人気NFTコレクションも弱気相場のあおりを受け値崩れか?
NFTニュース公開日 : 2022年06月15日 | [更新日] 2024年12月01日
ロシアのウクライナ侵攻やFRBの利上げ政策の影響で、2022年の世界経済は全体的に弱気相場にありますが、暗号市場も同様に2022年は弱気な様相を呈しています。
人気NFTコレクションのフロア価格も下落
NFT Price Floorのデータによれば、市場で最も人気のあるNFTコレクションであるBored Ape Yacht Club(BAYC)とCryptoPunksのフロア価格は、それぞれ74ETH(9万223ドル)と48ETH(6万9473ドル)まで下落しました。
過去最高フロア価格はそれぞれ、BAYCコレクションは153.7ETH、CryptoPunksは123ETHであり、ピーク時の半分から3分の1まで下落していることを示しています。
暗号の信用を脅かす攻撃に警告
価格下落の要因の1つには、暗号の信用を脅かす「攻撃」の存在があります。
BAYCとCryptoPunksの両コレクションを所有するYuga Labsの共同創設者Gordon Goner氏は、SNSアカウントに対する「差し迫った」攻撃に関する警告を発表しました。
Yuga LabsのSNSアカウントは、2022年に入ってすでに3回危険にさらされており、そのうちのいくつかは、数百万ドル相当のユーザーのNFTを流出させる高度なフィッシング攻撃を伴うものでした。
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この「攻撃」への対応は暗号の信用を確かなものとするためにも、今後の大きな課題と言えそうです。
取引量は減、取引件数は増
さらにDappRadarのデータを読み解いていくと、業界最大のNFTマーケットプレイス「Opensea」のユーザー数は過去1ヶ月で14%減、取引量は65%も減少して5億ドルにとどまっていることがわかります。
一方で、取引件数に目を向けると前月比プラス6.4%の微増です。
これは弱気相場の中でも、安価にNFTコレクションを手に入れようとしている層が一定数いることを示しています。
2022年に入ってから弱気な値動きが続く暗号市場ですが、今後どのように変化していくのかには要注目です。
参考:Floor price of popular NFT collections collapse due to bear market
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。