クリスティーズが暗号に特化したベンチャーファンドを立ち上げ
NFTニュース公開日 : 2022年07月20日 | [更新日] 2024年12月01日
世界最大のオークションハウスであるクリスティーズは、主に暗号にかかわる新興企業を支援する投資ファンドを立ち上げました。
アート市場全体の成長につなげる
クリスティーズは18日の発表の中で、今回立ち上げたファンド「クリスティーズ・ベンチャーズ」はWeb3、「アート関連の金融商品とソリューション」、アートと高級品に関連する技術の企業を財政的に支援すると述べています。
「クリスティーズ・ベンチャーズ」の最初の投資は、オムニチェーン分散型アプリケーションを可能にする技術を開発中の会社「LayerZero Labs」となる見込みで、この技術でブロックチェーン間でよりシームレスな資産の移動が可能になるとのことです。
クリスティーズ・ベンチャーズのグローバルヘッドDevang Thakkar氏は「我々は、実際のビジネス上の課題を解決し、顧客体験を向上させ、直接アート市場全体の成長機会を拡大してくれる製品とサービスに焦点を当てます」と、ファンドの投資方針を説明しています。
クリスティーズは以前より暗号に関心の高いオークションハウスとして有名で、Beepleとして知られる芸術家Mike Winkelmann氏のNFTをオークション販売し、6900万ドル以上を調達したこともあります。
それ以降も、大手NFTマーケットプレイス「Opensea」と提携してNFTオークションを開催するなど精力的に活動を続けています。
2022年は暗号準備の年になるか?
2022年に入って暗号資産やNFTの価格が低迷しているのとは対象的に、ブロックチェーンや暗号に特化したスタートアップ企業は数多くの資金を集めています。
コインテレグラフの報道によると、第1四半期だけで148億ドルを調達しており、これは2021年の合計額の約半分に匹敵します。
今年の暗号は弱気市場で低迷していますが、2022年は準備の年として、2023年にこの準備がどう爆発するかには要期待です。
参考:Christie’s launches venture fund aimed at Web3 and blockchain investments
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。