Meta、InstagramとFacebookのNFTサポートを終了
NFTニュース公開日 : 2023年03月15日 | [更新日] 2024年11月01日
Metaのコマースおよびフィンテック部門の責任者、Stephane Kasrielは、InstagramとFacebookでのNFTサポートを停止させるとTwitterに投稿しました。
https://twitter.com/skasriel/status/1635386565487898624
Stephane Kasrielは、スレッドにて「クリエイター、利用者、ビジネスをサポートするほかの機能に集中するため、NFTサポートをいったん終了します。」と述べました。
MetaのNFT対応は、昨年5月に一部のInstagramクリエイターに、6月に一部のFacebookクリエイターに向けてテストを開始したばかりでした。その後7月にはInstagramでのNFTサポートを100カ国のクリエイターを対象に拡大しましたが、今回、1年もたたないうちに廃止となってしまいました。
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Metaの広報担当者はTechCrunchに対し、NFTからMeta Payのような製品開発や、ギフトというMetaプラットフォーム上でクリエイターが直接お金を稼げるチップ機能に投資をシフトしていると述べました。同社はまた、クリエイターがリールで広告収入を得る機能についてもテスト中であると明らかにしました。
Stephane Kasrielは「クリエイターや企業がファンとつながり、マネタイズする機会を作ることが優先事項であることに変わりはありません。メッセージングやリールのマネタイズオプションなど、規模に応じてインパクトを与えられる分野に注力するつもりです。」と語っています。
Metaはメタバースの夢を現実にするために奔走し、全体的にコスト削減を進めてきました。MetaのAR、VR製品に取り組む部門であるReality Labsは、昨年137億ドルの損失を出しました。11月には従業員の約13%にあたる11,000人を解雇し、会社史上最大の削減となりました。そしてMetaが苦境を乗り切るにつれ、NFTに関する盛り上がりは沈静化していきました。当時Metaは、NFTは同社の仮想現実メタバース計画に深くかかわる可能性があると考えていましたCEOのMark Zuckerbergは、ユーザーが仮想の服をNFTとして鋳造できるようになるような日が来ることを望んでいる、と語っています。
MetaはTechCrunchに対し、同社は今後もクリプトに注目していくと話しました。
参考:Meta winds down support for NFTs on Instagram and Facebook
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。