンクス)は2017年に誕生したNFTアートで、NFTブームが来る以前から存在しています。プロジェクト開始当初から一部の熱狂的なファンには人気がありましたが、世間は注目していませんでした。
しかし、2021年にNFTブームが来ると多方面から注目を浴びます。NFTアートの人気も後押しし、2022年2月14日にシリーズ最高額の約27億円で取引が成立しました。
参考:CryptoPunk5822、シリーズ最高額約27億円で取引
24×24ピクセルの小さな顔だけの画像が高値で売買された実績は、CryptoPunks(クリプトパンクス)の価値を表しています。
NFTブームによるイーサリアムの高騰
CryptoPunks(クリプトパンクス)そのものの価値だけではなく、物価の上昇も高値で取引される理由の一つです。
2022年現在、NFTブームによりイーサリアムが高騰しています。イーサリアムはビットコインに続く、時価総額2位の暗号資産(2022年3月時点)です。NFT市場に参入する人が増えてイーサリアムの需要が高まり、2021年5月に最高値を更新しました。
しかし、価格は下落するタイミングもあります。価格が下落すれば値段も落ち、売買に参加しやすいです。価格推移からは目を離さないようにしましょう。
有名人が多く、話題性が高い
CryptoPunks(クリプトパンクス)は有名人も多く所有しています。投資家のイケダハヤトさんやマナブさん、さらにクレジットカードで有名な「VISA」が購入したことでも知られています。
https://twitter.com/IHayato/status/1440647392768901125?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1440647392768901125%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fsakisiru.jp%2F10763
https://twitter.com/manabubannai/status/1441257507570159617?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1441257507570159617%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fsakisiru.jp%2F10763
Over the last 60 years, Visa has built a collection of historic commerce artifacts – from early paper credit cards to the zip-zap machine. Today, as we enter a new era of NFT-commerce, Visa welcomes CryptoPunk #7610 to our collection. https://t.co/XoPFfwxUiu
— VisaNews (@VisaNews) August 23, 2021
CryptoPunks(クリプトパンクス)の保有がステータスになっている面もあり、有名人が続々と参入しています。話題性が高く市場規模も伸びているため、目が離せません。
参考:ピクセルアートやゲームが牽引するNFT!市場規模は1兆5000億円を超える
CryptoPunks(クリプトパンクス)の買い方
CryptoPunks(クリプトパンクス)は自作できますが、他の人が作ったCryptoPunks(クリプトパンクス)の購入もできます。自分とは違った作風を楽しめるため、購入もおすすめです。
OpenSea(オープンシー)を例にして、CryptoPunks(クリプトパンクス)の買い方を解説します。CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入するにはイーサリアムが必要です。あらかじめ準備しておきましょう。
CryptoPunks(クリプトパンクス)は下記4ステップで購入可能です。
- 作品を調べる
- NFTを選択
- MetaMask起動
- NFTを購入する
作品を調べる
まず、OpenSea(オープンシー)で欲しい作品を検索しましょう。トップ画面の「探索」を押すと、検索画面に移ります。
検索欄に「CryptoPunks」と入力すれば、出品されている作品が出てきます。欲しい作品が決まっている場合は、検索欄に名前を打ち込みましょう。
詳細な条件から検索する方法は「OpenSea(オープンシー)の使い方を徹底解説!購入/販売別に紹介」で解説しています。
NFTを選択
欲しい作品が見つかったら選択しましょう。
ちなみに、CryptoPunks(クリプトパンクス)は背景の色で現在の状態がわかります。買う際の参考にしてください。
イメージ | 背景 | 状態 |
青 | オーナーが販売を希望しておらず、入札者もいない状態。入札を出すことは可能。 | |
赤(茶) | オーナーが販売を希望している状態。基本的にはオーナーの希望価格で購入しますが、場合によっては入札を実施して購入することも可能。 | |
紫 | 入札中の状態。 |
MetaMask起動
買うNFT作品が決まったら、MetaMaskを起動します。起動時に、作品を購入するためのイーサリアムが準備されているか確認しましょう。
NFTを購入する
最後にNFT作品を購入しましょう。欲しいNFT作品の「購入」ボタンをクリックし、価格やガス代を確認して決済すれば購入完了です。
一度購入確定するとキャンセルできないため、しっかり確認してから購入するようにしましょう。
さらに詳しい購入方法は「OpenSeaの買い方をどこよりも分かりやすく画像でイチから解説」で解説しています。
まとめ:CryptoPunks(クリプトパンクス)の作り方は初心者でも簡単
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、NFTブームにより注目を集めているNFTアートです。スマホがあれば誰でも簡単にアプリで作成できます。
作成したCryptoPunks(クリプトパンクス)をNFTマーケットプレイスに登録すれば、NFTアートにできます。登録方法は難しくなく、初心者の方でも可能です。
出品すれば、他のユーザーに高値で購入してもらえる可能性もあります。他のユーザーの作品も購入できるため、作成する際の参考にしてもいいでしょう。
NFT-Nowでは初心者にもわかりやすくNFTについて解説しています。他の記事も見て、NFTの知識を深めてみましょう。
CryptoPunks(クリプトパンクス)以外のNFTの売れるものが知りたい方は「NFTで売れるものは?実際に売る方法や販売手順も解説」をご覧ください。
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。