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DApps(ダップス)とは?読み方・事例・メリット・デメリットを解説

NFT知識

公開日 : 2021年09月18日 | [更新日]

「DApps」という言葉を最近よく聞きますが、何か分からない人が多いのではないでしょうか。

 

DAppsは中央管理者なしで提供されるアプリケーションとして、現在大きな注目を集めています。

 

ブロックチェーン上でソフトウェアを作動させるスマートコントラクトを使って提供されており、その仕組みを使ったゲームも開発されているほど人気です。

 

本記事ではDAppsの特徴を、具体例を出しながら解説していきます。

 

DApps(ダップス)とは|読み方は?

DApps(ダップス)とは|読み方は?

「DApps」は「Decentralized Applications」の略で「ダップス」と読みます。

 

ブロックチェーンを使ったサービスやゲームの総称で、Google ChromeやSafari、FirefoxやMicrosoft Edgeなどの普段みなさんが使っているブラウザで使えます。

 

正確な取引履歴を維持しやすいブロックチェーンの仕組みを使っているため不正が行われづらく、最近はその特性をゲームにも活かして「DAppsゲーム」というジャンルも出現しました。

 

DApps(ダップス)の特徴4選

DApps(ダップス)の特徴4選

DAppsとは、ブロックチェーンの仕組みを使ったサービスの総称ということをお伝えしました。

 

そんなDAppsには以下の4つの特徴があります。

  • ブロックチェーンを使ったオープンソースのアプリケーション
  • 中央管理者がおらず、分散管理されている
  • トークンのオペレーションが自動で行われる
  • ユーザーと合意形成できる仕組みがある

上記4つを一つずつ説明していきます。

 

①ブロックチェーンを使用したオープンソースのアプリケーション

DAppsはブロックチェーンを使っているというのが大きな特徴の一つです。

 

「ブロックチェーン」とは、暗号化技術により、取引履歴を過去から1本の鎖のように記録する技術で、データの改ざんが極めて難しいとされています。

 

例えば、ある時にデータの改ざんが起きたとしても、過去の履歴を見ていけば不正が行われた日や時間が分かります。

 

実際にブロックチェーンを使っていたことで、不正を見つけられた例もあります。

 

また、みんなで取引履歴を共有しているため、コミュニティ内の秩序が保たれやすい特徴があります。

 

②分散管理されており中央管理者が存在しない

ブロックチェーンという仕組みの特性上、みんなで情報を管理している形になります。

 

このため、中央管理者が存在しないため、管理者の都合に振り回されないのも大きな特徴です。

 

急なサービスの停止や情報漏えいなどは、中央管理者が設定されている場合に起こる可能性が高いリスクになります。

 

DAppsは分散管理されていて中央管理者が存在しないという点でこういったリスクが少ないというメリットがあります。

 

③トークンのオペレーションが自動的に行われる

③トークンのオペレーションが自動的に行われる

トークンとはワンタイムパスワードを生成するツールの総称で、オンライン上での取引によく使われます。

 

DAppsはオープンに流通する暗号化トークンを持ち、そのトークンのオペレーションが自動的に行われる「スマートコントラクト」という仕組みを使っているため、安心安全に取引可能です。

 

実際に、ユーザーに報酬が発生する場合にトークンを使って報酬が支払われるため、高いセキュリティを保って利用できます。

 

安全に楽に取引ができるのは、高いメリットがあると言えます。

 

④ユーザーと合意形成をできる仕組みが存在する

DAppsではブロックチェーンの仕組みを使用しているため、サービスの利用者全員でアプリケーションを管理しています。そのため、アップデートの際はユーザーとの合意形成が必要です。

 

ユーザーとの合意形成があると、不当なルール変更や急な改悪は起きにくいため、安心して利用可能です。

 

中央管理者がいるとその人や会社の都合で急にルールが変わることがあるため、ユーザーとの合意形成が必要なこの仕組みは安心できます。

DApps(ダップス)はどんなアプリ?既存アプリとの違い

DApps(ダップス)はどんなアプリ?既存アプリとの違い

DAppsにはさまざまな特徴があります。では、通常のパソコンやスマートフォンのアプリケーションとどういったところが違うのでしょうか。

 

大きくは3つあり、以下の通りです。

特徴 通常のアプリケーション DApps
セキュリティ
透明性
稼働時間 稼働できない時間あり 常に稼働

通常のアプリケーションは中央集権型のため、1つのサーバーが攻撃されるとそこから情報が漏れてしまいます。しかし、DAppsはブロックチェーン型なのでそのような心配はありません。

 

透明性の面でも通常のアプリケーションは不正が起きた場合、不正が分かりづらい仕組みですが、DAppsはブロックチェーン上に操作ログが残っているため、ログを辿って原因を発見できます。

 

また、通常のアプリケーションはアップデート等で稼働できない時間が発生します。それに対しDAppsは、分散管理型のため停止や中断をすることなく、サービスを提供し続けることができます。

 

DApps(ダップス)の3つのメリット

DApps(ダップス)の3つのメリット

DAppsの3つのメリットは以下の通りです。

  • 情報漏えいしにくい
  • 取引の透明性が高い
  • ダウンタイムがゼロ

一つずつ紹介します。

 

情報漏えいしにくい

ブロックチェーンを使ったDAppsは、情報漏えいしにくいというメリットがあります。

 

なぜなら、中央集権のサーバーがなく全員で管理しているため、攻撃されたとしても一度に全ての個人情報が漏えいする可能性は低いからです。

 

例えば、1つの金庫に全財産が入っていたらその金庫を取られれば全て失ってしまいます。

 

しかし、10個の場所に分散して管理することで、1つの金庫が取られても全財産を失うことはありません。

 

実際に、セキュリティを強化したい場合には、ブロックチェーンの仕組みが多く使われています。

 

取引の透明性が高い

取引の透明性が高いというのもDAppsのメリットの一つになっています。

 

理由は、ブロックチェーンの仕組みを使っているため操作ログがブロックチェーン上に自動で保存され、誰でもコードが確認可能になっているからです。

 

何か不正が起きたときはブロックチェーンを辿って原因を発見できるため、通常のアプリケーションに比べて簡単に不正を特定できます。

 

セキュリティの面では、安心できるのではないでしょうか。

 

ダウンタイムゼロ

通常メンテナンスや更新が行われるときは、サービスを一時的に停止しなければいけないですが、DAppsのアプリケーションは分散管理型のため、停止や中断をしなくてもサービスを提供できます。

 

なぜなら、アプリケーションの心臓部であるスマートコントラクトがブロックチェーン上に展開されていれば、ネットワークが生きている限り中断することなく実行し続けられるためです。

 

例えば、仕事を1人だけに任せていると、担当者が風邪で休んでしまった場合作業は進みません。

 

しかし、10人に任せることで、1人が休んだとしても残りの9人で仕事を進めることができます。

 

上記のように複数で管理しているため、サービスが止まっている「ダウンタイム」をゼロにすることが可能です。

 

DApps(ダップス)の3つのデメリット

DApps(ダップス)の3つのデメリット

DAppsのデメリットは大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • コストがかかる
  • 取引に時間がかかる
  • サポートを受けられない

デメリットを把握し、DAppsを理解していきましょう。

 

コストがかかる

DAppsのような分散型のアプリケーションで取引を行うには、トランザクションという仕組みを使わなければいけません。

 

トランザクションとは、複数の処理を一つの処理としてまとめる事です。

 

銀行振り込みを例にすると、まず【A】という口座から【B】という口座に1万円振り込むとします。

 

その際に、(1)【A】の口座から1万円引き出すという処理と、(2)【B】という口座に1万円振り込むという処理が必要です。

 

この(1)と(2)は同時に行われなければいけなくて、(1)の処理だけ成功したけど(2)の処理は失敗したということは起きてはいけません。預金がなぜか1万円増えてしまいます。

 

どちらかの作業が失敗した場合は、(1)、(2)どちらの処理も失敗にしなければいけません。

 

そのために、複数の処理を一つに処理にまとめる必要があるのです。

 

しかし、この処理にはコストがかかってしまうというデメリットがあります。

 

取引に時間がかかる

DAppsは、通常のアプリと比べると動作が遅く、取引には時間がかかる可能性があります。

 

一度に多くの決済が同時に起き、ネットワークの持つ決済能力を超えると、トランザクションの処理に時間がかかるため、取引をスムーズに行うことは不可能になります。

 

ネットワークの混雑度合いによっては、ネットワークに拒否される可能性もあります。

 

これはユーザーからすると、ストレスになってしまう原因の一つです。

 

サポートを受けられない

中央管理者がいないということはつまり自己責任です。

 

そのため、通常は運営会社に問い合わせて解決してもらうようなことも自分で解決しなければいけません。

 

例えば、取引でトラブルがあったときは、自分で履歴をたどっての解決が必要です。サポートセンターに問い合わせて対処してもらうことはできません。

 

実際に自分で解決するとなると一般の人にはハードルが高く、万が一の時にサポートが受けられないというのはデメリットになってしまいます。

 

DApps(ダップス)の具体例

DApps(ダップス)の具体例

実際DAppsはどのように使われているのでしょうか。

 

具体的な例を以下3つ紹介します。

  • ゲーム
  • 仮想通貨・ICO通貨
  • 分散型取引所

まだ馴染みがないかもしれませんが、上記が当たり前になる未来がくるかもしれません。

 

そのために今から備えるために、一つずつ確認していきましょう。

 

ゲーム

DAppsはゲームでも仕組みが使われていて、「DAppsゲーム」というジャンルも出てきているほどです。

 

DAppsゲームの特徴として、ゲーム上で育てたキャラクターなどを販売できるという点があります。

 

通常、ソーシャルゲーム内で育てたキャラや獲得したアイテムはゲーム内でしか使えませんでした。

 

しかし、スマートコントラクトの仕組みにより実際にキャラクターやアイテムを他人に販売できるため、DAppsで稼ぐことも可能です。

 

そのため、DAppsゲームはこれまでの常識を覆すかもしれません。

 

DAppsゲームの人気ランキングは以下の通りです。

ゲーム名 対応端末 特徴
1位

クロスリンク(CrossLink)

スマートフォン プレイすることでビットコインを獲得できるため、遊びながらお小遣いが稼げる。
2位

マイクリプトサーガ

PC/スマートフォン 暗号資産やNFTが必須ではないため、ブロックチェーンゲームではあるものの、ハードルは低い。
3位

MIR4(ミル4)

PC/スマートフォン スマホとPCのクロスプレイが可能。

最大150vs150の迫力あるバトルも魅力。

 

また、DAppsゲームには新たなゲームも続々リリースされており、以下の3つは最近リリースされた最新ゲームです。

 

ゲーム名 対応端末 特徴
CHOJO -Crypto Girls Arena- PC/スマートフォン ブロックチェーン技術を使った、キャラがリアルに自分のものになる新たなゲーム体験に注目。
My Crypto Heroes

(マイクリプトヒーローズ)

PC/スマートフォン 世界制覇を目指すゲーム性の高いブロックチェーンゲーム。さまざまな履歴はプレイヤーが所有可能。
CRYPTONINJA

(クリプト忍者)

PC プレイヤー同士でデジタル資産を奪い合う。お城や忍者など、全てのデジタル資産が管理可能。

 

仮想通貨・ICO通貨

DAppsは仮想通貨やICO通貨の取引でも欠かせません。DAppsの基本概念はビットコインによって形作られたとも言われているため、いろいろな仮想通貨にその仕組みが応用されています。

 

中央集権型ではないため透明性のある取引ができ、ユーザーの意見を集めて、より使いやすく時代に合った形へと変化できる分散保存技術はネットワーク全体で拡散サーバーとコミュニティによって共同管理、仮想通貨取引にピッタリの仕組みです。

 

具体的な例としては、以下のようなものがあります。

  • イオス(EOS)
  • イーサリアム(ETH)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)

 

分散型取引所

一般的によく知られている仮想通貨の取引所は、中央管理者が存在します。しかしDAppsを活用した仮想通貨取引所は分散型のため直接の取引が可能です。

 

また、取引所に一度通貨を預けることも必要ないため、ハッキングのリスクは下がります。

 

分散型の取引所なら、安心して取引ができるでしょう。

 

人気のアプリケーションは、以下のようなものがあります。

名前 特徴
Uniswap(ユニスワップ) Uniswapに資金を預けることで報酬がもらえる。

金融庁の認可等を受けていない。

Curve(カーブ) 取引手数料が0.04%で安い。

価格変動が他に比べ少ない。

Balancer(バランサー) 流動性プールが3種類存在するため、より自由な取引ができる。
SushiSwap(スシスワップ) Uniswapの派生形。独自のトークンSUSHIを使っている。

日本語のサポートがない。

DODO(ドードー) 中央集権的な取引所と分散型取引所のいいとこ取り。

アメリカ最大の仮想通貨取引所「Coinbase」が投資している。

Bancor(バンコール) 分散型取引所の中で最古参。

価格決定の仕組みがやや複雑。

Kyber(カイバー) 開発アドバイザーがイーサリアムの創設者。

決済APIにより、イーサリアム以外の通貨でも支払いができる。

 

まとめ:DApps(ダップス)は昨今の注目の技術

DAppsは、ゲームや仮想通貨などさまざまなものに応用できる技術です。

 

特徴としては、ブロックチェーンという暗号化技術を使っているため不正が見つけやすい点や、変更を加える際はユーザーとの合意形成が必要な点が挙げられます。

 

既存のアプリより情報漏えいの可能性が低く、取引の透明性が高いなどのメリットがあります。逆に、コストがかかったり、サポートを受けられなかったりというデメリットがあることも事実です。

 

しかし、「DApps」はうまく使えばこれまでの常識を覆せるポテンシャルを持っています。

 

この先さらに注目を浴びることでしょう。

 

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