NFTの売上高は先週比で8％減

公開日 : 2022年07月28日 | [更新日] 2024年11月01日

今週の1億5900万ドルの販売量のうち、イーサリアムベースのNFTが83％を占め、NFTの販売量は8％減になりました。

Moonbirds、Electricsheep、Moonbirds Odditiesが売り上げ上位を占める

直近の数週間において、NFT（Non-fungible token）の売り上げは横ばいで、過去7日間のデータでは、NFTの売り上げは前の週より8.11%減少しています。NFTの売り上げが下降したにもかかわらず「Electricsheep」「Moonbirds」「Moonbirds Oddities」などのコレクションが90%から16,000%以上に急騰しました。このように、いくつかのNFTコレクションは売上高の面で大幅な増加を見せました。

過去7日間のデータでは、1億5924万ドルのNFT売上高が記録されており、前週の1億7329万ドルの売上高より8.11%低いことがわかります。今週決済されたNFT販売総額の83%にあたる1億3345万ドルは、イーサリアムベースのNFTからもたらされたものです。

残りの売上は他の17のブロックチェーンです。イーサリアムが大きなシェアを占めていますが、ETHチェーンに起因するNFTの売上は今週8.16％減少しています。7日間の上昇率が顕著なブロックチェーンは、60.50%増の「Palm」ネットワークと、40.12%増の「Flow」ブロックチェーンです。

「Flow」と「Palm」の他に「Fantom」「Arbitrum」「Cronos」もこの7日間でNFTの売上高が増加しました。この1週間、NFTの売上高で最も多く減少したのは「Wave」です。「Wave」のNFT売上高は前週比61.44％減となりました。

今週のNFTの売上のほとんどは、Bored Ape Yacht Club（BAYC）のNFTコレクションに拠るものですが、BAYCの売上は今週5.06%減少しています。次いで「Potatoz」「Sorare Football」「Otherdeed」「Moonbird Oddities」と続きます。

「Moonbird Oddities」は、週間販売数では7日間で266.10％の大幅増で「Moonbird Oddities」への関心度合いの増加が、オリジナル・コレクション「Moonbirds」の売上を促進し、前週比92.27％増へとつながりました。また「Electricsheep」も16,591.74％の大幅増となりました。

今週、NFTで最も高額で取引されたのは、21日に270ETH（42万7000ドル）で販売されたBored Ape Yacht Club #5,555です。BAYC #5,555に続いて、Cryptopunk #9,650が同じく21日に169ETH（26万4千ドル）で落札されました。NFTの高額販売では、Otherdeed #89,944、BAYC #6,775、BAYC #4,814がそれに続いています。

19日のdappradar.comの統計によると、今週最も売り上げたNFTのマーケットプレイスは「Opensea」「X2Y2」「Magic Eden」「Looksrare」でした。Openseaの売上高は315億1000万ドルで、全世界の累計売上高の320億ドルに迫る勢いです。また「Looksrar」の市場は15億7000万ドルでOpenseaに次ぐ売上高を記録しています。

NFTの最近の値動きに関しては「Bored ApeとCryptopunkの激しい値動き – 先月は一流NFTのフロア値が50%以上下落」でも解説しています。ぜひ、参考にしてください。