RaribleがNFTを無料で発行できる機能を発表
NFTニュース公開日 : 2021年10月20日 | [更新日] 2024年11月01日
大手マーケットプレイス「Rarible」が18日、NFTの発行手数料が無料になる新機能「lazy minting」を発表しました。
lazy minting とは?
https://twitter.com/rarible/status/1450109587705761794
従来、NFTの発行・ブロックチェーンネットワークへのデータ保存はNFTが作成されてすぐに行われていました。
しかし、この「lazy minting」ではNFTの発行は、マーケットでNFTが購入された後に行われます。
そのため、NFT発行に伴うGAS代はマーケットでNFTが購入されてからでないと発生せず、しかもGAS代はNFTの発行者ではなく、購入者が支払うこととして、発行に伴う手数料を無料としています。
GASの高騰が深刻
昨今イーサリアムネットワークでは、GAS代の高騰が問題となっております。
例えばRaribleでNFTを発行しようとすると、0.022ETHのGAS代が発生しますが、これは現在の価格で82.26ドル(日本円で9000円以上)に相当し、イーサリアムネットワークへの参加の高い参入障壁となっていました。
このGAS代の高さにより、多くの仮想通貨プレイヤーは、イーサリアムチェーンのブロックチェーンではなくSoranaなどの代替チェーンに移行しており、Raribleの利用者も2021年4月をピークに減少傾向にあります。
このような状況下であるため、Raribleは「lazy minting」の導入に踏み切ったものと推測できます。
今後の動きに注目
この新機能は今のところ、コミュニティからはポジティブな取り組みとして歓迎されていますが、これが実際に市場にどのような影響を与えるかは、まだ不透明です。
「lazy minting」がRarible、ひいてはNFTマーケット全体にどのような影響を与えるのかは、今後注目が必要です。
WRITER
NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。