誰でも簡単ピクセルアート(ドット絵)の作り方|NFTの販売方法も解説
NFTプラットフォーム公開日 : 2022年03月09日 | [更新日] 2022年05月01日
NFTに興味を持ち始めた方の中には「ピクセルアートの作り方を知りたい」「ピクセルアートを描きたいけど難しそう」という悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。近年はピクセルアートが高値で販売された例もあり、NFT市場でも注目を集めています。
本記事では、誰でも簡単にできるピクセルアートの作り方やコツ、NFTマーケットプレイスでの販売方法を紹介します。
絵が苦手な方や初心者の方もまねできる内容なので、本記事を参考にピクセルアートを作ってみましょう。
- ピクセルアートは絵の一種で、最近注目を集めている
- ピクセルアートはスマートフォンやタブレット、パソコンで作成可能
- 作成したピクセルアートはNFTマーケットプレイスで販売できる
- NFTの取引には暗号資産(仮想通貨)とウォレットが必要
- 暗号資産(仮想通貨)の購入にはCoincheck(コインチェック)がおすすめ
目次
NFTで人気のピクセルアートとは
ピクセルアートは絵の一種です。「ピクセル」はデジタル画像の最小単位を指し、目視でピクセルが確認できる絵や画像をピクセルアートと呼びます。ドット絵とも呼ばれますが、ピクセルアートとドット絵の違いは明確には定められていません。
ピクセルアートはNFTアートとして人気を集めています。ピクセルアートの代表格である「CryptoPunks(クリプトパンクス)」は、販売額が8600万ドル(約94億円)を超えて話題となりました。
関連記事:NFTアート「クリプトパンクス」の販売額が過去最高に──VISAの購入で拍車
簡単にできるピクセルアートの作り方
ピクセルアートは人気ですが、絵を描くのはハードルが高いと感じていませんか。しかし、ピクセルアートは難しくありません。初心者でもピクセルアートを簡単に書く方法は下記の2つです。
- 自分で絵を描く
- イラストをピクセルアートに変換する
簡単に作る手順を紹介していきます。
自分で絵を描く
まずは、自分で絵を描く方法です。ピクセルアートはスマートフォンやiPadなどのタブレット、パソコンで描けます。
スマートフォンやタブレットを使う場合は、無料アプリで簡単にピクセルアートが作成できます。おすすめは、必要最小限の機能だけで描ける「8bit painter」です。
マス目を選択すると色が入ります。一つずつ色を入れられるため、絵を描くのが苦手な方でも簡単に作成が可能です。
数十分あれば、立派なピクセルアートを作成できます。
パソコンを使う場合は「Adobe Photoshop」がおすすめです。プロも使う画像編集ソフトですが、初心者でも扱えるほど使いやすくなっています。
ピクセルアートを描く際は、レイヤー上にマス目を表示する設定をしましょう。
マス目を選択すると色が入り、ドラッグするとそのまま線が引けます。まっすぐな線を引きたいときは、Shiftキーを押しながらドラッグするとやりやすいです。
イラストをピクセルアートに変換する
どうしても絵を描くのが苦手な方には、既存のイラストをピクセルアートに変換する方法があります。
「8bit painter」の場合はキャンバス画面で「画像インポート」を選択すると、自動でピクセルアートに変換してくれます。
「Adobe Photoshop」の場合は意図的に解像度を下げ、その後元の大きさに戻すやり方でピクセルアートが作成できます。
既存のイラストをピクセルアートに変換する方法であれば、絵を描くのが苦手な方も簡単にピクセルアートの作成が可能です。
ピクセルアートの作り方に関するコツ
ピクセルアートは自分で絵を描いたり、既存のイラストをピクセルアートに変換したりすることで簡単に作成できます。しかし、中にはうまく作れない方もいるでしょう。
ピクセルアート作成が苦手な方や絵に自信がない方は、まずはピクセルアートを簡単に作るコツを知りましょう。ピクセルアートの作り方には2つのコツがあります。
- 上手な絵じゃなくてもOK
- 既存の作品を参考にする
上手な絵じゃなくてもOK
ピクセルアートは決して上手な絵である必要はありません。実際にNFTマーケットプレイスに出品されているピクセルアートを見てみてください。美術館に飾られているような芸術的な作品ばかりではありません。
しかし、本当に絵に自信がない方は、ピクセル画像編集アプリ「EDGE touch」の利用がおすすめです。「EDGE touch」には画像を半透過するオニオンスキン機能があり、描きたい絵をうっすらと背景に写し出してくれます。
半透過された絵の上をなぞるだけでピクセルアートができるため、絵に自信がない方は「EDGE touch」を使ってみましょう。
既存の作品を参考にする
絵が苦手だったり何を描いたらいいかわからなかったりする方は、他の方が描いた既存の作品を参考にするのも一つの手です。
NFTマーケットプレイスやTwitterなどで検索すると、さまざまなピクセルアートが出てきます。好きな絵を見つけて、参考にしてみましょう。「EDGE touch」のオニオンスキン機能で背景に表示させ、なぞって練習もできます。
しかし、なぞった絵をそのまま販売すると著作権侵害になる可能性があるため、注意しましょう。
ピクセルアートをNFTマーケットプレイスで販売する方法
ピクセルアートを作成できたら、次はNFTマーケットプレイスで販売してみましょう。ピクセルアートをNFTマーケットプレイスで販売する方法は、下記の順番で行うとできます。
- 出品するNFTマーケットプレイスを決める
- 暗号資産(仮想通貨)とウォレットを準備する
- ピクセルアートを出品する
出品するNFTマーケットプレイスは、OpenSeaがおすすめです。世界最大級のNFTマーケットであり、ピクセルアートも多数出品されているため、目に留まる機会が多くなります。
OpenSeaについては「OpenSea(オープンシー)とは?特徴と手数料/登録方法/出品方法を解説」の記事をご覧ください。
NFTの取引には暗号資産(仮想通貨)とウォレットが必要になります。まだお持ちでない方は、「Coincheck(コインチェック)」での購入がおすすめです。
ピクセルアートの出品方法など、詳しい販売方法は「NFTの写真を売るには?手順やおすすめのマーケットプレイスを紹介」の記事を参考にしてください。
ピクセルアートの販売に関するコツ
初めのうちは、ピクセルアートをただ出品するだけでは売れません。無名の作品は、まず見てもらう・買ってもらう工夫が必要です。
ピクセルアートの販売に関するコツは2つあります。
- 初期販売価格を安く設定する
- OpenSeaでPolygonブロックチェーンを使って販売する
初期販売価格を安く設定する
すでに有名な作品と同じ価格では、無名の作品が売れる可能性は低いです。まずは買ってもらえるように、初期販売価格を安く設定してみましょう。価格が安ければ、知らない作品でも買ってもらえる可能性が高まります。
実際にOpenSeaで検索して、相場より安い価格帯を探すのがポイントです。時期にもよりますが、目安は0.01〜0.02ETHです。売れるようになってきたら、徐々に価格を上げていきましょう。
OpenSeaでPolygonブロックチェーンを使って販売する
OpenSeaで販売する際、どのブロックチェーンで売るかを選べます。イーサリアムブロックチェーンはメジャーですが、ガス代が高いです。対してPolygonチェーンはマイナーですがガス代が安いため、初めての出品でも買ってくれる可能性があります。
慣れてきたら、イーサリアムブロックチェーンに移行してみましょう。詳しくは「OpenSeaの販売にかかるガス代とは?節約する3つの方法も紹介」の記事を参考にしてください。
まとめ:ピクセルアートの作り方を知ってNFT作品を販売してみよう
ピクセルアートは絵の一種で、NFTアートとして注目を集めています。ピクセルアートの作成は難しくなく、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って作成が可能です。
スマートフォンやタブレットを使う場合は「8bit painter」、パソコンの場合は「Adobe Photoshop」がおすすめです。絵が得意ではない方も簡単にピクセルアートが作れます。
ピクセルアートが作成できたら、NFTマーケットプレイスで販売してみましょう。最初は安く価格を設定しておくと売れやすくなります。
ピクセルアート・NFTアートについてさらに詳しく知りたい方は、他の記事もご覧ください。
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。 大手仮想通貨メディアで執筆を担当しており、暗号資産について知見があります。