【画像付】誰でも簡単ピクセルアート(ドット絵)の作り方とコツ解説
NFTプラットフォーム公開日 : 2022年03月09日 | [更新日] 2024年11月01日
「今話題のピクセルアートの作り方を知りたい」
「誰でも上手にピクセルアートを作るコツがあれば知りたい」
上記のように思う方も多いのではないでしょうか。近年盛り上がりを見せるNFTアート界隈でも特に注目を集めるピクセルアートは、作り方さえ覚えれば誰でも簡単に量産できます。
本記事では、ピクセルアートの簡単な作り方と上手に作るコツを紹介します。記事の後半ではピクセルアートの販売に関するコツも解説するため、参考にしてください。本記事を読めば、すぐにNFTビジネスを始められるようになります。
- ピクセルアートとは
- ピクセルアートは簡単に作成できる
- ピクセルアート作り方にはコツがある
- ピクセルアートの販売も簡単にできる
目次
NFTで人気のピクセルアート(ドット絵)とは
ピクセルアートは絵の一種です。「ピクセル」はデジタル画像の最小単位を指し、目視でピクセルが確認できる絵や画像をピクセルアートと呼びます。ドット絵とも呼ばれますが、ピクセルアートとドット絵の違いは明確には定められていません。
ピクセルアートはNFTアートとして人気を集めています。ピクセルアートの代表格である「CryptoPunks(クリプトパンクス)」は、販売額が8600万ドル(約94億円)を超えて話題となりました。
関連記事:NFTアート「クリプトパンクス」の販売額が過去最高に──VISAの購入で拍車
ピクセルアート(ドット絵)を作る2つの方法
NFTアートの中でも特に人気が高いピクセルアートを作る方法は、大きく2つの方法が挙げられます。
- 自分でピクセルアートを作成する
- イラストをピクセルアートに変換する
「ピクセルアートに挑戦してみたいけど、絵心がないから無理そう…」と感じている方は、クリエイターにイラスト製作を依頼し、アプリを利用してピクセルアートを作る方法もオススメです。それぞれ詳しく解説します。
自分でピクセルアートを作成する
ピクセルアートを作る方法の一つとして、自分で絵を描き、ピクセルアートを作成する方法があります。
ピクセルアートの多くはパソコンやスマホといったデジタル機器とツールを使って作成されており、主に下記のようなツールがあります。
- Illustrator
- Photoshop
- スマホ専用アプリ
- タブレット端末専用アプリ
各ツールに向いている人を大別すると、Illustratorはピクセルアート以外のデザイン作成なども行いたい人に向いており、Photoshopは画像の加工なども行いたい人におすすめです。
スマホ専用アプリ、タブレット端末専用アプリはスキマ時間などで手軽にピクセルアートを作りたい人に向いています。
上記のように、ツールによって得意分野が分かれているため、作成したいピクセルアートの方向性にあったものを選択するようにしましょう。
イラストをピクセルアートに変換する
どうしても絵を描くのが苦手な方には、既存のイラストをピクセルアートに変換する方法があります。
「8bit painter」の場合はキャンバス画面で「画像インポート」を選択すると、自動でピクセルアートに変換してくれます。
既存のイラストをピクセルアートに変換する方法であれば、絵を描くのが苦手な方も簡単にピクセルアートの作成が可能です。
簡単にできるピクセルアート(ドット絵)の作り方
簡単にできるピクセルアートの作り方をツール別で紹介します。今回は、特に多くのアーティストが使っている以下の方法を取り上げるので、作りたいピクセルアートに合わせて検討してみてください。
- Illustratorでの作り方
- Photoshopでの作り方
- iPadやスマホ用アプリでの作り方
それぞれ詳しく説明します。
Illustratorでの作り方
Illustratorでピクセルアートを作成する場合は、以下の手順で作業しましょう。
- ピクセルアート·ドット絵を作る枠を設定する
- 長方形ツールで枠を作成する
- グリッドを作成する
まずは、Illustratorでピクセルアート・ドット絵を作る枠を設定してください。
新規作成をクリックするとピクセルアートのサイズを選ぶ画面に移行するので、サイズ【600×600】を選択してください。
続いて、長方形ツールで正方形を作成してください。
正方形が作成できたら、グリッドを作成しましょう。オブジェクト→パスの項目から「グリッドに分割」をクリックしてください。
クリックしたら、グリッドと分割の数値を調整していきましょう。ここでは「行の段落を32・間隔0px」「列の段落を32・間隔0px」としたらOKをクリックしてください。
上記の作業を終えるとグリッドが作成され、ピクセルアートを作成する準備が整います。作成したグリッドに沿って好みのピクセルアートを作成してください。
Photoshopでの作り方
続いて、Photoshopでピクセルアートを作成する方法を解説します。以下の手順に従って、作業を進めてください。
- 新規から枠を設定する
- グリッドを作成する
Illustratorでの作業同様、Photoshopでもまず枠を設定する必要があります。「ファイル→新規」をクリックしてください。
次に「幅と高さを32、解像度は72、カラーモードはRGB」と設定し「OK」をクリックします。
これで枠の設定は完了です。続いて「表示」の項目の「エクストラ」「定規」にチェックが入っていることを確認して下さい。
確認できたら「表示·非表示」→「グリッド」をクリックしましょう。
これでグリットが設定できたので、Illustrator同様好みのピクセルアートを作成してください。
iPadやスマホ用アプリでの作り方
最後にアプリを利用してiPadやスマホ、そのほかタブレット端末でも簡単にピクセルアートを制作する方法を紹介します。
iPadやスマホでピクセルアート作成ができるアプリは数多く存在しますが「8bit Painter」というアプリが使いやすくおすすめです。
「8bit Painter」は最初からグリッドが設定されているため、短時間でハイクオリティなピクセルアートを作成可能です。
マス目を選択すると色が入ります。一つずつ色を入れられるため、絵を描くのが苦手な方でも簡単に作成が可能です。
数十分あれば、立派なピクセルアートを作成できます。
このように、初心者の方でも簡単にCryptoPunks(クリプトパンクス)のようなピクセルアートを作成できます。まずは手軽にピクセルアートを作ってみたいという方は、iPadやスマホで利用できる「8bit Painter」から始めてみましょう。
ピクセルアート(ドット絵)の作り方に関するコツ
ピクセルアートは自分で絵を描いたり、既存のイラストをピクセルアートに変換したりすることで簡単に作成できます。しかし、中にはうまく作れない方もいるでしょう。
ピクセルアート作成が苦手な方や絵に自信がない方は、まずはピクセルアートを簡単に作るコツを知りましょう。ピクセルアートの作り方には2つのコツがあります。
- 上手な絵じゃなくてもOK
- 既存の作品を参考にする
上手な絵じゃなくてもOK
ピクセルアートは決して上手な絵である必要はありません。実際にNFTマーケットプレイスに出品されているピクセルアートを見てみてください。美術館に飾られているような芸術的な作品ばかりではありません。
しかし、本当に絵に自信がない方は、ピクセル画像編集アプリ「EDGE touch」の利用がおすすめです。「EDGE touch」には画像を半透過するオニオンスキン機能があり、描きたい絵をうっすらと背景に写し出してくれます。
半透過された絵の上をなぞるだけでピクセルアートができるため、絵に自信がない方は「EDGE touch」を使ってみましょう。
既存の作品を参考にする
絵が苦手だったり何を描いたらいいかわからなかったりする方は、他の方が描いた既存の作品を参考にするのも一つの手です。
NFTマーケットプレイスやTwitterなどで検索すると、さまざまなピクセルアートが出てきます。好きな絵を見つけて、参考にしてみましょう。「EDGE touch」のオニオンスキン機能で背景に表示させ、なぞって練習もできます。
しかし、なぞった絵をそのまま販売すると著作権侵害になる可能性があるため、注意しましょう。
ピクセルアート(ドット絵)をNFTマーケットプレイスで販売する方法
ピクセルアートを作成できたら、次はNFTマーケットプレイスで販売してみましょう。ピクセルアートをNFTマーケットプレイスで販売する方法は、下記の順番で行うとできます。
- 出品するNFTマーケットプレイスを決める
- 暗号資産(仮想通貨)とウォレットを準備する
- ピクセルアートを出品する
OpenSeaについては「OpenSea(オープンシー)とは?特徴と手数料/登録方法/出品方法を解説」の記事をご覧ください。
NFTの取引には暗号資産(仮想通貨)とウォレットが必要になります。まだお持ちでない方は、「Coincheck(コインチェック)」での購入がおすすめです。
ピクセルアートの出品方法など、詳しい販売方法は「NFTの写真を売るには?手順やおすすめのマーケットプレイスを紹介」の記事を参考にしてください。
ピクセルアート(ドット絵)の販売に関するコツ
初めのうちは、ピクセルアートをただ出品するだけでは売れません。無名の作品は、まず見てもらう・買ってもらう工夫が必要です。
ピクセルアートの販売に関するコツは2つあります。
- 初期販売価格を安く設定する
- OpenSeaでPolygonブロックチェーンを使って販売する
初期販売価格を安く設定する
すでに有名な作品と同じ価格では、無名の作品が売れる可能性は低いです。まずは買ってもらえるように、初期販売価格を安く設定してみましょう。価格が安ければ、知らない作品でも買ってもらえる可能性が高まります。
実際にOpenSeaで検索して、相場より安い価格帯を探すのがポイントです。時期にもよりますが、目安は0.01〜0.02ETHです。売れるようになってきたら、徐々に価格を上げていきましょう。
OpenSeaでPolygonブロックチェーンを使って販売する
OpenSeaで販売する際、どのブロックチェーンで売るかを選べます。イーサリアムブロックチェーンはメジャーですが、ガス代が高いです。対してPolygonチェーンはマイナーですがガス代が安いため、初めての出品でも買ってくれる可能性があります。
慣れてきたら、イーサリアムブロックチェーンに移行してみましょう。詳しくは「OpenSeaの販売にかかるガス代とは?節約する3つの方法も紹介」の記事を参考にしてください。
まとめ:ピクセルアート(ドット絵)の作り方を知ってNFT作品を販売しよう
今後さらなる盛り上がりを見せるであろうNFTアートの世界に参入したい人は、簡単に作成できるピクセルアートから始めてみましょう。
今回紹介したように、ピクセルアートはIllustratorやPhotoshop、8bit Painterのようなアプリを利用すれば、これまでアート作品を作った経験がない人でも簡単にオリジナルのピクセルアートを作成できます。
また、簡単に作りたい場合はイラストを取り込んでピクセルアートにする手法もおすすめです。NFTアートは今後もさまざまな作品が生み出され、ユーザー数も上昇すると見込まれています。できるだけ早めに参入しておきましょう。
「NFT-Now」では、NFTに関するニュースや役立つ情報を日々発信しております。また「【完全版】NFTアートの作り方を画像で分かりやすく解説」ではピクセルアート以外にもさまざまなNFTアートを作成する方法を紹介しています。
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。