スペイン最大の通信事業者がWEB3.0へ本格参入する
NFTニュース公開日 : 2022年10月02日 | [更新日] 2024年12月01日
世界のさまざまな地域で暗号の導入が進む中、スペインでは最大の通信サービスプロバイダー「Telefónica」がWeb3.0への本格参入を進めており、スペインのブロックチェーン分野で大きな進展が続いています。
技術マーケットで暗号決済が可能に
「Telefónica」は同社のオンライン技術マーケットプレイス「Tu」で、ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ライトコイン(LTC)、米ドルコイン(USDC)など、多くの暗号通貨による支払いを可能にしました。
同社は、スペインの暗号取引所「Bit2Me」が提供する暗号支払い機能を統合することで、マーケットにおける暗号資産での決済を可能にしています。
「Bit2Me」は、Telefónica Metaverse Dayのイベント中にもこの統合を予告していました。
多角化するWeb3.0事業
オンラインストアでの暗号決済の対応以外にも、同社は最近、拡張現実エコシステムの進展とメタバースの実現に向けて、ソフトウェア会社のクアルコム・テクノロジーズとの協業を発表しています。
「Telefónica」の幹部 Daniel Hernández氏によると、クアルコムとの提携は将来的に顧客に革新的なサービスを提供するための、基盤づくりであるとのことです。
「暗号決済対応」「メタバース構築」とはさらに別に、同社はNFTにも手を出しており、暗号ウォレット「MetaMask」と統合した独自のNFTマーケットプレイスを構築し、リリースしています。
実は古くから暗号にかかわる
「Telefónica」は実は、以前から暗号に深い関心を示してきました。
同社は2019年にブロックチェーンと人工知能(AI)のスタートアップを支援するイニシアチブを発表しています。
2020年には、ドイツテレコムや英プロバイダーのボーダフォンと協力し、ローミング割引契約を決済するブロックチェーンソリューションのテストなどを行ってきました。
最大通信事業者が本格的に暗号に乗り出してきたスペインの今後の暗号事情には要注目です!
参考:Spain’s largest telecom brand dives deep into Web3
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。