Meta社が暗号決済ウォレット「Novi」の提供を停止へ
NFTニュース公開日 : 2022年07月06日 | [更新日] 2024年12月01日
Meta社は、同社が運営する暗号決済ウォレット「Novi」のツイッターアカウントにて、「Novi」のサービスを2022年9月1日をもって終了することを発表しました。
再開発の計画はあるが詳細未定
Withdraw your funds before the Novi pilot ends on September 1. For more information, visit the Novi Help Center: https://t.co/gvRBl4AdDt pic.twitter.com/WR0YLae5hX
— Novi (@novi) June 30, 2022
今回のサービス終了に関して、Coindeskに提供されたMetaからの声明によれば、デジタルウォレット技術を、その名を冠した「メタバース」開発を含む将来の製品に再利用する計画があるようです。
しかし、具体的な開発内容や、リリース時期は明らかにされておらず、詳細は未定のままとなっています。
Meta社の上級幹部は、メタバースがデジタル商取引の大きなチャンスになると話していますが、その開発期間は数十年単位に及ぶ可能性があるとも話しており、今回のデジタルウォレット技術が再び日の目を見るのは遠い未来となりそうです。
規制当局からの反発
NoviはステーブルコインやUSDPの個人間送金を手数料無料でできるウォレットサービスとして、米国とグアテマラで試験運用されており、昨年12月にはメッセージングアプリ「WhatsApp」との提携など広く展開していました。
しかし、規制当局からの反発や支援の枯渇により、プロジェクトの進行は難航しておりました。
このような厳しい状況の中で「Novi」はプロジェクトの停止に追い込まれたものとみられています。
Noviの公式ツイッターはサービスが停止する9月1日までに、ユーザーへ資金の引き上げを呼びかけています。
もし「Novi」に資金を預けている方がいれば、お忘れなきようご注意ください。
参考:Meta is pulling the plug on its crypto payments wallet, Novi
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