【完全ガイド】NFT Studioとは?3つの特徴や使い方・評判を徹底解説
NFT初心者向け公開日 : 2022年02月23日 | [更新日] 2024年12月01日
「国内最大級のNFTマーケットプレイスであるNFT Studioについて知りたい」
「NFT Studioと他のマーケットプレイスとの違いを知りたい」
「NFT Studioに出品されている作品について知りたい」
上記のような悩みを抱えている人も、多いのではないでしょうか。たしかにNFT Studioという言葉は聞いたことがあるものの、しっかり理解している人は少ないです。
本記事では、NFT Studioの特徴や使い方、実際に出品されている作品例を紹介します。。本記事を読めばNFT Studioについて理解できるため、これからNFT Studioを始めたい方は参考にしてみてください。
- NFT Studioは新たなNFTアートプラットフォーム
- NFT Studioではクレジットカードで購入可能
- NFT Studioにはさまざまな企業やアーティストが参入している
- NFT Studioに関するよくある質問
目次
NFT Studioとは
NFT Studioとは、2021年3月にCryptogames株式会社がリリースしたNFTアートプラットフォームです。
NFT Studioを使えば、クリエイターやアーティストは作品を出品し、暗号資産で収入を得るといった使い方が可能です。また、二次流通売買が行われた際に、売買手数料の一部がクリエイターやアーティストに還元されるロイヤリティ制度を取り入れています。
NFT Studioは高騰化するトランザクション手数料(ガス代)の対策として、Matic Network社が提供しているサービスを導入しています。トランザクション手数料をNFT Studioが負担するため、クリエイターは無償でNFTの発行が可能です。
一般ユーザーは出品されている作品を暗号資産だけでなく、クレジットカードでも購入できるのもうれしいポイントです。
NFT Studioを代表する3つの特徴
NFT Studioには、他のプラットフォームにはない特徴があります。NFT Studioを代表する特徴は以下の3つです。
- クリエイターへ収益を還元させる仕組み
- NFTアートをクレジットカードで購入できる
- カスタマイズNFTショップを構築できる
クリエイターへ収益を還元させる仕組み
NFT Studioには、収益を永続的にクリエイターに還元させる仕組みがあります。
なぜなら、NFT作品をユーザー同士で売買した際に報酬の一部がNFTクリエイターへと還元される”二次流通機能”が実装されているからです。
NFT Studioの”二次流通機能”は「転売の最終形」と称されています。
ファンからファンへの二次流通は、従来ならクリエイターが追うことが不可能でした。
NFT Studioなら、ブロックチェーンの技術で二次流通を追跡し、クリエイターに収益の一部を還元できます。
NFTアートをクレジットカードで購入できる
NFT Studioは国内で初めてクレジットカードでNFTアートを購入できるNFTマーケットプレイスです。
従来のNFTマーケットプレイスは仮想通貨でのみ取引を行っており、仮想通貨を持っていない人は取引に参加できませんでした。
しかし、クレジットカード決済に対応させたことで、仮想通貨を持っていない人でもNFTアートを購入できます。
カスタマイズNFTショップを構築できる
NFT Studioでは、カスタマイズNFTショップとエコシステムを簡単に構築できるコンテンツ事業者向けサービス「NFT Studio OEM」を提供しています。
技術面や税務法務面の知見やパートナーとの連携、運用面での学びの失敗の経験などをコンテンツ事業者にパッケージとして提供し、すばやく簡単にNFTショップの構築やNFTを取り巻くエコシステムが構築できるようにサポートしています。
また、使用するブロックチェーンや認証システム、決済方法などをさまざまな項目の中から自由に選択できるため、顧客の希望に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。
NFT Studioの使い方
これから「NFT Studioを使って作品を購入したい」「NFT Studioに自分の作品を出品したい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
本章ではNFT Studioの使い方を解説します。
- NFT Studioの登録方法
- NFT Studioの出品方法
NFT Studioの登録方法
NFT Studioに登録する方法は2つです。
- 暗号資産ウォレットと連携させる
- SNSのアカウントでログインする
仮想通貨(暗号資産)を取り扱ったことがない人は作成する必要があります。
暗号資産ウォレットは、NFT Studioユーザー同士で作品の二次流通を行う際に、作業が簡単になるためおすすめです。
暗号資産ウォレットの作成は無料です。NFTに興味を持った人はぜひ暗号資産ウォレットを作成してみてください。
特に暗号資産ウォレットの中でも月間500万人以上が使用している有名なウォレットの「MetaMask(メタマスク)」があります。
MetaMask(メタマスク)とは、誰でも簡単にイーサリアムやイーサリアム系トークンなどを追加、送金できる、仮想通貨ウォレットです。
MetaMask(メタマスク)の作り方は「メタマスク(MetaMask)の登録方法から使い方まで徹底解説」で画像付きで解説をしておりますため、ご覧ください。
また、暗号資産ウォレットを準備するのが難しい場合には、SNSのアカウントをつかってNFT Studioにログインでき、以下の4つのSNSで利用できます。
- Googleアカウント
- LINE
- Discord
なぜなら、SNSは第三者にアカウントを不正利用されやすい媒体です。
もしSNSのアカウントとパスワードが流出した場合暗号資産を失ってしまうことになりかねません。
そのため、セキュリティ性が高い暗号資産ウォレットでの登録をおすすめします。
NFT Studioの出品方法
NFT Studioの一次出品は、OpenSeaなどの他のマーケットプレイスとは違い、審査制です。
以下の6つの手順に従って出品を進めてください。
- 「クリエイターの方はこちら」からDiscordのNFT Studioサーバーに参加
- 「新規ユーザー登録チャンネル」から活動名・自己紹介文・メールアドレスをご記入
- 案内やご不安な点やご質問などを解消
- 契約書を記入したメールアドレス宛に送信
- 契約締結後アカウントを発行し共有
- アカウントにログイン後メニューの「IssueNFT」からNFTを発行
NFT Studioに参入している企業やアーティストの例3選
NFT Studioにはさまざまな企業やアーティストが参入しており、精力的に活動しています。主にNFT Studioに参入している企業やアーティストの例は、下記3つです。
- STU48
- 東海バスNFT
- 土佐尚子
STU48
STU48とは、瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループです。販売しているNFTは、メンバーのNFTグラフィックトレカです。
販売数は各メンバー10枚ずつ×18メンバーの180枚が販売されており、1枚30ドルで販売されていました。数が少なくなったり、グループが人気になったりすると、二次流通が活発化して価値が上がります。
東海バスNFT
東海バスNFTは東海バスが2022年に105周年を迎えたことを記念して、歴代車両のイラストなどをNFT化し販売を開始しました。
販売数は17車両×2パターン(前面と公式側斜め前)の全34種類で、2022年12月29日現在では多くのNFTが売り切れている人気のある作品です。価格は約3,000円〜10,000円です。
土佐尚子
土佐尚子は、タイムズスクエアのデジタルサイネージを60台使った展示や「感動するエントランス」など、大型ディスプレイを活用したパブリックアートが得意なアーティストです。
現在は購入できませんが、複数の作品が出品されており、NFT作品へのチャレンジを続けています。
NFT Studioの評判
新しいサービスであるNFT Studioがどんな評価を受けているのか気になる人も多いのではないでしょうか。
NFT Studioにまつわる口コミ、評判をSNSを中心に調べました。
結果、次の5つのような意見が多くみられました。
- 技術が進化してどんどん新しい機能が増えている
- 決済システムにトラブルがあって正常に動作しなかった
- 大手企業や有名アーティストがどんどん参加してきて盛り上がっている
- NFT Studioは面白そうだからおすすめ
- カード決済ができるので、日本円などで買える点がとても魅力的
NFTStudioであればクレカ決済もできるみたいなので登録しております。いけたらまたこちらに投下しますですです
— 真田めも (@sanadamkk1106) October 31, 2021
NFTが新たな販路なのか。通販のプラットフォーム使う必要ないし、在庫抱える事もないしな。/日本テレビが、ガールズグループデビューサバイバル番組「Who is Princess?」のNFTを、NFTStudioにて1月25日(火)20時より、数量限定のオークション形式で販売 https://t.co/pz3sQVORn4
— hiro1982 (@hiro1982) January 26, 2022
NFTStudioさん、いつの間にか日本円で支払えるようになっとる。
— とらぼるた@(=`ω´=) (@reve4pl) January 8, 2022
https://twitter.com/atc_creative/status/1384111923189321736
NFTStudioがフルオンチェーンNFT発行サービス「FullOnChainNFT」の提供開始。SVGファイル制作から販売後のプロモーションまでをワンストップでサポート https://t.co/E9Iuj8HWnC @PRTIMES_JPより
ある意味、twitterblueが流行ると、こういうフルオンチェーンな保存のほうが、良いかもなと思う
— Think (@Fetalia_lumin) January 21, 2022
NFT Studioは新たな取り組みを続けており、今でも引き続き注目を集めているようです。
NFT Studioに関するよくある質問
NFT Studioを始めるにあたって、質問を抱えている方も多いでしょう。ここではよくある質問である以下の2つに回答します。
- NFT Studioの手数料はいくら?
- NFT Studioにはクリエイター審査がある?
NFT Studioの手数料はいくら?
NFT Studioでかかる手数料は以下の通りです。
- 登録料は無料
- 運営手数料として売上の20%を支払う必要がある
- トランザクション手数料(ガス代)は無料
NFT Studioにはクリエイター審査がある?
NFT Studioにはクリエイター審査があります。しかし、審査基準は公開されていません。
NFT Studioのクリエイターになりたい場合は、とりあえず審査を受けてみましょう。
まとめ:NFT StudioでNFT作品に触れてみよう
NFT Studioとは、クリエイターやアーティストが制作した作品を売買できるマーケットプレイスです。
NFT Studioの特徴は以下の3つです。
- クリエイターの収益を還元する仕組み
- NFTアートをクレジットカードで購入できる
- カスタマイズNFTショップを構築できる
NFT Studioでは使用するブロックチェーンや認証システム、決済方法などをさまざまな項目の中から自由に選択できるため、顧客の希望に合わせた柔軟なカスタマイズができます。
本記事を読んで他のNFTマーケットプレイスも気になるという方は、「【保存版】NFTマーケットプレイスとは?国内・海外のおすすめ14選を比較」をご覧ください。国内外のNFTマーケットプレイスについて紹介しています。
「NFT-Now」では、他の記事でもNFTについて発信しているため、ぜひ参考にしてみてください。
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。