メルセデス・ベンツ が商標登録申請でメタバースとNFT構想を示唆
NFTニュース公開日 : 2022年12月22日 | [更新日] 2024年11月01日
メルセデスがランボルギーニとメタバース空間を競う
最近、自動車関連事業でメタバース的な動きを見せているのは、ドイツのメルセデス・ベンツ・グループAGです。
ルセデス・ベンツは米国特許商標庁(USPTO)にメタバースおよびNFT関連の商標を5件出願しました。
「Mercedes Benz」「 Mercedes」「S-Class」「G-Class」「Maybach」の5つの出願は、今後のNFTコレクション、NFTと仮想車両部品のマーケットプレイス、および暗号通貨取引を可能にするための商標保護を確立するものです。
ルセデス・ベンツの「マイバッハ」モデルの商標出願の一つには、デジタルまたは実物の動物の毛皮、毛布、カーペット、敷物、マットを使った「クリプト・コレクタブル」の計画が記されています。
また、ルセデス・ベンツの「Sクラス」モデルについて、NFTコレクションを用いたアートワーク、テキスト、オーディオ、イメージ、またはビデオを含むオーディオ録音、ビデオ録音、イメージファイル、音楽、マルチメディアファイル を備えていると申請しています。
申請書によると、これらの「デジタルアートを用いた」または「コレクターアイテムを用いた」NFTは、メタバースプラットフォームに言及した「オンライン仮想世界での使用」だということです。
メルセデスは、ブロックチェーンの導入は今回が初めてではなく、すでにこの技術を用いて、サプライチェーンに沿う契約の統一的な文書化を実現するためのテストを行っています。
今年初め、メルセデスの子会社であるダイムラー・サウスイーストアジアは、ポリゴンをベースに構築したブロックチェーンベースのデータ共有プラットフォームを開発しました。このプラットフォームでは、保険情報や臨床試験などのデータを他の事業者と交換できます。
さらに、メルセデスのF1レーシングチームMercedes-AMG Petronasは暗号取引所FTXとパートナーシップを締結します。しかし、11月の連邦破産法11条適用申請後、スポンサーシップを停止し、レースカーからFTXのロゴを削除しました。
またMercedes-AMG PetronasとFTXは、マイアミGPのNFTsコレクターズラインをリリースし、今はなきFTX NFTマーケットプレイスでレースの限定チケットを無料で提供していました。
ランボルギーニのNFTに関しては「ランボルギーニがメタバース ワールドツアーをテーマとしたNFTを発表」で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
参照:Mercedes-Benz Hints at Metaverse, NFT Plans in Trademark Filing
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。