ゲーマーの34%が暗号に関心を示している事が判明
NFTニュース公開日 : 2022年07月17日 | [更新日] 2024年12月01日
NFTやブロックチェーンゲームをはじめとする暗号技術は、ゲーマーコミュニティから批判の対象とされることが多いですが、今回Globantが行った最新の調査によると、34%のゲーマーが実は暗号に興味を示していることがわかりました。
半数がメタバースでゲームが変わると回答
機関投資家向けソフトウェア開発会社であるGlobantは13日に公開したレポートの中で、暗号に興味を寄せるゲーマーが増えていることを示しました。
レポートによればゲーマーの34%がメタバースで暗号取引を行うことに興味があり、16%が過去にNFTを購入した経験があるとのことです。
また、メタバースにおけるプレイ・トゥ・アーンのコンセプト(P2E)もゲーマーに比較的好評で、回答者の40%が「メタバースの「遊ぶ」と「稼ぐ」の両方の側面をミックスして追求することに興味がある」と回答、「遊ぶ方のみに興味がある」は49%で「稼ぐ方に興味がある」は11%でした。
メタバースに関する調査では、ゲーマーの半数以上(52%)がメタバースがゲーム業界を変えると考えており、「41%の複数がメタバースは業界に良い影響を与えると考える」と回答しています。
暗号ブランドの認知度は今ひとつ
ゲーマーから暗号について前向きな回答が得られている一方で、ブロックチェーンネイティブなメタバースブランドの認知度はまだまだ低いようです。
メタバースブランドの認知度の調査では、最も認知されているのはMetaで73%、次いでFortniteの制作者Epic Gamesが27%、Robloxが21%、EthereumベースのThe Sandboxが15%、Pokemon Goの開発のNianticが10%との結果になっています。
暗号界隈で大注目されている「The Sandbox」でさえもゲーマー界隈での知名度はまだまだのようです。
ゲーマー界隈での悪評は払拭されているのか
これまで、ゲーム開発会社がNFTや暗号への取り組みを発表すると、一部のゲーマーコミュニティからは必ず批判の声があがるため、ゲーマーコミュニティは暗号を歓迎していないとの見方が一般的でした。
しかし、今回のGlobantの調査結果はそれを覆すもので、徐々にゲーマーコミュニティの暗号に対する懐疑的な目も弱まりつつあるのかもしれません。
ただ、その一方で最近行われたブラジルの国際ゲーム祭では、ゲーム開発者のMark Venturelli氏が “Why NFTs are a nightmare “と題したプレゼンテーションで、NFTに対する猛烈な批判を行いました。
ゲームと暗号の将来はどうなるのか、今後の動向も要注目です。
参考:34% of gamers want to use crypto in the Metaverse, despite the backlash
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。