NFT Now|
国内最大級のNFTメディア

国内最大級のNFTメディア|NFT Now 国内最大級のNFTメディア

30万ドル相当のNFTを誤って3000ドルで売却するも返還は実現せず・・・

NFTニュース

公開日 : 2021年12月15日 | [更新日]

数字の入力ミスのようなヒューマンエラーは、誰しもが一度はやったことがある単純なミスです。

しかし、そのミスのせいで数十万ドル規模の損失を被ったことのある人は少ないのではないでしょうか。

一瞬の集中力の欠如で数十万ドルの損失

NFT投資家であるMax氏は11日、著名なNFTコレクションであるBored Ape Yacht ClubのNFTの一つをOpenSeaに出品しました。

Bored Ape Yacht Clubは高級なNFTコレクションとして有名で、1つあたり最低でも数十万ドル規模で取引が行われています。

Max氏は、そんな貴重なNFTを75ETH(約30万ドル)で販売しようとしましたが、誤って0.75ETH(約3000ドル)で販売してしまいました。

誤った値段を設定した理由についてMax氏は「毎日たくさんのNFTを管理していたから、集中力を欠いてしまっていた。」と振り返っています。

Max氏は誤出品したことにすぐに気が付きましたが、出品のキャンセルを行う間もなく、一瞬にして購入されてしまい、数十万ドルが消えました。

OpenSeaには、格安NFTを見つけたら自動で購入を行うBotを使っている投資家も存在しており、Max氏が出品したNFTは、このBotに見つかってしまったのではないかと考えられています。

NFT取引の無効化・返金は成立しない

このようなミスは金融業界では「ファットフィンガー・エラー」と呼ばれており、NFT以外の取引でもたびたび発生しています。

2014年には、ある日本人投資家がファットフィンガー・エラーでトヨタ株の57%を取得しそうになる事件がありました。

株式取引などの伝統的な取引の場合は、このような明らかなエラー取引は成立する前に何らかの警告が出されますし、取引成立後でも必要な手続きを踏めば返金が成立する場合もあります。

しかし、NFTなどの暗号通貨取引の場合は、取引の中央管理者が存在しないため、取引の無効化や返金は成立しません。

Max氏が誤って出品してしまったNFTも、返還されることなく、Botによってすぐに約25万ドルで転売されました。

暗号通貨市場で類似の事件はたびたび起こっている

2019年には暗号通貨「Tether」を開発した企業が誤って通貨を過剰発行してしまい、回収騒ぎになったことがありました。

他にも、ウォレットへの送金に際して、送信先のウォレットアドレスや送金額を誤る事例はたびたび発生しております。

今回25万ドル以上の損失を被ったMax氏は「この業界は歴史が浅く、自分のせいでも技術者のせいでも、悪いことが起こるものです。」と冷静に今回の件を分析し、「いつまでも失敗を引きずるものではなく、忘れて次のステップに進みましょう」と前向きなコメントを付け加えました。

NFT取引やウォレットを扱う際の注意点については当サイトの以下の記事でも紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

MetaMaskとは?MetaMaskの作り方・入金・出金方法などを紹介

OpenSea(オープンシー)の使い方を徹底解説!購入/販売別に紹介

参考:Bored Ape Yacht Club: Someone accidentally sold a $300,000 NFT for $3,000

「NFT Now」は、毎朝7時にNFTの最新のニュースをアップしております。

NFTニュースを見逃したくない方はTwitterで「NFT Now」をフォローしましょう。

フォローは「こちらのプロフィール画面」より

WRITER

NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。

NFT Nowとは
NFTをゼロから学べる総合情報サイトの『NFT Now』 実際に購入・販売をした経験を発信することで、NFTマーケットプレイス選びの際に、自分にあったマーケットプレイスを選べます。また、NFT Now編集部では、NFTの作り方や、OpenSea/MetaMaskの使い方、NFTのアート・ゲーム・音楽・トレカの情報、国内・海外でのNFT市場の最新情報をどこよりも分かりやすく伝えております。

NFT Nowの特徴①NFTの購入・販売・作り方がゼロから学べる!
NFTを始めたい方に向けたコンテンツを用意しております。買いたいNFTや作ってみたいN FTアート、作成したNFT作品の販売方法など、初心者から経験者まで幅広い層に分かりやすく手順を記載してあるため、誰でもNFTを学ぶことができます。NFTとはの未経験者から、マーケットプレイス認定アーティストの方まで目的別にカテゴリーを分けてコンテンツを用意しています。ゼロからNFTを学び始めて販売までいってみましょう。

NFT Nowの特徴②目的にあったNFTマーケットプレイスが見つかる!
OpenSea(オープンシー),Rarible(ラリブル),Coincheck(コインチェック),SuperRare(スーパーレア),Nifty Gateway(ニフティゲートウェイ),Foundation,Axie Marketplace(アクシーマーケットプレイス),BakerySwap(ベーカリースワップ),NFT ShowRoom(NFTショールーム),VIV3,PlayAsset(プレイアセット),MakersPlace(メーカープレイス),Nanakusa(ナナクサ),Enjin MarketPlace(エンジンマーケットプレイス),nanakusa(ナナクサ)など、NFTマーケットプレイスを実際に使用した方の評判や使い方を掲載しております。 中立・公平性を維持するために弊社では初心者、経験者と幅広い方の意見を参考にしているため、他のサイトよりも信頼性が高いと評判です。

NFT Nowの特徴③国内・海外でのNFT市場の最新情報が手に入る!
現在拡大中であるNFT市場の最新情報を丁寧かつ分かりやすくお届けしています。NFTのアート・ゲーム・音楽・トレカの情報からNFT関連銘柄までNFTに関する情報は「NFT Now」を見ることで網羅できます。お気に入り登録間違いなしの総合情報サイトです。