楽天がNFT事業に参入!2022年春に「Rakuten NFT」サービス開始。目指すは「NFT市場の民主化」
NFTニュース公開日 : 2021年09月12日 | [更新日] 2024年10月01日
国内でもNFT市場への参入が相次ぐ昨今、遂に楽天グループもNFT事業への参入を決定しました。
スポーツやエンターテインメントなどのNFTマーケットプレイス・販売プラットフォームを提供する「Rakuten NFT」サービスを2022年春にローンチ予定です。
具体的なサービス内容は以下の2点です。
- NFTの発行からコンテンツ販売のサイトまで構築できる一気通貫のプラットフォーム(IPホルダー向け)
- スポーツやアニメ、音楽などエンタメ分野のNFTを個人間で売買できるマーケットプレイス(一般ユーザー向け)
様々なサービスを運営しており、人気スポーツチームなども保有している楽天グループなだけに今後どのようにNFT事業を展開してくるのか期待が高まりますね。
Rakuten NFTの特徴
「Rakuten NFT」の特徴としては以下の3点があげられます。
- ブロックチェーン知識のないIPホルダーでもNFTの発行や流通ができる
- 決済には楽天IDが使用でき、楽天ポイントを使ったり貯めたりできる
- 楽天が運営する他のサービスとの連携
楽天グループは2016年8月、イギリス・ベルファストに「楽天ブロックチェーン・ラボ」を開設し、2019年8月からはグループ傘下の「楽天ウォレット」で暗号資産の現物取引事業を展開しています。
これらの事業で培った技術力を生かして、今後も多くの機能をRakuten NFTに実装していくことでしょう。
現在は楽天ユーザーが商品の購入や特定の条件を満たすと景品としてNFTを得られる仕組みを現在開発しています。
Rakuten NFTが目指していること
Rakuten NFTを通じて楽天が目指しているのは、「NFT市場の民主化」です。
楽天はNFTを「デジタルデータに固有性と希少性を保証できることから、デジタルコンテンツ分野における画期的な技術であり、コンテンツ産業を革新できる可能性があるもの」と位置づけています。
現状NFTは暗号資産の投資家やテクノロジーに関心の強い層などを中心に取引が行われていますが、もっとNFTの敷居を下げ幅広いユーザーを開拓したいと考えているのです。
例えば日常的に楽天で買物をしているようなユーザーが、アニメや音楽などのNFTを日常的に売買できるようになれば、NFTの市場規模は飛躍的に高まるはずです。
NFTの取引は現在、海外のOpenSeaが圧倒的に利用されています。
OpenSeaとは、世界で最も規模の大きいNFTマーケットプレイスです。
サイトが使いやすく出品までカンタンにできるため、NFT初心者からヘビーユーザーまで幅広い層にとても人気があります。
日本でも村上隆氏やせきぐちあいみ氏といった著名なアーティストがOpenSeaを使って作品を出品しています。
国内でも楽天の他にメルカリ、ヤフー、GMOなどがNFT事業への参入を表明していますが、いかにしてOpenSeaとの差別化を図れるかが、カギとなってくるでしょう。
参照:https://hedge.guide/news/rakuten-nft-to-launch-bc202109.html
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。