MetaMask(アカウント/トークン/接続サイト)削除・復元方法
MetaMask公開日 : 2021年07月18日 | [更新日] 2024年11月01日
MetaMaskを使いはじめたものの、アカウントの管理はどのように行えばいいのかな?と思うこともあるのではないでしょうか。
そこで本記事では下記のトピックについて解説します。
- MetaMaskアカウントの削除方法
- MetaMaskアカウントの復元方法
- MetaMaskの動作が遅い場合の対処方法
最後まで読んでいただくことで、より便利にMeataMaskを使えるようになるはずです。
目次
MetaMaskアカウントの削除方法
アカウント
ブロックチェーンの性質上、作成したアカウント (下図の例では「My Accounts」)を削除することはできません。
削除できるのは、個別のウォレットに紐づけされたアカウント (下図の例では「Account 2」「Account 3」「Account 4」) のみです。
削除したいアカウントをクリックすると、右に3つのドットのアイコンが表示されますので、
それをクリックします。
すると、ドロップダウンメニューに「Remove account 」の選択肢が表示され、クリックする
ことで削除が可能です。
※ スマホアプリ版でのアカウント削除はこちら
アカウント削除
トークン
トークンは「削除」ではなく、「非表示」となります。
手順は非表示にしたいトークンをクリックすると、右上に3つのドットのアイコンが表示
され、ドロップダウンメニューに「Hide Token」オプションが表示されますので、そこを
クリックします。
(下図の例では「DAI」というトークンを非表示にしようとしています。)
接続サイト
Coincheckと接続されているMetaMaskのアカウントは、接続の解除が可能です。
以下に、WebブラウザとしてChromeを使用している場合の例を記します。
1.ブラウザに表示されているMetaMaskのアイコンをクリックすると、右に3つのドットのアイコンが表示されますので、それをクリックします。
2.ドロップダウンメニューに「接続済みのサイト」が表示されますので、それをクリックします。
3.「接続済みサイト」内の「coincheck.com」の右にある「ゴミ箱」アイコンをクリックします。
4.「切断」をクリックすると、接続が解除されます。
5.注意事項
- 複数のMetaMaskアカウントで「coincheck.com」に接続している場合、全ての
MetaMaskアカウントで接続を解除しましょう。1) 解除しないMetaMaskアカウントがある場合、「Coincheck」内の表示が実際の接続状況と異なる場合があります。2) 特定のMetaMaskアカウントのみ接続を解除したい場合は、全て解除後、接続を希望されるMetaMaskアカウントのみ接続してください。
- 接続を解除しても、MetaMaskのアドレスがCoincheckアカウント内に登録情報として残っています。
したがって、接続を解除したMetaMaskアカウントでも、初回に接続したCoincheck
アカウント以外との接続はできません。
3) MetaMask上で接続表示になったとしても、「署名(Sign)の操作時に失敗
しました」と表示される場合は、Coincheckアカウントとの接続は確立して
いません。
MetaMaskの複数アカウントの作成&削除方法
作成方法
複数のアカウントを所持したい場合、以下の手順でアカウントを追加することで可能に
なります。
1.MetaMaskの右上にある自分のアカウント画像をクリックすると、
メニューが表示されるので、「+アカウント作成」をクリックします。
2.任意のアカウント名を入力します。
(デフォルトのままでも可、下図の例では「TEST」というアカウント名を入力)
3.「作成」をクリックすると、新しいMetaMaskアカウントが作成されます。
4.「TEST」というアカウントが追加されました。
削除方法
複数のアカウントを一括で削除することはできませんので、一つずつ削除してください。
削除したMetaMaskのアカウントを復元する方法
削除した外部アカウントを復元するには2つの方法があります。
シードを使用した復元方法
1) 復元可能にするための準備
1.MetaMaskの右上にある自分のアカウント画像をクリックすると、
メニューが表示されるので、「設定」をクリックします。
2.表示された設定画面をスクロールし、「パスフレーズを表示」をクリックします。
※ 「パスフレーズ」とは削除したアカウントを復元する際に必要となる、
パスワードのようなものです。(後述)
3.パスワードの入力を要求されますので、このMetaMaskにログインする際に使用した
パスワードを入力し、「次へ」をクリックします。
4.「Seed Phrase」という画面が現れ、12個の英単語が表示されます。
復元の際に使用しますので、これをメモし保管しておきます。
※ ここで表示される12個の英単語が前述の「パスフレーズ」です。
2) アカウントの復元
5.MetaMaskのログイン画面を表示し、下図の赤枠が示す「パスフレーズから復元する」を
クリックします。
6.下図 赤枠内 ①の「Wallet Seed」に、メモをしておいた12個の「パスフレーズ (Seed Phrase) 」を入力します。
7.下図 赤枠内 ②の「新規パスワード」と「パスワードの確認」の欄に
新しいパスワードを入力します。
8.下図 赤枠内 ③の「Restore」をクリックします。
9.これで、アカウントの復元が完了しました。
3.2 秘密鍵を使用した復元方法
1) 復元可能にするめの準備
1.MetaMaskを起動し、左側のメニューをクリックします。
2.アカウント情報が表示されるので、「詳細」をクリックします。
3.「秘密鍵のエクスポート」をクリックします。
4.パスワードの入力を求められるので、MetaMaskにログインするときのパスワードを
入力し「確認」をクリックます。
5.このMetaMaskアドレスの秘密鍵が表示されますので、これをメモし保管しておきます。
2) アカウントの復元
6.MetaMaskを立ち上げたら、右上のアカウントイメージをクリックします。
7.メニューが表示されるので、「アカウントのインポート」をクリックします。
8.下図の画面が表示されますので、メモしておいた秘密鍵を入力し「追加」をクリック
します。「キーの種類」の項目は「秘密鍵」のままにしておきます。
9.アカウントの復元が完了しました。
MetaMaskの動作が遅い場合は削除するべき?
MetaMaskを使い続けていると、読み込み時間がかかるようになったり、動作が遅くなることがあります。
そのような場合には以下の対処法を試してみましょう。
1) トランザクションのクリーンアップ
1.MetaMaskの右上にある自分のアカウント画像をクリックすると、メニューが表示されるので、「設定」をクリックします。
2.表示された設定画面をスクロールし、「アカウントをリセット」をクリックします。
3.「アカウントをリセット?」という表示が現れますので、
「RESET」をクリックします。
4.トランザクションのリストがクリアされ、動作が改善されるでしょう。
2) Webブラウザの再起動
対処法 1) で改善されない場合、Webブラウザを再起動してみましょう。
※ 再起動すると、MetaMaskからログアウトした状態になるので、必ずパスワードを
控えておきましょう。
3) PCの再起動
対処法 1)、 2)を行っても改善されない場合、PCの再起動をしてみましょう。
※ 2)同様、再起動すると、MetaMaskからログアウトした状態になるので、必ずパスワードを
控えておきましょう。
4) MetaMaskの再インストール
まだ尚、改善されない場合は、MetaMaskを削除して、再インストールしてみましょう。
MetaMaskはWebブラウザの拡張機能であるため、削除もインストールも容易です。
Webブラウザのアドレスバー右横にあるMetaMaskアイコン上で右クリックをすると「〇〇 (〇〇はWebブラウザ名) から削除」というメニューが表示されますので、それをクリックすると削除が完了します。
まとめ:MetaMaskアカウントの削除前には復元の準備をしましょう
MetaMaskアカウントの追加、削除は、アカウントをクリック後、表示されるメニュー項目
から希望の操作を選択することで簡単に行えます。
ただし、アカウントの削除をする場合は注意が必要です。
アカウントにはウォレットが紐づけされていますので、不用意にアカウントを削除して
しまうとウォレット内のアセット(資産)や仮想通貨を失ってしまいます。
大切な資産を守るために、アカウントを削除する前には、必ず復元の準備をしておきましょう。
復元の準備は「パスフレーズ (Seed Phrase)」があれば基本的には問題ありません。
しかし、他のウォレットアプリで作成したアカウントのように「パスフレーズ (Seed Phrase)」ではバックアップされないアカウントを復元するには「秘密鍵」が必要になります。
したがって、念のため、復元の準備は「パスフレーズ (Seed Phrase)」、「秘密鍵」の両方を行っておきましょう。
最新のNFTの情報手に入れたい方や「NFT-Now」をご覧ください。
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。