マウント・ゴックスの元ユーザーに対し記念NFTのドロップを発表
NFTニュース公開日 : 2022年03月30日 | [更新日] 2024年11月01日
2014年に破産した日本の暗号資産取引所「マウント・ゴックス」の元CEO Mark Karpeles氏は、2010年から2014年の間に同取引所の顧客であったユーザーに、記念NFTをドロップすることを発表しました。
暗号黎明期の大手取引所
「マウント・ゴックス」は、暗号資産がまだマイナーであった2010年に日本に設立された取引所で、当時の世界最大の暗号資産取引所の1つでした。
同取引所は2011年に大規模なハッキングの被害を受けて、85万BTC(当時は4億6000万ドル、公開時には約400億ドル)の損失を被り、2014年に破産しています。
当時は暗号資産の黎明期であり、今回のNFTプロジェクトのウェブサイトは彼らを「Mt.Goxの顧客はアーリーアダプターで、Satoshi Nakamotoがまだ投稿していたころにBitcoinTalkにいた人もいる」と表現しています。
ハッキング保障の一環
You can claim your @MtGox NFT on https://t.co/uUVPsXtCYC if you were a MtGox customer between 2010 and 2014. The NFT is airdropped for free, and available no matter if you had a balance or filed a claim with the bankruptcy.
— Mark Karpelès (@MagicalTux) March 28, 2022
プロジェクトサイトによれば、今回のNFTドロップの目的の1つは「ハッキング被害を少しでも打ち消すこと」であるとしています。
マウント・ゴックスの管財人である小林信明氏は、2021年11月に東京地裁に提出した再生計画が確定させ、取引所の債権者に対する保障に現在も取り組んでいますが、今回のNFTドロップはそれとは別で行われるとのことです。
NFTはポリゴンブロックチェーン上で発行され、マウント・ゴックスの口座番号や、BTC・日本円の口座残高によって識別されます。
NFTを入手するには、2014年2月25日以前にマウント・ゴックスにアカウントを登録したユーザーであることを確認する必要があり、対象は「残高があったユーザー、または破たんした取引所から損失を請求しているユーザー」に限られるとのことです。
現在、プロジェクトサイトにて受付中ですので、該当している方はこの機会を逃さないようにしましょう!
参考:Mark Karpeles announces commemorative NFT drop for Mt. Gox users
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。