MetaMask(メタマスク)の使い方/入金・送金手順を画像で解説
MetaMask公開日 : 2022年05月31日 | [更新日] 2024年10月01日
「MetaMask(メタマスク)の使い方が知りたい」
「NFTのマーケットプレイスとMetaMaskを連携させたいが、方法が分からない」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
MetaMaskは、現在の銀行やモバイルウォレットとは異なるため、イメージが掴みにくい方が多いのではないでしょうか。
本記事では、MetaMaskのインストール手順から入金手順、取引所ごとの送金手順まで基本的な使い方を紹介します。
この記事を読むことで
- MetaMaskがインストールでき、利用できる
- MetaMaskの基本的な使い方が理解できる
- 取引所ごとに連携ができるようになる
ようになります。
MetaMaskを使用して、取引所の仮想通貨の管理やNFTマーケットプレイスとの連携を行いましょう。
目次
MetaMask(メタマスク)とは?特徴を紹介
MetaMaskは暗号資産を保管できるウォレットです。
Webブラウザーの拡張機能として動くデスクトップウォレットタイプの他、スマホのアプリとしても使用するモバイルウォレットタイプがあり、Webでもスマホでも利用することができます。
暗号資産の保管以外にも、イーサリアムブロックチェーン基盤のDApps(分散型アプリケーション)に接続して、暗号資産やトークンのやり取りが可能です。
ブロックチェーンゲームでのアイテムの購入、NFTの売買、DeFi(分散型金融)での暗号資産の投資など、その利用範囲は広範囲にわたっています。
MetaMask(メタマスク)のインストール手順
MetaMaskのインストールの手順の紹介です。
MetaMaskは以下のブラウザに対応しています。
・Google Chrome
・FireFox
・Brave
・Microsoft Edge
今回はGoogle Chromeのインストール方法を説明いたしますが、他のブラウザでのインストール方法の詳細を知りたい方は、「MetaMask(アカウント/トークン/接続サイト)削除・復元方法」をご参照ください。
MetaMask(メタマスク)をPCにインストール
Google Chromeのインストール方法は拡張機能としてインストールします。
1:Chromeのウェブストアにアクセスし、MetaMaskを選択
2:画面が表示されたら、「Chromeに追加」をクリック
3:下記の画像が表示されるので、「拡張機能を追加」をクリック
4:インストール完了
MetaMask(メタマスク)の初期設定手順
MetaMaskの初期設定の手順を紹介します。
ステップごとに説明を行っておりますため、始めてMetaMaskを使用する方でも簡単に初期設定を完了することができます。
初期設定手順
MetaMaskのインストール完了後は初期設定を始めます。
1:インストール完了後、キツネのアイコンをクリック
Chromeの画面上部にMetaMaskのキツネのアイコンが表示されます。
2:「開始」をクリック
3:初めの利用で初期設定を行うため、「ウォレットの作成」をクリック
※「ウォレットのインポート」のボタンは既にアカウントを持っていて、別のPCにMetaMaskをダウンロードする場合に使用します。
4:場合によって、品質向上に合意する画面が出るので「同意します」をクリック
5:パスワードを入力して、利用規約にチェックして作成ボタンをクリック
6:「パスフレーズ」の確認および保存を行います。
「パスフレーズ」とはランダムな12個の英単語です。
「パスフレーズ」は下記の場合にアカウントを復元させるために必要になる重要なフレーズです。
- 登録したパスワードを忘れてしまった場合
- 誤ってChromeからMetaMaskを削除してしまった場合
「パスワード」も大切ですが、「パスフレーズ」の方が重要になります。
アカウントの乗っ取りの原因の一つが「パスフレーズ」を他人に知られてしまうことです。
「パスフレーズ」を他人に知られることで、パスワードの復元に繋がり、気付かぬうちにMetaMaskの仮想通貨がなくなることになります。
自身でも忘れないように、画面のスクリーンショットを印刷して厳重に保管しましょう。
「パスフレーズ」の確認方法は、鍵のマークをクリックすると表示されます。
7:パスフレーズの入力
入力の注意点として、単語の順番も表示通りに入力する必要があります。
8:パスフレーズ入力完了後「すべて完了」をクリック
初期設定は以上で完了です。
パスフレーズと秘密鍵について
MetaMaskは複数のアカウントを持つことができ、各アカウントにウォレットをインポートする際に必要になるキーが「秘密鍵(プライベートキー)」です。
「パスフレーズ」同様に「秘密鍵」も他人知られてしまうことで、ウォレットから暗号資産を盗難される恐れがあります。
また、紛失してしまってわからなくなってしまうと、二度とウォレットの中にある暗号資産を引き出せなくなる危険性もあるため保管方法は徹底しましょう。
先ほど紹介したパスフレーズと秘密鍵の違いは下記です。
・パスフレーズはMetaMaskのアカウントの復元で使用
・秘密鍵(プライベートキー)はアカウントにウォレットをインポートする際に必要
1:MetaMaskの右上の3つの黒い点をクリック
2:アカウントの詳細をクリック
3:秘密鍵のエクスポートをクリック
4:初期に設定したパスワードを入力
5:秘密鍵の表示、スクリーンショットを取って保管する
6:完了
MetaMask(メタマスク)への入金手順
MetaMaskへの入金手順を紹介します。
操作手順は簡単にできるため、はじめてMetaMaskに入金を行う方も安心して入金作業を行うことが可能です。
入金手順
1:アドレスを「クリップボード」にコピー
アカウントの部分にマウスを合わせると、「クリップボード」にコピーという表示がされます。
2:「クリップボードにコピー」をクリック
以上でMetaMaskに入金される準備ができました。
出金先の取引所で出金処理を行いましょう。
取引所から出金されてMetaMaskに入金確認されるまで時間がかかります。早くても5分~10分程度ですが、取引所によっては最大で1~2日かかる場合もあるため入出金までお待ちください。
Etherscan(イーサスキャン)で入金の確認
Etherscan(イーサスキャン)で入金の詳細な確認できます。
1:右上の3つの黒点をクリック
2:プルダウンの中のEtherscan(イーサスキャン)をクリック
3:Etherscan(イーサスキャン)の画面より入金を確認
MetaMask(メタマスク)からの取引所ごとの送金手順
各取引所毎の送金方法を説明します。
自身の取引所画面と見比べながら操作することをおすすめします。
また、記事内の画像は2021年7月の画像となっておりますため、各取引所ごとに画面のデザインが変更されていることがございます。
取引所ごとの送金手順を説明する前に共通の注意事項以下3点を紹介します。
- 誤入力を無くすため手入力ではなく必ずコピー&ペーストを行う
- 一度出金処理を行うとキャンセルはできない
- 出金には手数料分が発生します(所持している通貨の量が手数料含めた総額より少ない場合は出金はできない)
上記3点を理解してMetaMaskから取引所へ送金しましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)で送金手順
送金先(MetaMask)のアドレス(アカウント)を登録します。
1:入出金をクリック
2:通貨(ETH)を選択
3:送付をクリック
4:アドレスを登録(画面は既にMetaMaskが登録されています)
5:二段階認証を設定している場合は認証を行う
6:MetaMaskでコピーしたアドレスを貼り付ける
登録画面が表示されます。
7:追加をクリック
8:登録後、表示されたアドレス欄をクリック
9:送付するETHの量を入力(手数料を確認)
送付ボタンをクリックして送金完了です。
Zaif(ザイフ)で送金手順
1:イーサリアムのアイコンクリック
2:「出金」をクリック
3:出金先であるMetaMaskのアドレスを登録(必ずコピーと貼り付け)
4:出金するETHの量を記入
5:出金先・金額を確認して、2段階認証トークンを入力して、出金をクリック
送金完了です。
bitbank(ビットバンク)で送金手順
MetaMask(メタマスク)から、bitbank(ビットバンク)の送金手順は、以下6ステップです。
1:「出金」をクリック
画面右上のメニューに記載がございます。
2:「出金」ボタンをクリック
出金画面から、引き出したい暗号資産の右側に記載されています。
3:MetaMaskのアドレスを登録
「引出タブ」をクリックし、引出先のアドレスの「追加ボタン」をクリックして行えます。
4:送金する金額を入力
登録完了後にMetaMaskのアドレスを選択します。
5:引出し内容を確認し、引出しを行う
6:登録メールアドレスを確認
出金申請確認の案内が届くため、メール内に記載のリンクをクリックします。
クリック後、送金完了です。
BITPoint(ビットポイント)で送金手順
他取引所と比較した際に、BITPointは送金手数料がかからないメリットがあります。
1:TOP画面の「入出金」をクリックして各通貨の「出金」をクリック
2:二段階認証を行う
※二段階認証の設定が完了していない方は「Google Authenticator」か「SMS通知」の設定をセキュリティ画面で行います。
3:出金する暗号資産を選択
4:MetaMaskのアドレスの登録
1)「出金先」より「追加」をクリック
2)「ラベル」を任意で入力
3)「アドレス」にMetaMaskのアドレスを必ずコピーと貼り付けで入力
4)「宛先タグ」は不要なため「タグなし」にチェック
(イーサリアム以外の暗号資産で必要になる場合があるため随時確認する必要があります。)
5:出金可能金額の範囲で出金額を入力し、「確認画面」をクリック
送金完了です。
MetaMask (メタマスク)に関するQ&A
MetaMaskに関するよくあるQ&Aの紹介です。
Q.MetaMask (メタマスク) は復元できるの?
MetaMaskは復元できます。
初期設定の章で紹介した「パスフレーズ」を使用して、復元することができます。
詳細は「MetaMask(アカウント/トークン/接続サイト)削除・復元方法」で説明しております。
Q.MetaMask (メタマスク)はiPhoneで使用できるの?
使用できます。
App StoreにMetaMaskのアプリが用意されているため、ダウンロードしてご使用ください。
設定方法の詳細は「メタマスク(MetaMask)の登録方法から使い方まで徹底解説」で説明しております。
Q.MetaMask (メタマスク)のアプリはあるの?
ございます。
Google Play StoreにMetaMaskのアプリが用意されているため、ダウンロードしてご使用ください。
Q.MetaMask (メタマスク)にあるLOOSEはなに?
アカウント情報が引き継がれていない状態です。
しかし、普段通りに使用している場合は「LOOSE」の表示は起こりません。
MetaMaskを再インストール際に行うエクスポート機能とインポート機能を使用した場合に起こる場合がございますが、少し特殊なケースです。
Looseが表示された場合、改めてMetaMaskを再インストールを行う必要があります。
MetaMask再インストール後は、「パスフレーズ」が必要です。
「パスフレーズ」と「秘密鍵」をよく一緒にされる方がおられますが、異なる情報になります。
- パスフレーズはアカウントを復元させる際に必要
- 秘密鍵はアカウントにウォレットをインポートする場合に必要
MetaMask再インストール後に、「パスフレーズ」を入力してアカウント情報を正しく、安全に引き継ぎましょう。
まとめ:MetaMask(メタマスク)の使い方を正しく理解しましょう
MetaMaskは世界中で一番使用されているウォレットです。
今回は初期設定と入金方法など、基本的なことを解説しましたが、MetaMaskの機能は他に沢山用意されています。
DeFiなどのDAppsに接続し、サービスを楽しめることはもちろん、BSC(バイナンス・スマート・チェーン)など、イーサリアム以外のブロックチェーンに簡単に接続することができます。
MetaMaskは使えば使うほど、その魅力の良さがわかってくると思います。
今回の記事をきっかけに、MetaMaskを楽しく、そして幅広く活用して頂けるようになると幸いです。
MetaMaskは世界中で使用されているウォレットです。
MetaMaskのインストール手順、入金手順から各取引所ごとの送金手順を紹介しました。
今回紹介した取引所は下記4つです。
自身の開設している取引所と MetaMaskを連携させて安全に入出金をしましょう。
ほかにも「NFT-Now」ではNFTに関する情報をどこよりも幅広く発信しています。
ぜひ他の記事もご覧ください。
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。