ネルソン・マンデラ氏をモチーフにしたNFT作品が1,600万円で落札される
NFTニュース公開日 : 2022年03月29日 | [更新日] 2024年11月01日
先週、南アフリカ民主主義の象徴であるネルソン・マンデラ氏をモチーフにしたNFTアートが13万ドル(執筆時点:約1,600万円)で落札されました。
オークションは、ロンドンにあるデジタルアートのオンラインショップMomintで開催されました。
収益の一部は、1960年代に一部の反アパルトヘイト運動家の活動拠点となったリリーリーフに寄付される予定です。
MomintのCEOであるAhren Posthumus氏は、「この資金は美術館のサイトが存続するための支援になる」と語りました。
2013年に亡くなったマンデラ氏ほど、南アフリカに多大な影響を与えた過去のアフリカ人指導者はいません。
そのため、マンデラ氏にまつわる品々はオークションで魅力的に映る一方、出品まで至らないケースもあります。
ニューヨークのオークションハウスであるガーンジー社は、今年1月28日にマンデラ氏の生前の品々をオークションにかけることを計画していました。
マンデラ氏が27年間拘留されたロベン島の独房の鍵、テニスラケット、眼鏡、マンデラ氏のサイン入り南アフリカ共和国憲法(1996年版)などを一般公開し、入札を呼びかけたのです。
しかし、南アフリカ文化財庁が昨年12月、ロベン島の鍵は南アフリカ国民のものであり、ガーンジー社は政府と協議していないとして異議を申し立てました。
最終的に南アフリカ文化財庁は、ガーンジー社に競売を中止させるように仕向けたのです。
今回のNFTオークションでは、何の論争も起きていません。
現物のオリジナルは2004年にユリリーフに寄贈され、今も同団体が所有しています。
特典として、NFTの所有者はオリジナルの現物に独占的にアクセスできるとPosthumus氏は言います。
参考:Quartz Africa”An NFT of Nelson Mandela’s arrest warrant raised $130,000“
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