2022年にNFTがSpotifyの勢いを止めると予測される
NFTニュース公開日 : 2021年12月06日 | [更新日] 2024年12月01日
NFTはSpotifyのような音楽配信プラットフォームの勢いを止め、ミュージシャンに対してフェアに収益を分配することができる時代がくるだろうとデンマークのオンライン銀行であるサクソバンクは予想しました。
ミュージシャンから不満の声が上がっているSpotifyの収益分配モデル
現在、人々が音楽を聞く上で欠かせないサービスとなっているのが、SpotifyやApple Musicなどのストリーミング配信サービスです。
Spotifyの収益は月額課金(サブスクリプションモデル)と広告収入の2つで成り立っており、総収入の70%をレコード会社などの楽曲の権利者に支払います。
収益は、「月々の再生回数の割合」によってミュージシャンへの分配が決定されますが、これがミュージシャンにかなり不評です。
例えば、Spotifyで聞かれたすべての再生回数のうち、3%がジャスティン・ビーバーの楽曲だとすると、すべてのミュージシャンの取り分のなかから3%がジャスティン・ビーバーの儲けになります。
再生回数によって収益が左右され、結局は他のミュージシャンとのパイの奪い合いになり、他人の売上が上がれば上がるほど自分の収入が減ってしまうという奇妙な状況に陥ります。
どうしても有名なスターの楽曲が多く再生されますし、新人のミュージシャンやあまり売れていないミュージシャンに不利だという声が上がっていました。
そこで今、NFTを使った音楽配信プラットフォームに注目が集まっておりミュージシャンたちを救うことができるのではないかと期待されています。
ミュージシャンを救うかもしれないNFT音楽プラットフォームとは
ケイティ・ペリーやザ・チェインスモーカーズなどのミュージシャンが支援するNFTを使った音楽配信サービスである「Audius」は、業界から仲介業者を締め出して、ファンとミュージシャンが直接やり取りや支援ができるように設計されたプラットフォームです。
Audiusだけでなく、台湾のNFT音楽プラットフォーム「OURSONG」やアメリカの有名なDJである3LAU(ブラウ)が立ち上げた「Royal」など、次々とNFTを使ったサービスがローンチされてきています。
Royalについては下記記事に詳しくまとめてあるので参考にしてください。
Spotifyは2021年も堅実に収益を伸ばしていますが、それでもサクソバンクは2022年にはSpotifyの株価は33%下落するだろうと予測しています。
NFTが音楽業界の構造を変えてしまうことになるのか、今後に注目ですね。
参考:Saxo Group”Spotify disrupted due to NFT-based digital rights platform“
「NFT Now」は、毎朝7時にNFTの最新のニュースをアップしております。
NFTニュースを見逃したくない方はTwitterで「NFT Now」をフォローしましょう。
フォローは「こちらのプロフィール画面」より
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。