大手NFTショップ「キャンディ・デジタル」が大規模レイオフ
NFTニュース公開日 : 2022年11月30日 | [更新日] 2024年12月01日
2021年にユニコーンの地位を確立し、DapperLabsとも肩を並べる大手NFTショップ「キャンディ・デジタル」が100人規模の大規模レイオフを実施しました。
暗号不況による大規模レイオフ
スポーツ情報サイトSporticoは、匿名の情報源を引用し、「キャンディ・デジタル」の約100人の従業員のうち3分の1以上が解雇されたと報じました。
同社のカスタマー・エクスペリエンス責任者であるミーガン・メリック氏は、28日にDiscordで、”厳しいマクロ経済 “と “急速に悪化する市場環境 “の中で、人員削減に追い込まれたことも明らかにしています。
ある解雇された匿名の従業員によれば、Candy Digitalの従業員の半数も解雇されたかもしれないとのことですが、暗号関連分野の現在の不況を考えると、解雇は驚くことではないとも付け加えました。
超大手企業でも苦境に
「キャンディ・デジタル」は、マイク・ノヴォグラッツ氏とゲイリー・ヴェイナチャック氏という暗号業界の大物が資金援助を行っており、昨年2021年には評価額が15億ドルに達してユニコーンの地位を確立していました。
昨年の資金調達では、Insight PartnersとSoftbank Vision Fund 2が共同出資し、元NFLクォーターバックのPeyton Manning選手など、暗号業界外からも多額の援助を受けてきました。
メジャーリーグベースボール、ワールド・レスリング・エンタテインメント(WWE)、ネットフリックスといった世界的に有名なブランドとも提携しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
しかし、2022年初頭から続く暗号不況の中で業績は低迷、デジタル収集品の週間販売量は4月以降急落し、一時は95%もの暴落を記録しています。
この苦境は「キャンディ・デジタル」のものだけではなく、ライバルであるDapper Labsも従業員の4分の1近くを解雇しており、Web3.0企業の苦境はかなり厳しいものと見られます。
参考:Candy Digital NFT shop lays off large number of employees amid market deterioration
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。