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スヌープ・ドッグはWeb3やNFTの顔としての存在か?業界にとっての影響力は?

NFTニュース

公開日 : 2022年03月24日 | [更新日]

スヌープ・ドッグは、Web3、NFTの非公式な顔になりつつあるようです。Web3がクリエイティブ産業に与える本当の影響とは何でしょうか?

多くのユーザーや部外者が「ワイルドウエスト」とたとえるWeb3は、オープンソースで非中央集権的です。関心のある多くの人は、急成長するメタバースから利益を得る方法を模索しています。

一部の企業や投資家がどこで賭けるべきかを考えている中、人気ラッパーでNFTコレクターのスヌープ・ドッグは多くの人に先んじて、いち早く市場に参入しました。

大麻とNFTの愛好家である彼は、3月7日に音楽とゲームの文化的なつながりを強化する意図で、デジタルネイティブなライフスタイルとゲームプラットフォームである「FaZe Clan」への参加を表明しました。スヌープ・ドッグは、デジタル・コレクティブルへの参加を通じて、Web3分野での信用を高め、有識者からは権威的な存在としてみなされています

https://twitter.com/SnoopDogg/status/1500879154509598720?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1500879154509598720%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fcointelegraph.com%2Fnews%2Fsnoop-dogg-may-be-the-face-of-web3-and-nfts-but-what-does-that-mean-for-the-industry

The SandboxでのSnoopverseの構築から、「Cozomo de’ Medici」という偽名のオンラインペルソナの作成まで、スヌープ・ドッグのデジタルフットプリントは無視できないものになっています。スヌープ・ドッグがこの分野に与えた影響は計り知れません。ある投資家は、スヌープ・ドッグの仮想不動産に隣接するデジタルな土地を45万ドル以上で購入しました。

スヌープ・ドッグのWeb3への参加は、イノベーション、コンテンツの作成と開発、および所有権の表明です。彼が現在のWeb3の顔であり、他のクリエイターへの道を切り開いているという人もいます。

音楽NFTに新たな道が開かれる

音楽NFTは、ビジュアルアートNFTに続いて人気が出てきており、現在は戦略的な提携が進められています。スヌープ・ドッグは最近「Death Row Records」を買収し、メタバースで最初のNFTレコードレーベルにする予定です。また、他のアーティストとの提携にインパクトを感じている人もいます。​​​​

DJ兼音楽プロデューサーの「3lau」が設立したNFTロイヤリティ・プラットフォームである「Royal」は、ラッパーの「Nas」と提携しました。「Royal」は、アーティストがファンとつながりながら、自らの作品から直接収入を得られる様々な方法を、認知させました。しかし、このテクノロジーと分野に目を向けているのは、業界の大物たちだけではありません。

Web3の専門家たちは、メタバースの創造的な自由さに関心を向けています。アーティストはNFTが、公平な報酬を得られる手段だと認識しつつあります。この傾向について、ミュージシャンでNFT音楽スタートアップ「Sound」のアーティストリレーションの責任者であるIman Europe氏は、Bloombergに対し、従来の音楽業界においてアーティストがいかに過小評価されていたかを強調し、次のように語っています。「3月14日、スヌープ・ドッグは『Sound』経由で音楽NFTをドロップし完売した。そして100ETH(271,399ドル)を調達でき,100万回のストリーミングにかかる金額を1人の人が購入してくれた」

Web2のストリーミングモデルを経て、クリエイターは音楽NFTでより良い仕組みを作り、生計を立てています。アーティストであり、NFTマーケットプレイスプロトコル「Zora」のコミュニティプログラミング責任者であるLatashá氏は、50以上の音楽とマルチメディアのNFTを販売しています。NFTに特化したブロックチェーンプラットフォーム「Palm」に、1作品あたり平均20,000ドルで販売していると述べています。

Web2モデルでは、アーティストが1ドルを稼ぐには、何百もストリーミングをされる必要がありました。対照的に、Sound、Audius、Zora、Royal、CatalogなどのWeb3プラットフォームでは、アーティストが音楽NFTの所有権を保持し、再販されるたびにロイヤリティを受け取ることができます。音楽NFTはブロックチェーン上で作成され、メタデータに裏付けられているため、知的財産権の放棄の問題が軽減されます。また、ブロックチェーンは、コンテンツがどこで使用され、配信されたかを容易に追跡できます。これにより、アーティストが直接報酬を受けられるようになるでしょう。

スヌープ・ドッグは、インディーズミュージシャンがメジャーレーベルに挑む際のみちしるべになり得るかもしれない。彼やWeb3の関係者は、クリエイターと所有者が将来、音楽NFTからどのように利益を得られるかについての道筋を提示しました。

音楽NFTは、PFP(Proof-of-Profile)NFTほどの盛り上がりはないものの、単なる音声ファイルとしての役割にとどまらず、実用性や機能性の開発が進んでいます。Web3とブロックチェーンというインフラが、クリエイターエコノミーという産業を解放し、革命を起こしているのです。

クリエイターエコノミーはWeb3向けに構築されている

Web3はインターネットの次の世代であり、まだ定義が難しいかもしれませんが、Web3の分野では、クリエーターは有利になるでしょう。Web3のインフラはブロックチェーン上に構築されているため、アーティストは一定レベルの自律性と透明性を望みます。Web3は、ビッグテック・プラットフォームがデータを管理したり、所有をしたりしていません。よって、ユーザーが自分の作品を所有し、利益を得ることができるのです。

YouTubeは、ユーザーがコンテンツを作成、発表、配信するための新しい方法を開拓しました。そしてYouTubeは、所有権に関するWeb3の機能を追加しようとしています。Web3は、スマートコントラクト、ロイヤリティや様々な収益方法を通じて、データの作成と配布の新たな考えを一般化するのを目的としています。

Web3における所有権の概念は、履歴が残るため、クリエイターとそのコミュニティの双方にメリットがあります。コンテンツのライセンスがブロックチェーンネットワーク上で把握できることを考えると、クリエイティブな作品が執拗に海賊版にされるような時代が再びくることはないでしょう。

Web3はNFTのブームとともに頭角を現し始め、多くの分野に影響を与えました。ブロックチェーンとWeb3は、ビジュアルアートや音楽だけでなく、ゲームにも進出し、そのキーパーソンに影響を与えています。Ryan Watt氏はYouTubeのゲーム部門長を辞め、ブロックチェーンゲームとWeb3のフィールドに移りました。そして現在は、Polygon StudiosのCEOとして働いています。

ブロックチェーンゲームが広く普及するにつれ、クリエイターとストリーマーの融合がより一層進むことでしょう。開発中のプロジェクトも増えています。新規ユーザーの獲得や既存会員の囲い込みのためのコンテンツ制作や開発の必要性が高まってくるでしょう。Web3は、コンテンツに関わる人や参加する人だけでなく、コンテンツ制作のあり方そのものを着実に変え始めているのです。

スヌープ・ドッグと「FaZe Clan」のパートナーシップに見られるように、Web3でのクリエイターは、もはや一つの分野に縛られることはありません。

クリエイター、ストリーマー、ゲーマーは、コンテンツを収益化するためにYouTubeやTwitchのようなプラットフォームに依存しなくなります。代わりに、分散型Web3のプラットフォームで直接サポートするようになるでしょう。

アーティストたちは、金銭的な利益を超えて、Web3 の分散化されたシステムを活用し、またより大きな利益のためにWeb3 の技術を利用しています。例えば、ロシアの活動家グループ「Pussy Riot」は、「Ukraine DAO」を慈善活動に使用しています。このように、Web3は、通常のお役所仕事ではなく、市民の参加と行動を促進しています。

Web3がメディアで取り上げられるようになったのはごく最近のことですが、すでに様々な業界で劇的な転換が起きています。Web3をいち早く取り入れたスヌープ・ドッグは、他のクリエイターに先駆け、その道を切り開く存在になるかもしれません。

関連記事:ヒップホップ界のレジェンド「Nas」がNFT楽曲の販売を発表

関連記事:プッシー・ライオット、ウクライナの資金調達のためにNFT販売を先導

参照: Dogg may be the face of Web3 and NFTs, but what does that mean for the industry?

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