OpenSeaがNFTの物々交換を可能にするプロトコルを発表
NFTニュース公開日 : 2022年05月22日 | [更新日] 2024年11月01日
世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」が新たなWeb3.0マーケットプレイスプロトコル「Seaport」の立ち上げを発表しました。
物々交換を可能とするプロトコル
Introducing Seaport, a brand new web3 marketplace protocol for safely and efficiently buying and selling NFTs.
With an emphasis on flexibility and optimizations, Seaport has been built to support new and evolving use-cases for where NFTs are heading.https://t.co/3lUQIQm0km
— OpenSea (@opensea) May 20, 2022
20日のOpenSea公式ブログの更新によれば、新しいマーケットプレイスプロトコルは「Seaport」と名付けられており、イーサリアムのような単なる支払いトークン以外の資産を提供することでNFT同士の物々交換を可能にしているとのことです。
物々交換に際しては、複数のNFTを同時に取引できるようになっており、単一のNFTだけではなくNFTの組み合わせを支払いに使うことも可能になっています。
さらに、Seaportを用いることで、オファーの際にNFTアートワークの特定の特徴やコレクションの一部など、欲しい条件を指定することや、チップの支払いにも対応できるようになっているようです。
進化を続けるOpenSea
新プロトコルの発表に際しては、マーケットプレイスとプロトコルの概念に混乱を示すユーザーも多かったですが、OpenSea運営は「OpenSeaは、Seaportプロトコルを管理・運営するものではなく、この共有プロトコルの上に構築された数あるプロトコルのうちの一つに過ぎません」と説明しています。
運営は今回の新プロトコル発表の狙いについて、「安全かつ効率的にNFTを売買する」ためと説明しています。
OpenSeaは4月にNFTマーケットプレイスアグリゲーター「Gem」を買収しており、今回のプロトコル発表はそれに続くものと見られています。
OpenSeaは今後、コレクションフロア価格掃引ツールやレア度ベースのランキングを含むGemの機能を統合していく予定で、これからも更なる進化に期待できそうです。
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参考:OpenSea launches ‘Seaport’ marketplace protocol allowing NFT bartering
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