Web3.0の大きな課題「フィッシング攻撃」が倍増の傾向
NFTニュース公開日 : 2022年07月10日 | [更新日] 2024年10月01日
セキュリティ企業Certiは2022年第2四半期の報告書で、ハッカーによるフィッシング攻撃が倍増していることが判明しました。
標的はSNSプラットフォーム
Web3の導入がさらに進み、より多くの初心者が参入する中、ハッカーの活動もそれに比例してより活発になっています。
セキュリティ企業Certiが公開した第2四半期の報告書によれば、フィッシング攻撃が170%も増加しており、ソーシャルメディアはハッキングを行う主要なプラットフォームとしてハッカーに狙われています。
ブロックチェーンセキュリティ会社によると、ほとんどのフィッシング攻撃は、TwitterやDiscord、Telegramなどのようなアカウント認証機能を持たないソーシャルプラットフォームで行われているとのことです。
悪意のある人物は、プロジェクトや著名な人物のSNSアカウントをコピーして、景品やNFTドロップのオファーで被害者をおびき寄せています。
Certiは、この悪意ある攻撃への対策として、コミュニティのメンバーにハッキングや詐欺を回避する方法を教えるなどのコミュニティ教育を行うことで、人々フィッシング攻撃に対する警戒心を高める必要があると警告しています。
大きな被害にあうWeb3.0
今週初め、英国陸軍の公式ソーシャルメディアアカウントが暗号ハッカーによって乗っ取られるという事件が発生しました。
ハッカーは軍の公式ページ内でフィッシングリンクを共有し、不正なNFTコレクションを宣伝して、ユーザーの暗号資産を盗み取ろうとしました。
幸いこの件では数時間でアカウントを復旧させることができ、大きな被害が出ることはありませんでした。
しかし、今年4月にはBored Ape Yacht Club(BAYC)プロジェクトの公式Instagramアカウントが攻撃者に乗っ取られ、4000万ドル相当のNFTが盗み取られる事件が発生しています。
参考:Social media ‘major Web3 pain point’ as phishing attacks almost doubles: Report
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