エリザベス女王のミームコインやNFTが量産される
NFTニュース公開日 : 2022年09月11日 | [更新日] 2024年11月01日
9月8日、イギリスのエリザベス女王が死去しました。
その直後から、エリザベス女王に関する40以上のミームコインに、数百にも昇るNFTが量産されました。
取引量も値段も上昇中
過去24時間にBNBスマートチェーンやイーサリアムのマーケットプレイスで発売された新しいNFTには、「Queen Elizabeth Inu」「Save the Queen」「Queen」「QueenDoge」「London Bridge is Down」「Rip Queen Elizabeth」といった名称のものが含まれています。
暗号の統計サイト「Dex Screener」のデータによると、特に「Queen Elizabeth Inu」は発売後24時間で最大価格が大幅に上昇し、執筆時点で28506%にも値上がりしています。
販売直後12時間の取引量は270万ドルを記録し、エリザベス女王死去のトレンドと連動するように、その価格と取引量も暴騰しました。
NFTプロジェクトまで登場する
大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」では、RIP Queen Elizabethプロジェクトも女王が亡くなってから数時間のうちに誕生しました。
プロジェクトには520以上のNFTが収録されていますが、わずか0.06ETH相当の約101ドルの売却量を生み出しただけで、コレクターのこのプロジェクトへの関心は低いようです。
同プロジェクトは、その所蔵数の多さとプロジェクト始動のタイミングから、あらかじめコレクションを仕込んだ上で、公開のタイミングをずっと伺っていたように見えます。
批判的な声も多い
エリザベス女王の死去という不幸なニュースに便乗した今回のNFTやコイン発行については、批判的な声も多く挙がっています。
暗号に批判的なコミュニティのユーザーwoliphirl氏は「(暗号参加者は)英国は今後数週間のうちに女王エリザベス2世記念トークンを彼らの国家通貨として採用すると信じているようだ」と、この動きを皮肉っています。
反暗号コミュニティだけでなく、暗号コミュニティからも「これが暗号業界全体にとってどのように恥ずかしく見えるか」という声も挙がっています。
参考:Crypto markets see flood of Queen Elizabeth memecoins and NFTs
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。