スクウェア・エニックスがさらなるNFTへの展開を発表
NFTニュース公開日 : 2022年05月18日 | [更新日] 2024年10月01日
日本の大手ゲーム開発会社「スクウェア・エニックス」が最新の決算報告書で、さらなるNFTを発行することと、ブロックチェーンインフラへの投資を発表しました。
新たなNFTの発行
今回発表された第1四半期の決算報告によれば、2022年の中期事業戦略として、NFTをより多くのゲーム製品に展開する方針とのことです。
同社は2022年2月から「乖離性ミリオンアーサー」シリーズのNFTコレクション「資産性ミリオンアーサー」を展開しており、このプロジェクトの成功が今回の方針につながったものと見られます。
ブロックチェーンの環境整備にも注力
同社はブロックチェーン領域の最優先事項として、ブロックチェーンゲーム規制の明確化とガイドラインの確立、NFT経済のスケーラビリティへの取り組み、企業資本ベンチャーユニットの設立を挙げています。
また、「自社NFTの発行、管理、投資」を行う海外法人の設立を計画しているとし、グローバルなNFT経済圏の構築に着手することも示唆しています。
スクウェア・エニックスはこれまでも、メタバースベンチャーキャピタルの「Animoca Brands」と提携して、ブロックチェーン領域でのサービスを模索しており、今後も両社の協力関係はより深まるものと予想されます。
「Animoca Brands」の執行会長Yat Siu氏は今回の発表を受けて「スクウェア・エニックスとは長い間ブロックチェーンに関する協議を行ってきましたが、同社は他の大手ゲーム会社よりもブロックチェーンへの理解が深いです。」とスクウェア・エニックスを高く評価しています。
NFTゲームの現状
2022年5月現在、暗号市場は全体的に低迷期を迎えていますが、Web3.0とNFTゲームのユーザー数は対照的に堅調な動きを示しています。
DappRaderによると、5月14日のNFTゲームのデイリーアクティブは100万人で、1月1日とほぼ同じ数値でした。
一方で、NFTゲームアイテムの総販売量は1月1日は約7000万ドルだったのに対し、5月14日時点で約870万ドルと大幅な下落を見せており、絶好調というわけではないかもしれません。
参考:Square Enix plans to issue tokens and invest heavily in Web3 gaming
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。