「ポケモン」を使った偽のNFTゲームに注意!
NFTニュース公開日 : 2023年01月11日 | [更新日] 2024年11月01日
韓国のセキュリティ企業が「ポケモン」を不正に利用した偽のNFTゲームがあることに注意喚起を行っています。
巧妙に作成されたサイト
今回問題になっているサイト「pokemon-go.io」はサイトデザインも非常に精巧に作られており、一見するとP2E(Play to Earn)のポケモンNFTカードゲームサイトにも見えます。
サイト内にはトークンを購入するためのリンクや、NFTを賭けるためのエリアが設けられているのみならず、今後はNFTマーケットプレイスの設置も計画しているとの告知もあり、公式感の漂う作りになっています。
マルウェアを拡散
韓国のサイバーセキュリティ企業「AhnLab」によれば、同サイトでゲームのダウンロードを行うと、ゲームではなくハッカーに機器を制御させるためのリモートアクセスツール「NetSupport Manager」がダウンロードされてしまうとのことです。
「NetSupport Manager」をダウンロードしてしまうと、攻撃者がコンピュータのマウスとキーボードを遠隔操作し、システムのファイル管理や履歴にアクセスし、さらにマルウェアをインストールするためのコマンドを実行できるようになってしまうとのことで非常に危険です。
「NetSupport Manager」自体は正規の遠隔操作ソフトウェアなのですが、今回のようにハッカーによって悪用される事例は数多く報告されています。
本稿執筆段階で、「pokemon-go.io」は米国のポケモン公式サイトにアクセスされ、姉妹サイトと思われる「beta-pokemoncards.io」についてもアクセスできなくなっているようなので、既に何かしらの対応はされているようです。
今回のサイトでの被害は今のところ確認されていないようですが、「AhnLab」はアプリケーションの購入やダウンロードは公式サイトから行い、不審な電子メールの添付ファイルを開かないように勧告をしています。
参考:Nifty News: Fake Pokémon NFT game spreads malware, ‘Jai Ho’ singer to launch metaverse and more
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