Hashmasks(ハッシュマスクス)とは?特徴や買い方、将来性などについて解説
NFTプラットフォーム公開日 : 2022年02月08日 | [更新日] 2025年01月01日
NFTアートの中でも、高値で取引されることも多い『Hashmasks(ハッシュマスクス)」はご存じでしょうか。
Hashmasksは作品ごとにレアリティが設定されている点や、名前を変更するたびに希少性が上がるという特徴から、約6,900万円で取引された事例もあります。
NFTアートに興味を持っているならば、Hashmasksについては知っておくべきです。本記事では、Hashmasksの特徴や作品の紹介、購入方法について詳しく解説していきます。
本記事を読めば、Hashmasksが何なのかが分かり、NFTアートについてより理解が深まります。Hashmasksの買い方も解説しているため、参考にしてください。
- Hashmasksには5つの特性がある
- Hashmasksのトークン「NCT」は作品名の変更に使用する
- Hashmasksは作品名を変更するたびに希少性が上がる
- Hashmasksの作品はOpenSeaから購入できる
目次
Hashmasks(ハッシュマスクス)とは
出典:Hashmasks
Hashmasksとは、世界各国に分散する70名以上のアーティストによって製作された約16,000品のNFTアートです。
アメリカ合衆国の画家ジャン=ミシェル・バスキアにインスパイアされた作風が特徴となっています。
注目すべき点は、どの作品にも名前がつけられていない点です。
後ほど詳しく解説しますが、Hashmasksのタイトルを付けるのは購入者であり、条件を満たすことでタイトルの変更もできます。
つまり、購入者が作品に名前を付けることで、Hashmasksは真の完成をむかえるわけです。
Hashmaskの一次販売はすでに終了しており、今後は市場に新作が出回る予定は今のところありません。
そのため、Hashmaskを購入するためには、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで取引する必要があります。
Hashmasks(ハッシュマスクス)の5つの特徴
Hashmasksには以下5つの特徴があります。
- 5つの特性がある
- 保有すると独自トークンNCTが付与される
- 作品の名前を変えられる
- 初版はすでに完売している
- 誰の作品かは分からない
5つの特性があるアート
Hashmasksには以下5つの特性があります。
- Character(キャラクター)
- Mask(マスク)
- Eye Color(目の色)
- Skin Color(肌の色)
- Item(持ち物)
Hashmask #16214 – “Dorian Monkray” was purchased by https://t.co/BsDgPmy1zY from https://t.co/qf93yIxpAA for 4.0000 $ETH ($12,467.4 USD) #thehashmasks #hashmasks
Character: Male
Mask: Pixel
Eye: Green
Skin: Gray
Item: Shadow Monkey pic.twitter.com/mDa1zbo3fL— Hashmasks Bot (@hashmasksbot) January 19, 2022
上のツイートの特性は以下の通りです。
- Character:男性
- Mask :ピクセル
- Eye Color:グリーン
- Skin Color:グレイ
- Item:シャドウ・モンキー
全てのHashmaskは希少性が高いですが、そのなかでもレア度が極めて高いHashmaskがあります。
たとえば、特性の中でも「Robot(ロボット)」や「Puppet(人形)」などは制作数が少ないため、希少性は高いです。Hashmaskの特性により見た目が異なるのは当然ですが、海外ユーザーは似た特性ごとにコミュニティを作成しています。
保有すると独自トークンNCTが得られる
独自トークン「NCT」とは、「Name Change Token」の略であり、「名前を変えられるトークン」を意味します。
Hashmasksの保有者には、インセンティブとして1日当たり10枚、年間約3,660枚のNCTが付与されます。
NCTはUniswapや海外取引所などでイーサリアム(ETH)との換金が可能です。
2022年1月時点で1NCT=約2円のため、レートを固定して計算した場合、年間約7,000円が配付されます。
作品の名前を変えられる
1,830枚(半年分)のNCTをバーン(焼失)すると、Hashmasksの名前を変える権利を得られます。
なお、NCTの新規発行は2031年1月26日に終了する予定です。期日までに付けた名前をもって、作品は完成を迎えます。
初版がすでに完売している
Hashmasksは約16,000作品販売され、すでに初版は完売しています。
これからHashmasksを購入する場合は、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで売買取引をしなければいけません。
Hashmasksの具体的な購入手順については、記事後半で解説しますので、ぜひ最後まで読み進めてください。
誰の作品かわからない
Hashmasksは世界各国のアーティスト70名によって制作されました。
しかし、誰がどの作品を制作したのかはもちろん、プロジェクトに関わったアーティストさえ公表されていません。
Hashmasksは大きな成功を収めたプロジェクトのため、今後アーティスト名が公表されると、そのアーティストの他作品の価値が高まる可能性は十分にあります。
Hashmasks(ハッシュマスクス)のトークンである「NCT」について
「NCT:Name Change Token」は、Hashmasksのアートを保有しているとインセンティブとして手に入るトークンです。作品名を変更するときに必要なトークンで、1回の変更につき1,830枚のNCTがバーン(消失)されます。
アート1枚ごとに10NCTが毎日配布されるため、最低でも半年間はHashmasksを保有していないと作品名の変更はできません。そのため、作品名を変更するたびに、NCTの希少性が上がる仕組みです。
また、NCTは2031年1月26日に配布が完了するといわれており、枚数制限があります。配布が終われば、さらに希少性は上がっていくでしょう。
Hashmasks(ハッシュマスクス)の値段
NFTマーケットプレイスOpenSeaで実際に販売されているHashmasksの値段を紹介します。
出典:OpenSea
2022年1月時点、即購入できるHashmasksの最安価格は約26万円です。オークション形式の場合だと、より手ごろな価格で購入できる可能性はあります。
傾向的に、希少性の高い特性を持つ作品ほど高値で取引されています。
しかし、作品の解析結果次第では希少性の低い絵でも、価格が上昇する可能性は十分にあります。
Hashmasks(ハッシュマスクス)の作品例
Hashmasksのアート作品は、5つの特性から構成されています。特性の一つひとつにレアリティがあり、希少性が高い特性を持つアートほど高値で取引されるケースが多いです。
ここからは、下記3つの作品を例にどのようなアート作品が取引されているのか見ていきましょう。
- CryptoKitties
- SuperRare
- Whale
CryptoKitties
ID:#16263
- Character:女性
- Mask :動物
- Eye Color:グリーン
- Skin Color:グレイ
- Item:なし
SuperRare
ID:#7706
- Character:男性
- Mask :メキシコ人
- Eye Color:グリーン
- Skin Color:フリーク
- Item:なし
whale
ID:#0
- Character:男性
- Mask :インド人
- Eye Color:フリーク
- Skin Color:フリーク
- Item:鏡
Hashmasks(ハッシュマスクス)の買い方
ここでは、OpenSeaでHashmasksを購入する具体的な手順を解説します。
購入手続き自体は簡単に進められるため、HashmasksやNFTに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
イーサリアムを取引所で購入
OpenSeaではイーサリアムで売買が実施されるため、まずは取引所でイーサリアムを購入します。
取引所でのイーサリアム購入手順は下記の通りです。
- 取引所の開設
- 日本円を入金
- イーサリアムの購入
国内外で数多くの取引所がありますが、おすすめは使いやすいコインチェックです。取引所選びに迷っている場合は、ぜひコインチェックの利用をご検討ください。
国内取引所の中でアプリダウンロード数No.1と信頼のおける企業でもあります。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
イーサリアムを取引所からMetaMaskに送金する
取引所でイーサリアムを購入したら、暗号資産を保管するウォレットに送金します。
NFTの取引をする場合、Webブラウザーもしくはアプリで利用できるMetaMaskがおすすめです。
MetaMaskへの送金手順は以下の通りです。
- MetaMaskをインストール
- MetaMaskの初期設定をする
- 取引所でMetaMaskのアドレス(アカウント)を登録
- 送付するETHの量を入力(手数料を確認)
- 送付ボタンをクリックし、送金
また、MetaMaskの詳しい使い方は「メタマスク(MetaMask)の登録方法から使い方まで徹底解説」で解説しております。こちらも合わせて、ご参照ください。
MetaMaskとOpenSeaを接続する
MetaMaskにイーサリアムを入金したら、OpenSeaとMetaMaskを連携させます。
OpenSea公式サイトに移動し、「右上の四角いアイコン」→「MetaMask」の順にクリック。
MetaMaskが起動するため、パスワードを入力してログイン。
接続するアカウントをチェックして「次へ」をクリック。
「接続」をクリックして、アカウント接続が完了。
検索欄に「Hashmasks」と入力して購入する
出典:OpenSea
検索欄に「Hashmasks」と入力します。
出典:OpenSea
Hashmasksのページに移動したら、作品を探します。
OpenSeaでは、価格や人気順などに作品を並べ替えられるのはもちろん、Hashmasksの特性別に検索することも可能です。
OpenSeaでのNFT購入方法については、「OpenSeaの買い方をどこよりも分かりやすく画像でイチから解説」で解説しておりますので、ぜひご参考にしてください。
Hashmasks(ハッシュマスクス)の将来性
出典:Hashmasks
Hashmasksの将来性を2つの観点から説明します。
1つめは作品自体の将来性です。
すでに解説したように、全16,384枚のHashmasksが一時販売で完売しています。
追加の作品は制作されない、かつ市場に出回る作品数も限られてくるため、時が経つにつれ希少性は高まります。
結果的に、作品の価格が高まる可能性があるわけです。
また、Hashmasksには意図や謎などが込められており、さまざまなコミュニティが活発に解析に取り組んでいます。
解析結果次第では、作品が大きな注目を集め、価格が高騰する可能性があります。
2つめの観点は独自トークンNCTです。NCTには以下2つの特徴がありました。
- 発行総量が決まっている
- 名前変更すると焼失する
まとめ:Hashmasks(ハッシュマスクス)はアーティスト70人に作成されたNFTアート
Hashmasksは、世界各国のアーティスト70名によって作成された約16,000品のNFTアートです。Hashmasksは作品名を変更するたびに希少性が上がる、ユニークなNFTアートとなっています。
すでに一次販売は終了しており、今から作品を手に入れるには、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスを利用するしかありません。
作品名を変更するために必要なトークン「NCT」は、2031年1月26日に配布を完了する予定です。NCTはHashmasksを保有していると、毎日配布されます。Hashmasksにオリジナルの名前に変更したい場合は、早めの購入がおすすめです。
Hashmasksの購入方法は難しくないため、本記事を参考に購入してみてください。
「NFT-Now」では、NFTに関する情報を分かりやすく発信しております。Hashmasksや他のNFT作品に興味がある方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。