「Mutant Ape Planet」NFTクリエイターが「ラグ・プル」で逮捕

NFTニュース

公開日 : 2023年01月12日 | [更新日] 2024年11月01日

米国政府は、暗号投資家を詐取した疑いで、「Mutant Ape Planet」のNFT作成者を逮捕し、起訴しました。購入者が「ラグ・プル」された と司法省（DOJ）は説明した上で、数百万ドルの暗号通貨がNFT作成者の個人的な利益のために横流しされたと付け加えました。

司法省がNFTのラグ・プル・スキームに対して措置を講じる

米国司法省（DOJ）は11日、オーレリアン・ミッシェルを デジタル資産の一種である「Mutant Ape Planet」NFTの購入者から290万ドル以上の暗号通貨をだまし取った として起訴したことを発表しました。

被告はアラブ首長国連邦（UAE）在住のフランス人です。10日にジョン・F・ケネディ国際空港で逮捕されました。

Mutant Ape Planet (MAP) NFTは、追加投資の独占機会、景品、商品、その他の報酬など、多数の報酬や利益を偽ってマーケティング・販売した、と司法省は詳細に述べています。

NFTを売り抜けた後、購入者は「ラグ・プル」されました…NFT購入者の数百万相当の暗号通貨が、ミッシェルの個人的な利益のために横流しされたのです。

Mutant Ape Planetは、6,799匹の特徴的な突然変異の猿を集めたもので、猿をテーマにしたNFTの別セットとして人気のあるBored Ape Yacht Clubとは全く関係がないものです。

ニューヨークの国土安全保障捜査局（HSI）担当特別捜査官、イワン・J・アルヴェロ氏は、次のように述べました。オーレリアン・ミッシェルは、投資家から300万ドル近くを盗んで個人的に使用するという「ラグ・プル」計画を実行しました。

司法省は、「ミッシェルは、現在および将来の購入者とのソーシャルメディアチャットで、不正な『ラグプル』を認めましたが、『ラグするつもりはなかったが、コミュニティがあまりにも酷い状態になった』と述べ、NFT購入者のコミュニティのせいにしました」と言及しています。

Mutant Ape Planet NFTの開発者は「マーケティングのためにコミュニティ・ウォレットに資金を提供し、購入者にくじ引き、景品、エアドロップ、ステーキング機能付きトークンを提供すると約束した」と司法省は述べています。

「Mutant Ape Planet NFTの購入者は、上記のような約束された特典を受け取っていません」

参照：US Arrests ‘Mutant Ape Planet’ NFT Creator in $3M ‘Rug Pull’ Scheme to Defraud Crypto Investors