2つの大きなNFTプロジェクトがSolanaからの離脱を表明
NFTニュース公開日 : 2022年12月28日 | [更新日] 2024年11月01日
2つの大きなNFTプロジェクトがSolanaブロックチェーンを離脱し、別のチェーンに乗り換えることを表明しました。
前例のない規模の移行
今回、Solanaからの離脱を表明したのは「Degods」と「Y00ts」です。
「Degods」はイーサリアムブロックチェーンへの移行を、「Y00ts」はポリゴンブロックチェーンへの移行をそれぞれ表明しています。
「Degods」は2021年10月に立ち上げられたNFTプロジェクトで、1万枚のデフレPFP(プロフィール画像)NFTを作成したNFTベンチャーで、本記事執筆時点でフロアプライスは515SOL、これはエコシステムの中で最大の数字です。
「Y00ts」の売上は「Degods」に比べると落ち着いてはいるものの、DeGodsとY00tsを合わせた売り上げ高は、ソラナNFTの全販売量の70%近くを占めています。
DegodsとY00tsは両者とも離脱を表明するツイートの中で「この規模での移行はかつてなかった」と今回の離脱を表現しています。
FTX破産の影響を強く受けたSolana
SolanaはFTXの破産に大きな影響を受けており、ネイティブ暗号資産ソラナ(SOL)は、年初来で94.2%の下落を示しています。
昨年、SOLはトップ10の暗号資産でしたが、直近の時価総額は18番目にまでその地位を落としており、苦戦が続いています。
Solanaプロジェクトのこの暴落は、かつてのFTXとの関係が原因とも言われています。
一方で、NFTの売上高のデータにのみ注目するとSlanaは依然として、19種類のブロックチェーンネットワークのうち2番目に大きい数字を誇っています。
なお、1位はイーサリアムで、ポリゴンは4位でした。
しかし、今回Solanaの中でも特に大きなNFTプロジェクトが離脱を表明したことで、今後の暗号資産の勢力図は大きく塗り替わるかもしれません。
参考:2 NFT Projects Plan to Transition From Solana to Alternative Blockchains
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。