LGがスマートテレビにNFTを導入！

公開日 : 2022年09月06日 | [更新日] 2024年11月01日

LGはNFTの購入販売をテレビで表示

サムスンが自社のテレビにNFT（non-fungible tokens）を導入すると発表してからわずか数カ月で、今度はLGが同じ試みを始めました。LG Art Labと呼ばれる同社の新しいNFTマーケットプレイスでは、テレビから「高品質のデジタルアート作品を購入、販売、楽しむ」ことができます。

今のところ、webOS 5.0以降を搭載したLG TVを持つ米国内のユーザーのみが、TVのホーム画面からアプリをダウンロードし、アクセスできます。このポータルを通じて、LGのNFT作品の売買が可能です。9月22日に行われる最初のドロップでは、彫刻家Barry X Ballによるメタリックな外観のNFTが登場する予定です。

実際にプラットフォームから購入できるNFTがあれば、画面に表示されるQRコードをスキャンし、スマホでWallyptoアプリを開いて取引を完了できるとLGは説明しています。その前に、米ドルにペッグしているステーブルコインのUSDコイン（USDC）を購入する必要があります（他のステーブルコインがクラッシュした際にもそのペッグを維持することに成功しています）。

LGのNFTプラットフォームは「Hedera」上に構築されており「Hedera」は非中央集権経済のために、最も利用されており、持続可能な企業の公開台帳であると説明しています。多くの人気NFTマーケットプレイスがサポートするイーサリアムやソラナネットワークとは異なり「Hedera」ネットワークはブロックチェーン上で動作するのではなく「hashgraph」と呼ばれるブロックチェーンの代替手段を使用しています。LGは「Hedera」ネットワークの管理メンバーとして機能するいくつかの企業の1つに過ぎず、このシステムの支持者は、ブロックチェーン上で取引するよりも高速で効率的だと主張しています。

LGは、アーティストからのNFTを「月単位」で追加する予定でいるそうです。そして、購入したNFTはLG Art Labアプリから表示できるようにすると述べています。サムスンがテレビのNFTでやっているように、LGはユーザーが使っていないときにテレビにNFTを表示することを望んでいるようです。（これはエネルギー代が数ドル余計にかかるようです）。

サムスンのNFTに関しては「サムスンがNFT鑑賞機能を搭載したテレビをリリース予定！」で解説しています。ぜひ、参考にしてください。