LG電子がNFTを含む暗号分野を事業分野に正式追加

NFTニュース

公開日 : 2022年03月27日 | [更新日] 2024年04月01日

韓国の電子大手「LG電子」が新たな事業領域として、ブロックチェーン・暗号分野を追加しました。

暗号分野の事業を企業憲章に追加

LGは24日の年次総会で2つの暗号分野関連の目標を追加しました。

追加された目標は「ブロックチェーンベースのソフトウェアの開発と販売」と「暗号通貨の販売と仲介」で、暗号資産取引所の設立ではないかと推測されていますが、LG側は「我々は事業分野を大まかに述べただけで、まだ何も決まっていない」と具体的な明言は避けています。

また総会の中でLGは、ブロックチェーンと暗号分野を正式に企業憲章に追加しており、今後この分野にさらに力を入れることが見込まれます。

暗号分野への興味を深めるLG

LGはこれまでにも暗号分野に興味を示しており、韓国「カカオ」傘下のブロックチェーン企業「グラウンドX」の独自ブロックチェーンへの出資や、NFT対応スマートテレビの発表も行っています。

今回の年次総会では、オンライン・アート・オークションを運営する「Seoul Auction Blue」と提携して、NFTアート関連の新たなプロジェクトを興すことも発表しています。

暗号ブームが続く韓国

同じ韓国の電子企業であるサムスンは、「Decentraland」メタバースでのバーチャルストアの立ち上げや、スマートテレビ向けNFTプラットフォームの立ち上げなど、暗号領域での事業を本格化しています。

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さらに、3月初めに韓国大統領に就任したユン・ソクヨル大統領は暗号分野に明るいことで有名で、選挙では暗号規制の緩和や「韓国をブロックチェーン技術「ユニコーン」の将来の故郷にする」ことを公約に掲げていました。

NFTを始めとした暗号産業に追い風が吹く韓国市場の今後の動向からは目が離せません！

参考：LG Electronics adds blockchain and crypto as new areas of business