FTX倒産はNFT関連企業にも大きな影を落としている
NFTニュース公開日 : 2022年11月21日 | [更新日] 2024年12月01日
今月11日、世界第三位の暗号資産取引所「FTX」が倒産しました。
倒産から1週間以上経った今、非常に多くの企業が「FTX」に関連していることが徐々に明らかになってきています。
レイオフに至った企業も
NFTプロトコルツールを提供し、大手ブラックチェーン「Sorana」とも関係が深い「Metaplex」も同様に大きな影響を受けているようです。
Metaplex Studiosの共同創設者兼CEOであるStephen Hess氏は、今回のFTX倒産の影響について次のようにツイートしています。
「私たちはFTXの崩壊によって直接的な影響は受けておらず、私たちのファンダメンタルズは強いままですが、市場への間接的な影響は大きく、今後はより保守的なアプローチを取ることが必要です。」
ツイートの中では、あくまで間接的な被害であったことを強調していますが、チームメンバー数名のレイオフには至っており、少なからず影響はあったようです。
また、ロンドンに拠点を置く暗号投資会社「Nickel Digital Asset Management」はFTXに約1200万ドルの資金が滞留していることを18日に明らかにしました。
これは、運用資産の約6%にあたる数字で、FTX倒産が暗号関連企業に与えた影響は非常に大きそうです。
暗号外の分野にも影を落とす
カナダに拠点を置く年金基金「オンタリオ州教職員年金」はFTXインターナショナルとその米国法人であるFTX.USに7500万ドルを投資していたとのことです。
団体の発表によれば、この投資は純資産総額の0.05%未満であり、この投資による財務上の損失は限定的な影響に留まるとしています。
参考:Nickel Digital, Metaplex and others continue to feel the impact of FTX collapse
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。