韓国ゲーム大手「ネットマーブル」がNFTゲームやメタバースの新作を発表
NFTニュース公開日 : 2022年02月02日 | [更新日] 2024年12月01日
韓国の大手オンラインゲーム開発・運営会社の「ネットマーブル」がブロックチェーンやメタバース技術を使ったゲームを新たに約12作品発売する計画を発表しました。
Play to Earnのタイトルも用意
ネットマーブルの創業者であるバン・ジュンヒョク氏は記者会見で、同社は現在20個の新作ゲームを準備中で、そのうちの約7割はブロックチェーン技術を使用したものになると明かしました。
そのうちの一つである「A3: Still Alive」は、武器などのゲーム内アイテムを暗号通貨でマネタイズ可能な「Play to Earn」の仕組みを取り入れており、今年3月のリリースが予定されています。
しかし韓国では、規制当局が若者のギャンブル中毒を助長するのではないかと懸念しており、Play to Earnゲームは取り締りされる可能性があるため、これらのゲームは海外市場をターゲットにしているとバン氏は述べます。
メタバースタイトルも準備中
声明の中では、「Everybody’s Marble」というメタバースタイトルも準備中であることも明かされました。
このタイトルでは、メタバースの土地や建設などの不動産、音楽、アートワーク、その他アイテムなど様々なオブジェクトをNFT化して取引できるようにするとのことです。
バン氏は「メタバースで、様々なゲームの要素を移植するだけでなく、バーチャルを超えた第二の現実世界を創造する」とメタバースへの構想を述べました。
NFTに加熱する韓国エンタメ市場
バン氏は会見の中で「ネットマーブルが作るブロックチェーンゲームは、NFTを通じて資産所有とゲームの楽しさを統合し、ゲーム産業が今よりもっと大きく成長することに寄与する」と述べています。
ネットマーブル以外にもブロックチェーンに関心を寄せる韓国ゲーム会社は多く、Wemadeはブロックチェーンベースのゲーム「MIR4」を2021年8月にリリースして、同社の株価を3ヶ月間で400%以上も急騰させました。
またゲーム以外の分野でも、K-POPの大御所BTSの所属事務所であるHybeは、韓国最大の暗号通貨交換業者と提携し、所属アーティストのNFTフォトカードを発行すると発表しています。
韓国は今や、音楽ではK-POPで世界を席巻し、オンラインゲームでは世界的な企業が集まる国です。
そんなエンタメの中心地である韓国で、ブロックチェーンやNFTがどのような展開を見せるのかには、今後も期待していきたいですね!
参考:Korean Gaming Giant Netmarble To Launch Metaverse And NFT Games
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。