MastercardがWeb3.0やNFT事業への決済導入を推進
NFTニュース公開日 : 2022年06月12日 | [更新日] 2024年12月01日
大手決済事業者の「Mastercard」はWeb3.0やNFTサービスでの直接決済を推進する取り組みを行っていることを発表しました。
複数の事業者と提携
「Mastercard」の発表によると、同社はImmutable X、Candy Digital、The Sandbox、Mintable、Spring、Nifty Gateway、Web3インフラプロバイダーのMoonpayと直接提携し、「Mastercard」の利用者はこれらのWeb3.0およびNFTサービスにおいて、デジタル商品の決済を「Mastercard」で行えるようになるとのことです。
「Mastercard」の試算では、これら企業の昨年度の売上高は250億ドルを超えており、暗号分野の大部分をカバーできることになります。
「Mastercard」の発行枚数は全世界で29億枚を超えており、これらカードの利用者は全員、暗号資産の両替などの煩わしい手間を省いて、NFTやWeb3.0のサービスを利用できることとなります。
暗号への参入障壁を除去する
「Mastercard」が暗号領域で広く使われることにより、大きな参入障壁の1つであった複雑な決済が解消され、暗号領域への参加者が更に増えることが見込まれます。
Mastercardのデジタル資産担当執行副社長であるRaj Dhamodharan氏は「デジタル商品の購入は、eコマースサイトでTシャツやコーヒーのポッドを買うのと同じように簡単なワンクリックの操作で済まされるべきだ」と述べています。
同社の暗号領域への事業展開は今回が初めてではなく、Coinbaseとは既に提携を行っており、マーケットプレイスでの手軽なNFT取引に一役買っております。
また、Mastercardは2021年9月には同社主導でオリジナルNFTを発行するなど、暗号事業に積極的な姿勢を見せています。
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暗号事業における「Mastercard」の今後の動きからは目が離せません!
参考:Mastercard to Implement Payments for NFT and Web3 Projects
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。