スペインのトップサッカーリーグが、すべてのプレイヤーのNFTフットボールカードの提供開始
NFTニュース公開日 : 2021年09月10日 | [更新日] 2024年10月01日
木曜日、スペインのトップサッカーリーグであるラ・リーガは、リーグに所属する全選手のNFTを提供すると発表しました。
NFT(Non-Fungible Tokens)とは、ブロックチェーン上で希少な美術品やトレーディングカードなどの仮想アイテムの所有権を証明するためのデジタル資産です。
ラ・リーガは、フランスのスタートアップ企業であるSorare社と提携して、NFTを立ち上げます。Sorare社のプラットフォームでは、ユーザーがプレーヤーのデジタルカードを取引したり、5人チームを作成してトーナメントに参戦したりできます。
Sorare社はラ・リーガと長期的な独占ライセンス契約に合意したことで、アトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマン選手、レアル・マドリードのビニシウスJr選手、FCバルセロナのペドリ選手などのトッププレーヤーをプラットフォームに加えることができました。
Sorare社のCEO兼共同設立者であるニコラス・ジュリア氏は、CNBCに対し、「今日はトップ5のリーグが初めてプラットフォームに参加したことで、我々にとって大きな節目となりました」と述べています。
ラ・リーガ所属のクラブは販売額に応じてロイヤリティを受け取ることになり、Sorareは独占権を確保するために最低保証金を支払ったとのことです。
ラ・リーガの他にも、多くのスポーツ団体が暗号通貨の世界に足を踏み入れています。例えば、全米バスケットボール協会は、ブロックハインのスタートアップ企業であるDapper Labsが開発したNBA Top Shotというコレクターズプラットフォームに、試合のハイライトの使用許可を与えています。
サッカーの世界では、マンチェスター・シティがNFTのコレクションを2回出品しています。また、多くのクラブがファン・トークンを発売しています。ファン・トークンを保有すると、クラブの決定事項に投票や特典を受けることができます。
先月、リオネル・メッシのパリ・サンジェルマン移籍の歓迎パッケージの一部に、暗号通貨会社のSocios.comと共同開発したファン・トークンが含まれていたことが明らかになりました。
今年に入ってからNFTの販売はブームになっています。3月にはデジタルアーティストのBeepleの作品が約7,000万ドルで落札され、最近VisaはCryptoPunkと呼ばれる暗号収集品を約15万ドル相当のイーサリアムで購入しました。
Sorare社によると、2021年に入ってから同社のプラットフォームを通じて1億3,000万ドル以上の売上を処理しており、年末までに2億ドル以上を処理する見込みです。同プラットフォームには、合計で50万人以上の登録ユーザーがいます。
Sorareは、2022年末までに世界のトップ20のサッカーリーグと契約したいと考えています。
Insiderによると、Sorareは少なくとも38億ドルの評価額となる5億3000万ドルの資金調達ラウンドに向けて準備を進めていると報じられています。
参照:CNBC”Spain’s top soccer league is launching NFT fantasy football cards for all its players“
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