ユニバーサル・スタジオがNFTのスカベンジャーハントを企画

NFTニュース

公開日 : 2022年09月22日 | [更新日] 2024年11月01日

カリフォルニアとフロリダにあるテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」では、ハロウィンをテーマにしたNFTのトークンをアトラクションに追加します。

10月31日まで、ハロウィンをテーマにしたNFTを獲得できるキャンペーンを実施します。各パークに7つのQRコードが隠されており、QRコードを読み取るとNFTがミントされます。7つすべてを見つけ、スキャンした来場者は、特別なNFTを受け取れます。このプロジェクトでユニバーサルと提携している暗号決済サービスMoonpayは、追加の特典を獲得することができると説明しました。

しかし、MoonPayのCEOであるIvan Soto-Wright氏は、この新しいNFTの体験はパーク訪問者だけのものではなく、MoonPayにとっても実用的な顧客データをもたらすものであるとFortune誌に語っています。

「CMO（最高マーケティング責任者）であれば、どうすればLTV（ライフタイム・バリュー）を上げられるかを考えているはずだ」と、顧客に対して言及した上で「どうすればエンドユーザーとのエンゲージメントを深めることができるのか？これは、まさにその良い例です」と述べました。

昨年のNFTの盛り上がりは、デジタル・コレクターズアイテムとしての活用によって後押しされました。Dune Analyticsのデータによると、Nike、Dolce & Gabbana、Tiffanyなどの大手ブランドは、過去1年間に数億ドル相当のNFTを販売しました。

しかし、NFTの売上はその後、激減しています。Be[In]Crypto Researchによると、7月に市場全体が年間最低を記録しました。分析プラットフォームDappRadarによると、過去30日間で、最大のNFT市場であるOpenSeaの取引量は13％減少し、約2億5200万ドルにまで落ち込みました。

Soto-Wright氏は、ユニバーサルのNFTは市場の衰退に影響されないはずであり、その用途は顧客エンゲージメントとリピーターの創出にあるとFortune誌に語りました。

NikeのNFTに関して「ナイキ「RTFKT」がNFTを現実に再現したスニーカーを作製」で解説しています。

また、TiffanyのNFTに関しては「ティファニーがCryptoPunksとコラボしたNFTコレクションを販売！」で解説しています。ぜひ、参考にしてください。

参照：Universal Studios planning Halloween-themed NFT scavenger hunts