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Beepleとは?人気作品5選を一挙紹介!その他おすすめのNFTアーティストは?

アーティスト紹介

公開日 : 2021年06月26日 | [更新日]

NFTに興味がある方なら、一度はBeeple(ビープル)の名を聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし、Beepleの名前は有名ですが、彼が世界的に有名になったきっかけや代表作を知らない方は多くいます。

BeepleはNFTの発展に大きな貢献を果たしており、NFTに興味がある場合は、Beepleについて知っておくべきです。

本記事では、Beepleの経歴や有名になったきっかけ、彼の代表作品を解説します。

この記事の概要

  • Beepleは世界で最も有名なNFTアーティストの一人
  • BeepleはNFTアートが75億円で落札されたことで注目を浴びた
  • Beepleの代表作品5選
  • Beeple以外の有名アーティスト

Beeple(ビープル)とは

Beeple

まずはBeepleの経歴や彼が世界的に有名なNFTアーティストになったきっかけを紹介します。

世界で最も有名と言われるNFTアーティスト

Beepleの本名はマイケル・ヴィンケルマンです。

1981年生まれのBeepleは、ウィスコンシン州で育ち、2003年にパデュー大学コンピューターサイエンス学部を卒業します。

大学卒業後は、グラフィックデザイナーとして企業のウェブサイトをデザインし、現在はチャールストンを拠点に活動しています。

Beepleが世界的に有名になったきっかけは、2007年に始まった自主プロジェクト「Everydayシリーズ」です。

この自主プロジェクトで彼は、13年間毎日、1日も休むことなくアートを作成します。

初めはスケッチを中心に描きましたが、徐々にCinema 4DやOctaneなどのプログラムで作成したデジタルアートに移行しています。

描かれているのは、政治的なコメントから抽象画、風刺画まで様々です。

Beepleは5,000日間で制作した全ての作品を1つのコラージュ絵としてまとめ、それをNFTアート「Everydays: The First 5000 Days(毎日:最初の5000日)にして出品します。

そして、「Everydays」がきっかけで彼は世界的に有名なNFTアーティストになります。

作成した作品がクリスティーズで75億円で落札されている

Beepleは、NFTアート「Everydays: The First 5000 Days(毎日:最初の5000日)を世界的に知られるオークションハウス「クリスティーズ」に出品します。

そして、この作品は6,934万ドル(当時のレートで約75億円)で落札されたのです。

これにより、Beepleは世界で最も価値のある存命アーティスト3人のうちの1人としてみなされました。

約75億円という異例の価格で「デジタルアート」が歴史あるオークションハウスで落札されたことは、美術界のパトロンたちがブロックチェーンを利用した新たなアートを認めたことを意味します。

Beepleの人気作品5選

ここからは、Beepleの人気作品5選を紹介します。

everydays – the first 5000 days

everydays - the first 5000 days

出典:Christie’s

「everydays – the first 5000 days」は、Beepleが5,000日間1日も休むことなく描き続けた作品を1枚のコラージュにした作品です。

個々の作品を拡大すると、時事問題や個人の欲望と結びついた幻想的な絵や不条理な絵などを多く見られます。

プロジェクト開始からしばらくはスケッチ画が多いのも特徴です。

1日目(2007年5月1日)と5,000日目(2021年1月7日)の作品の違いから、Beepleのアーティストとしての進化がよく分かります。

HUMAN ONE

HUMAN ONE

出典:HUMAN ONE

「HUMAN ONE」は、宇宙服を着た人物が背景の変わる環境を歩き続けるNFTアートです。

Beeple初となる実物に関連した作品となります。

本作品は大きな注目を集め、約32億円というNFTアート史上2番目に高額な価格で落札されました。

「HUMAN ONE」の特徴は、プロジェクトはまだ進行中である点です。

実物のスクリーンに、刻々と変わる環境の中を宇宙服を着た人物が歩く映像が流されます。Beepleは生涯を通して、この作品に映像を追加するのです。

Beepleは「HUMAN ONE」に関して、次のコメントを発表しています。

“この作品は、物理的にもNFT的にもシームレスに映像を変化させることができます。この作品のメッセージと意味は、私の人生の中で進化し続けるのです。従来のアート作品は、完成した瞬間に時間が止まってしまう、有限の状態に近いものでした。この作品は更新することができるため、時間の経過とともに新しい意味を加え続けることができ、現在進行形の会話に近いと考えています。”

参考:HUMAN ONE

Ocean Front

Ocean Front

出典:Nifty Gateway

「Ocean Front」は、環境変動の問題を語ることを目的に作成されたNFTアートです。

特徴として、海の上に置かれたトレーラーや輸送用コンテナの上に木があります。

この作品はBeepleの「Everydays」シリーズの一部であり、「together we can solve this(環境問題を共に解決できる)」というキャプションがつけられています。

本作品はマーケットプレイス「ニフティ・ゲートウェイ」でオークションにかけられました。

Crossroads

Crossroads

出典:Nifty Gateway

「Crossroads」は、ニフティ・ゲートウェイで660万ドルで落札されたNFTアートです。

アメリカ合衆国の大統領選挙の結果に応じて、映像が変化するNFTアートとして注目を集めました。

バイデン大統領が勝利したため、Crossroadsは人々から嘲笑を浴びた後のトランプ元大統領が横たわった映像になっています。

動画の音声をオンにすると、最後に登場する青い鳥はTwitterをイメージしていると分かります。

ENDGAME

endgame

出典:Twitter

「ENDGAME」は大ヒット映画「アベンジャーズ・エンドゲーム」をモチーフにした作品です。裸のドナルド・トランプ元大統領が、市民と警察の争いを見ています。

本作品は、「Everydays」シリーズの一部です。映画の設定を踏まえると、数の少ない警察がヒーローであり、市民は白人ばかりであることから、彼らは白人至上主義者であると推測できます。

Beepleの作品は公式サイトで閲覧できます。興味がある方は、Beeple公式サイトもチェックしてみてください。

Beeple作品を購入できるNFTマーケットプレイス2選

BeepleのNFT作品を購入できるNFTマーケットプレイスを紹介します。

OpenSea

OpenSea

OpenSeaは世界最大級のNFTマーケットプレイスです。記事執筆時点で、Beepleは累計102作品をOpenSeaで出品しています。

主なコレクションはGENESIS COLLECTIONです。

2022年4月には、OpenSeaはソラナブロックチェーンへの対応を開始しており、165個のNFTコレクションが取り扱われています。

OpenSeaについては、「OpenSea(オープンシー)とは?3つの特徴と始め方を解説」で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

OpenSea(オープンシー)とは?日本語サイトはある?3つの特徴と始め方を解説

Rarible

Rarible

Raribleは2020年7月にロシア系の創業者が立ち上げたマーケットプレイスです。比較的新しいマーケットプレイスながらも、2021年7月には取引量5位を記録しています。

BeepleはGENESISコレクションを始め、数多くのNFT作品を出品しています。Raribleはインターフェースが分かりやすいため、NFT初心者にもおすすめです。

Raribleについては、「Rarible(ラリブル)とは?特徴や売買方法、注目理由を解説」で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてください。

Rarible(ラリブル)とは?特徴や売買方法、注目理由を解説

Beeple以外の有名NFTアーティスト5人

NFTアーティストで有名なのはBeepleだけではありません。

ここからは、世界的に有名なNFTアーティストを5名紹介します。

せきぐちあいみさん

せきぐちあいみさん

出典:Aimi Sekiguchi VR Official Site

せきぐちあいみさんはVRアーティストです。

彼女が3Dのバーチャル空間内で書き上げた作品をOpenSeaに出品したところ、当時のレート換算で約1,300万円で落札されました。

この出来事がきっかけで、せきぐちあいみさんは一躍有名なNFTアーティストになりました。

村上隆さん

村上隆さん

出典:Kaikai Kiki Co., Ltd.

村上隆さんは世界的に著名な現代美術家です。実は村上隆さんもNFT作品の制作に取りかかっています。

2021年3月、村上隆さんはOpenSeaで「Murakami.Flowers」のオークションを開始しました。

しかし、オークション開始から11日後には、本人によって出品が取り下げられたのです。

2021年11月にはデザイン集団「RTFKT Studios」とコラボレーションしたNFTプロジェクトを発表、2022年には高級腕時計ブランド「ウブロ」とコラボレーションしたNFTアートを発表しています。

おにぎりまんさん

https://twitter.com/onigiriman1998/status/1467840352149454849

おにぎりまんさんは、日本で最も影響力のあるNFTアーティストの一人で、代表作は、可愛い女の子を題材にしたNFTイラストです。

2022年4月時点で、OpenSeaでの取引高が約1億1千万円を突破しています。

2021年12月に発表した「TokyoPop Girls Collection」は、数時間で約4,000万円の売り上げを出すなど人気の高いアーティストです。

ウルス・フィッシャーさん

ウルス・フィッシャー

ウルス・フィッシャーさんは、ニューヨークを活動拠点にする現代美術アーティストです。

すでに現代美術アーティストとして確固たる地位を築いていますが、卵とライターの映像作品をNFTとして出品しています。

MAD DOG JONESさん

MAD DOG JONESさん

出典:Phillips

MAD DOG JONESさんは、カナダのトロント出身のビジュアルアーティストです。日本のアニメやSF映画、サイバーパンクなどから影響を受けた作風で知られています。

彼の自動生成型NFTアート「レプリケーター」は、世界三大オークションハウスの一つフィリップスで出品されました。

NFTアートの作り方

NFTアートの作り方

デジタル化できるものであれば、何でもNFTアートとして出品できます。

NFTアートは以下の順番で作成できます。

  1. 暗号資産の取引所で口座開設
  2. ウォレットを作成
  3. NFTアート作成・登録
  4. ウォレットへ送金
  5. NFTアートの出品
NFTアートの作成と出品自体は無料で行えます。

しかし、初回のみガス代と呼ばれる手数料が発生するため、暗号資産の取引所での口座開設とウォレットの作成が必要です。

NFTアートの作り方については、「【誰でもできる】NFTアートの作り方!」で詳しく解説しております。ぜひこちらも参考にしてください。

【誰でもできる】NFTアートの作り方!アプリで売れるクリプトアートを作成する

まとめ:Beepleは世界でも有名なNFTアーティスト

Beepleは世界で最も有名なNFTアーティストの一人です。Beepleの作品が高値で落札されることで、NFTは大きな注目を集め、需要が高まりました。

つまり、Beepleの存在なしでは、NFTはここまで発展しなかったと言っても過言ではありません。Beepleが作品を発表するたびに、彼自身、そしてNFTも注目を集めます。NFTに興味がある方は、今後もBeepleについてチェックしましょう。

当サイト「NFT-Now」では、Beepleについてはもちろん、NFTに関する情報を分かりやすく発信しています。NFTの情報を見逃さないためにも、ブックマークもしくはTwitterのフォローをお願いします。

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