米スタートアップMojito(モヒート)社がオークション大手サザビーズから約23億円の資金調達に成功
NFTニュース公開日 : 2021年10月25日 | [更新日] 2024年11月01日
アメリカのNFTスタートアップ、Mojito(モヒート)社が、美術品オークション大手のサザビーズをはじめとした多数の投資家から、2,000万ドル(約23億円)の資金調達に成功しました。
Mojitoは、サザビーズのNFTマーケットプレイス「Sotheby’s Metaverse」の開発に協力していて、そこでの活躍が評価された形なのでしょう。
今回調達した資金は、現行のNFTプラットフォームの改良や新たなプロダクトの開発資金に使われるとのことです。
元々Mojitoは、ブロックチェーンを用いたマーケティング会社であるSerotonin(セロトニン社)から独立したスタートアップでした。
今ではMojitoの評価額は1億ドル(約114億円)に達しています。
現在NFT市場におけるアート系のNFT取引は3100万ドル(約35億円)と言われており、この分野にノウハウを持つMojito社のさらなる成長が期待できそうですね。
Mojito社が開発した「Sotheby’s Metaverse」とは?
「Sotheby’s Metaverse」とは2021年10月15日に公開された、美術品オークションで最も古い歴史を持つ企業であるサザビーズ社独自のNFTマーケットプレイスです。
サザビーズ認定のコレクターたちが選定したNFTコレクションを購入でき、コレクターにはスティーブアオキやパリスヒルトンといった著名人も参加しています。
ビットコインやイーサリアム、USDCといった仮想通貨だけでなく、法定通貨も使えてクレジットカード払いもできるそうです。
サザビーズはインターネットで初めてオークション開催した企業として知られており、デジタル化に関しては先進的な取り組みをしています。
VR上で土地や不動産が持てるDecentralandとも提携し、サザビーズのバーチャルギャラリーをVR上でオープンしたりなどの試みも行っています。
Sotheby’s Metaverseはアート系のNFTプラットフォームとして、さらに地位を強固なものにしていくのではないでしょうか。
とはいえサザビーズ社としても、仮想通貨関連の企業に出資をしたのは初めてということで、改めてNFT市場に対する力の入れ具合とMojitoに対する期待の高さが伺えます。
NFTオークションが、一般の人にも広がっていく未来はそう遠くないかもしれません。
参考:コインテレグラフジャパン ”NFTスタジオのMojito、サザビーズの支援を受け2,000万ドルのシードラウンド資金調達完了“
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。