NFTインフラを提供するラリファイがシリーズA資金調達ラウンドで1000万ドルの投資を獲得
NFTニュース公開日 : 2022年03月07日 | [更新日] 2024年09月01日
ラリファイが1000万ドルを調達し、事業拡大を計画
NFTサービスを統合するサードパーティ向けのインフラを提供するラリファイは、先日のシリーズA資金調達ラウンドで1000万ドルを調達しました。
ゲームやメタバースアプリケーションを含むさまざまな分野でNFTの人気が高まっている中で、このラウンドは、ラリファイが1億ドルの評価額を達成するきっかけとなりました。パンテラ・キャピタルが主導し、エニアックベンチャー、グレイクロフト、ハイパー、スローベンチャーなどの企業も参加しています。
ラリファイの共同創業者であるRevas Tsivtsivadzeによると「スクエアが支払いプロセスをシンプルにした」ように、ラリファイはNFTの作成と販売のプロセス全体を簡素化することを目指しているとのことです。
同社は、今回の資金調達で、より採用活動を活発にし、パートナー企業と共にNFT製品を販売していく予定です。
パンテラのパートナーであるPaul Veradittakitはこう述べています。
「ラリファイは、企業が既存製品にNFTを導入する際に直面する障壁を消し去りました」
さらに、ラリファイのソリューションは、”企業だけではなく消費者全員がNFTへアクセスしやすくする “と説明しました。
NFTの成長が原動力
ラリファイの新たな資金調達ラウンドは、NFT市場の成長と、アートやゲームなどいくつかの業界におけるNFTの運用可能性の賜物です。
これらのツールの有効性を批判する声がまだあるのも事実です。しかしその背景にはかなりの大きな市場があり、主要なNFT市場の一つであるOpenseaは先月、200億ドルの歴代売上高を突破しています。
従来のゲーム会社も、自社製品にNFTサポートを追加することを試みています。ユービーアイソフトが「クオーツ」という独自のNFT市場を作ったのがその例です。
ラリファイの目標は、同社のウェブサイトに記載されたミッションで以下のように述べられています。
「ビジネスモデルにNFTを追加するこれらの企業とつながることで「チームが異種のシステムを継ぎ合わせたり、ブロックチェーン技術の統合に何カ月も費やす必要がないように」ソリューションを提供することだ」
同社のシード資金調達ラウンドでは、9月に200万ドルの資金調達を成し遂げています。
そのラウンドにも参加したパレトとシャッターズストックの創業者であるジョン・オリンジャーは、次のように述べています。
「ラリファイは、これまで以上に多くの企業でNFTを実現できるようにします」
ほか、NFTとは何かさらに知りたい方は「NFTとは?わかりやすく仕組みや特徴、作成・購入・販売方法を解説」でも詳しく紹介をしておりますため、ご覧ください。
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。