フランス警察がブロックチェーン探偵の力を借り、NFT窃盗犯を逮捕
NFTニュース公開日 : 2022年10月14日 | [更新日] 2024年11月01日
フランス当局は、通称「ブロックチェーン探偵」ZachXBTの調査を利用し、フィッシング詐欺で250万ドル相当のNFTを盗んだ疑いで5人を起訴しました。
フランス通信社(AFP)の報道によると、窃盗グループはBored Ape Yacht Club(BAYC)とMutant Ape Yacht Club(MAYC)のNFTから、静的アートワークをアニメーション化するサービスを装ったウェブサイトを構築しました。
この偽のウェブサイトを利用すると、フィッシング・サイト経由で認証情報が盗まれ、NFTが盗まれる仕組みです。
5人の容疑者は20代半ばから後半と言われており、2021年末から2022年初めにかけて犯行を行ったとされています。
フランス国家サイバー部隊の副長官であるChristophe Durand氏は、AFP通信に対し、通称「ブロックチェーン探偵」ZachXBT氏のTwitterでの調査を見て、この事件の手がかりをつかんだと語っています。
Durand氏によると、BAYCの被害者からの依頼を受け、ZachXBTが調査を開始したそうです。
ZachXBTはTwitter上で、フランス当局が犯行グループに対して行動を起こしたことを「非常に嬉しく思っている」と述べています。
ZachXBTの調査において重要な部分は、犯行グループが資金を混ぜたり引き出したりするためにトルネードキャッシュ(取引履歴を人々の目から隠すことを目的にしたオープンソース)を使用していたことです。
ZachXBTは、ブロックチェーン上の詐欺やハッキングなどに焦点を当てた一連の調査を投稿し、Twitterフォロワー数は30万人を超えています。
参考:CoinTelegraph”French police use Crypto Twitter sleuth’s research to catch scammers”
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