OpenSea、手数料とポリシーの大幅変更を発表
NFTニュース公開日 : 2023年02月20日 | [更新日] 2024年11月01日
NFTマーケットプレイスの最大手であるOpenSeaは、NFTのエコシステムの変容に合わせ、手数料とポリシーの大幅な変更を発表しました。OpenSeaは、期間限定で手数料をゼロにし、オンチェーンツールを使用していないコレクションに対し最低0.5%からロイヤリティを選択できるようにすると詳述しています。
他社との激しい競争に直面し手数料引き下げ
OpenSeaは2022年10月に始まったNFT市場の大きな変化に対応するため、金曜日に手数料を引き下げると発表しました。OpenSeaは、「かなりのユーザーがロイヤリティを選択できるマーケットプレイスに移行しているようです。」と述べています。「我々は最善の努力を尽くしていますが、移行は劇的に加速しています。」
OpenSeaは、エコシステム全体のおよそ80%がロイヤリティを完全に支払っておらず、販売ボリュームのほとんどが手数料無料の環境に移行していると指摘しました。NFT市場は近年、短期間で累計売上高が14億ドルに達した新市場、Blurとの競争に直面しています。とはいえ、Blurの累計売上高は、OpenSeaの累計売上高345億3000万ドルには遠く及ばない額だといえます。
また、NFT市場はLooksrareやX2Y2との競争にもさらされています。OpenSeaは今回の変更によって、クリエイター、コレクター、パワーバイヤー、セラーを含むすべてのエコシステム参加者にとって、インセンティブとモチベーションの均衡がとれることを期待しています。さらにOpenSeaは、Blurを含む同じポリシーを持つマーケットプレイスでの販売を可能にするため、オペレーターフィルターを更新することを発表しています。OpenSeaは、「これはOpenSeaの新時代の幕開けです。本モデルのテストの施行を楽しみにしています。」と、新施策への期待を語りました。
BlurとOpenSeaの市場動向については、「Blurの取引量はOpenSeaを上回り3割のシェアを獲得」で詳しく解説しています。あわせてお読みください。
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。