ウクライナが寄贈されたNFTを売却して戦費を調達
NFTニュース公開日 : 2022年06月22日 | [更新日] 2024年12月01日
ウクライナが寄贈されたCryptoPunk NFTを10万ドルで売却したことを発表しました。
弱気な暗号相場で下落傾向
Breaking news on crypto donations: #CryptoPunk #5364 has been sold for 90 ETH. It's over $100K. Few months ago this NFT was donated for @_AidForUkraine fund. Crypto community continues to support Ukraine.
— Alex Bornyakov (@abornyakov) June 20, 2022
今回売却されたNFTはCryptoPunkコレクションの#5364で、ロシアとの戦争が始まった3月初旬の戦費調達キャンペーン時に寄贈されたものです。
寄贈当時の暗号相場はまだ昨今ほどの下落は見せておらず、当時の市場価格は26万ドルと推定されていました。
しかし、ロシアとの戦争が始まって以来、暗号市場は弱気な傾向を続けており、ウクライナのデジタル変革担当副大臣であるAlex Bornyakov氏の月曜日のツイートによれば、売却価格は10万ドルに留まるとのことです。
一時的な上昇を期に売却か
CryptoPunkの価値は、コレクションの知的財産権を持つ「YugaLabs」がコレクションのための新しいブランドリードを採用したというニュースに後押しされて、ここ数日で急騰しています。
ウクライナのデジタル変革省はこの一時的な上昇を機に、下落の続くNFTを売却して、戦争の戦費の一部に費やしたものと思われます。
ウクライナは2月にウォレットを公開して以来、675万ドルで売却したウクライナ国旗のNFTをはじめとして、合計で1億3500万ドル以上の暗号寄付を集めました。
関連記事:ウクライナ政府への暗号資産での寄付金額が1億800万ドルを突破
参考:Ukraine Sells Donated CryptoPunk NFT for $100K to Support War Effort
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。