Adobe Photoshop制作作品が仮想通貨ウォレットと連携!NFTマーケットへも出品可能に
NFTニュース公開日 : 2021年10月28日 | [更新日] 2024年12月01日
Adobe社が、Photoshopで作られた作品に仮想通貨ウォレットと紐づけできる「コンテンツクレデンシャル機能(Content Credentials)」機能を発表しました。
Photoshopは写真や画像を加工できるソフトウェアで、多くのクリエイターたちから人気があり、デザイン業界のデファクトスタンダードとなっているツールです。
コンテンツクレデンシャル機能により、クリエイターは制作した作品が自身のものであると証明できるようになります。
製作中の画像の編集内容や来歴などのアイデンティティ情報をキャプチャして、画像の書き出しの際はメタデータとして画像に埋め込みも可能です。
コンテンツクレデンシャル機能を追加した背景には、クリエイター達からの強い要望がありました。
作品を制作しても剽窃や模倣が相次ぎ、誰が本当の制作者なのかわからなくなってしまい正当な評価を受けられなくなることが多かったからです。
誰がその作品の作者なのかを明確に判別できることで、クリエーターを守る新たなAdobeの取り組みに多くの支持が集まっています。
Photoshopと仮想通貨ウォレットとの連携
Adobeのコンテンツクレデンシャル機能の一つに、「SNSや仮想通貨ウォレットとの連携」があります。
SNSアカウントとの連携により、さらに自分の作品であることを証明することに役立ちますし、仮想通貨ウォレットとの連携によってNFTマーケットプレイスへの出品もできるようになります。
今回Adobeは下記のNFTマーケットプレイスとの提携も同時に発表しました。
- OpenSea
- Rarible
- SuperRare
- KnownOrigin
提携しているNFTマーケットプレイスで自分の作品をNFTとして販売すると、アドビが認証したデジタル証明書を表示します。
コンテンツクレデンシャルによって得られた情報を見て、コレクターたちは作品と紐付いたウォレットとNFTの作成(ミント)に使われたウォレットが同じであるかどうかを確認できます。
こうしたAdobeの取り組みによって、クリエイター達が安心して作品を生み出せる環境を生み出していくに違いありません。
参考:BITTIMES “Adobe Photoshop作品「仮想通貨ウォレットアドレス」と紐付け可能に NFTマーケットとも提携”
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。