中国のNFTプラットフォーム数が4ヶ月弱で5倍に増加
NFTニュース公開日 : 2022年06月19日 | [更新日] 2024年12月01日
NFTを含む暗号産業は、中国では政府から度々警告を受けていますが、NFT市場は拡大し続けています。
わずか4ヶ月で5倍に増加
中国の暗号市場に関する調査によると、2022年2月時点での中国国内のNFTマーケットプレイス数は100箇所に留まっていましたが、2022年6月時点では500を超えており、5倍の増加を見せています。
中国現地紙のレポートによれば、NFTマーケットプレイス増加の背景には、現地でのNFT人気の高まりがあるとのことです。
TencentやAlibabaなどの大手ハイテク企業は、この新しい分野に関心を示し、複数の商標特許を申請しています。
中国当局の締め付けはまだまだ厳しい
中国でのNFTは、暗号資産など他の暗号技術とは異なり、規制当局の直接の監督下にはないものの、まだまだグレーゾーンです。
そのため、暗号サービスの取り扱いには各企業とも細心の注意を払っており、実際にAlibabaは最近新たなNFTソリューションを発表しましたが、その後すぐにそれを撤回しています。
アント・グループやテンセント・ホールディングス、アリババ関連企業は、過去にNFTを”デジタル・コレクティブル”とブランド化することで当局の規制を回避しようとするなど、様々な対応を行っています。
中国政府の暗号技術への厳しい姿勢は有名ですが、暗号を支える分散型技術の禁止はほぼ不可能に近いです。
かつて政府は暗号マイニングの禁止を打ち出し、一時はBTCネットワークのハッシュレートを50%低下させましたが、中国国内の暗号マイニングを止めることはできず、現在中国のBTCハッシュパワーは米国に次ぐ第2位です。
過熱する中国国内のNFT市場と、中国当局の取り締まり、中国の暗号事情からは今後も目が離せません。
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参考:NFT platforms in China grow 5X in four months despite government warnings
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